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トレンチコート


 
服の中では,コートが好きである。また膝下丈のコートが好みなので,フィールドコートもダッフルコートも膝下丈の長いものを着ているが,とりわけダブルのトレンチコートが好きである。トレンチコートは,もともとは戦場の塹壕(トレンチ)用に開発された軍服なので,ヘヴィ・デューティなのがいい。
 
トレンチコートを着て,ベルトでウエストをキュッと結ぶと,気分も引き締まる。またライフルの銃床を当てる胸のフラップ,手榴弾を留めるベルトのDリングなど,軍服としてのディテールが残っていることが,成り立ちを改めて認識させる。トレンチコートの本家である,イギリスのアクアスキュータムとバーバリーの綿のトレンチコートは,両方とも揃えている。
 
アクアスキュータムのトレンチコートは,ライナーなしのKingsgate(キングスゲート)と,ライナー付きのKingsbury(キングスベリー)がある。どちらも,アクア5という名の撥水生地を採用しており,綿の質は最高である。もっぱら街中で着るので,Kingsgateを愛用しているが,デザインは第2次大戦前のを持ち越していることがわかる。しかし,完成された定番のデザインなので,古さを感じさせにくい面があり違和感はない。また,街中でこれを着ている人は,一目でわかる。
 
バーバリーのトレンチコートは,アクアスキュータムのそれに比べ,デザインがモダンで流行をさりげなく取り入れているのが分かる。また縫製は価格の割に合わないほど手間がかかっており,生地の裏側を見てみると驚くほどである。
 
話はそれるが,ドライクリーニングでロイヤル仕上げで出したら,本体は新品同様に白くなり,ベルトがそのままで色が合わなくなったことがある。クリーニング店にベルトも色が合うようにクレームを付けて出したが,色はそのままであった。それからは通常の仕上げで出すようにしている。また,多少くたくたになって色あせた方が風格がでるので,その点でも無理に新しくするような加工は避けた方がいいかもしれない。
 

 
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