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スーツの着こなしに見る自民党総裁選

 
生活に困らない人は,自分の好きな服を揃えることができるので,その人の趣味や性格が服装にストレートに現れる。連日報道されている,自民党総裁選での立候補者もそうである。私は自民党員ではないが,立候補者のスーツの着こなしから伺える,その人の趣味や性格を書いていこう。候補者の掲載順序は,立候補の届け出順である。
 
□福田康夫氏
シルバーが入った,浅いグレーのスーツが多い。赤色の服を着ると闘争的な気分になると言われるように,スーツの色合いが精神状態に与える影響はあるようだ。福田氏の場合,精神の集中状態を高める色合い,言い換えれば見ていて神経が研ぎ澄まされるような色合いを選んでいるように思われる。それはどのスーツもそうで,福田氏の誂えでの徹底ぶりが窺える。
 
ネクタイの柄だが,私が特に印象に残っているのは,X字状にクロスした線が並んでいるものである。線で区切られた部分は菱形となるが,これは隅々まで神経を行き届かせたり,全体を漏れなくまとめようとする気質の人が好む柄である。仕事では隅々まで,かつ細かいところにも配慮したり指示して進める人だろう。また人付き合いも,人は人,自分は自分と明確に線を引くが,それだけに好き嫌いなく幅広いだろうし,周囲から見ると意外に思えるような人との交流があるだろう。
 
□麻生太郎氏
祖父の吉田茂氏は,白州次郎氏とともに戦後の日本を立て直した人物であり,なおかつ英国趣味の人として知られている。この文章を書くに当たって英国趣味の定義を調べてみたが,はっきりしなかった。それはともかく,麻生氏も英国趣味だそうである。
 
私は濃紺かチャコールグレーで,なおかつ無地のスーツを好んで着ているが,麻生氏も紺とグレーの無地のスーツしか着ないそうである。では私が麻生氏と趣味が同じかというとそうではない面もあり,私が黒に近い落ち着いた色合いを好むのに対し,麻生氏は明るい色合いのスーツが多い。それはともかく,明るい青色から麻生氏は精神的に若々しく,陽気な面があることが窺える。また紺とグレーの無地のスーツばかりを愛用することから,自分のスタイルを確立しており,頑固なまでに言うことや実行することにブレがなく,なおかつ責任感もあって面倒見のよいところもある人柄が窺える。
 
ネクタイの柄だが,遊び心のあるものも見かける。世間ではチョイ悪オヤジというイメージで取り上げようとしているマスコミもあるが,実際は反対の面が多いだろう。
 

 
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