HOME > メニュー >人の相談にのるということ
仕事柄,人の相談にのることがある。相談内容は明かすことができないが,業務上の方針に関するものから人生相談まで,多岐にわたっている。私が相談を受けている最中は,他人の人生を自分が左右しているという想いが,いつも心につきまとっている。自分がコンサルトすることで,相談を受けた方が良い方向に進む可能性もあれば,そうではない方向に行く可能性もある,その重大さを感じているということである。 人の相談にのるということ
相談内容が同じでも,人によって最適な解決方法は異なる。例えば社交的な人と内向的な人では,同じ悩み事でも解決方法が違う。相談者にとって無理のない範囲で実行できる解決方法を提示するとなると,その人の性格とそれに合わせたアドバイスの組み合わせについて,経験を積む必要がある。
また相談というよりは指導になると,性格以外に気質を把握することも必要となる。例えば全力が出せる状態というのは,人によって異なる。背水の陣を敷いたように追い込んだ状態で普段以上のパワーが出る人もいれば,肩の力を抜いてリラックスした状態で実力が発揮できる人もいる。そのような気質の違いを把握して,その人が最も能力を発揮できる状態に指導することが必要である。
また人生相談に類する内容になると,その人の人生のパターンを知ることも必要になる。何をやってもうまくいかない時期,逆に波に乗った時期,あるいは今の努力が将来芽を結ぶ時期,といったそれぞれの時期のどこにいるのかで,アドバイスする方向が異なる。私は占い師ではないので,人の運勢というものは分からない。しかし話を聞いていくうちに,どのような時期にいるのかを推測することは,ある程度ならできる。それにより,今はおとなしくすべきか,あるいは打ってでるべきか,このアドバイスが最も高度なものとなる。
それとは別に,私が相談中にヒントになる話を出したら,相談者自身が答えを見つけてアドバイスする前に解決した,というケースもある。そのため私は,アドバイスとともに,相談者にとってヒントや参考になる話を,必要に応じて出すようにしている。
謝礼をいただくこともあるので,コンサルタントは本業ではないにしても,仕事の一部となっている。人にアドバイスをするためには,その人をより深く知ることと,常日頃から経験を広げていくことが必要であると思う。
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