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クールビズに思う2014

 
ハーフワンピースカラーのシャツ 全景
 
 
「クールビズに思う」というタイトルで,クールビズ(COOLBIZ)にまつわる記事を書いてきた。今は「クールビズ=ノーネクタイ」が日本の社会的常識となったように感じる。公務員はもとより,銀行マンでもネクタイなしが常識となっている。
 
ネクタイなしのシャツ姿の場合,シャツの襟が立っていないと,ややみっともない。ではネクタイなしで,シャツの襟が立つようにするにはどうすればよいか,を今回のテーマとする。
 
□シャツの襟を立てる方法
いくつかの方法がある。
(1) ボタンダウンシャツにする
襟先をボタンで固定するため,必然的に襟が立つ。アメリカントラディッショナルな装いになる。
 
(2) スナップダウンのシャツにする
襟先の裏側をホックで固定する。ぱっと見は自然に襟が立っているように見えるが,体が動いていると,襟先が固定されていることがわかる。
 
(3) デュエボットーニのシャツにする
デュエボットーニとは2つボタンの意味で,シャツの襟の部分にある第一ボタンが,2つあるシャツである。ボタンが上下に並んでいることから,襟が高い。この襟の高さで,シャツの襟を立てるものである。
 
(4) 襟型がワンピースカラーのシャツにする
ワンピースカラーは,イタリアンカラーともいう。衿と前立ての裏部分が1枚の生地でつながっている,つまり一枚仕立てになっている。衿から第1ボタンにかけて立体感のあるロールが出るようになっているのが特徴。ただしワンピースカラーはカジュアルなシャツ向けで,ビジネス用のシャツではあまり見かけない。
 
(5) 襟型がハーフワンピースカラーのシャツにする
これは(4)の派生ともいえ,襟と台衿だけが一枚仕立てになっている。ワンピースカラーと同様に,衿から第1ボタンにかけて立体感のあるロールが出て,しかもビジネス用のシャツのオーダーで指定できる。
 
下の画像は今回作った,ハーフワンピースカラーのシャツの内側である。襟の内側から前立て(ボタンを留める部分の折り返し)の上半分まで,1枚の生地が使われている。ハーフの定義通り,襟の外側とは縫い合わせている。なおシャツの見本帳には,前立ては専用前立てになると書いてあった。
 
ハーフワンピースカラーのシャツ 内側
 
□ハーフワンピースの襟は小さめ
襟の立て方について,ハリウッド映画で目に留まったシーンがある。「ミッションインポッシブル4」で,主人公のトム・クルーズが共演のジェレミー・レナーと,ドバイのブルジュ・ハリファ内のホテルの部屋を訪れるシーンである。トム・クルーズはブルーの光沢があるスーツに白いシャツでネクタイなしであり,ジェレミー・レナーがネクタイを締めたスーツ姿で対比をなしている。トム・クルーズのシャツの襟がきれいに立っており,ボタンダウンではなく,ホックが見えないためスナップダウンでもなく,デュエボットーニでもない。消去法で,ワンピースカラーかハーフワンピースカラーのようである。
 
スタイリストや衣装提供元のセンスもあるが,この襟を立たせ方がお手本であるように思えた。シャツのオーダーでは,これまで襟型はセミワイドを指定してきた。デュエボットーニのシャツも2着作ったので,今回はハーフワンピースカラーでオーダーしてみた。上の画像も,作ったシャツの内側である。
 
出来上がったシャツを着用してみた。確かにロールを描いてきれいに襟が立つ。そして第1ボタンを留めると,セミワイドではなくワイドの襟型になる。映画では,トムクルーズは襟の立ち方を強調するように,第2ボタンをはずしていた。ハーフワンピースカラーなら,確かに第2ボタンをはずした方が見映えがするが,来客応対時にはマナーとして,第2ボタンをかけることになる。
 
ハーフワンピースカラーのシャツ 襟の立ち方
 
 
 

 
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