第10回J検2級 コンピュータシステム問題1


問題1 次の情報化社会の課題に関する記述中の[  ]に入れるべき最も適切な字句を解答群から選べ。
 
 データを,磁気的,電気的,あるいは光学的に複製しようとしたとき,アナログデータはノイズを含んで再生・保存するため,データの劣化がおこる。ディジタルデータも同様に,ノイズによるデータの劣化がおこるが,データは,0または1の組合せであり,ノイズがしきい値*1を超える値でなければ,劣化はおきない。このことからディジタルデータは,複製によるデータ劣化がおこりにくく,無限の複製が可能といわれている。複製はさまざまな理由で行われるが,正当な権利として認められる複製と,不正な複製となる場合があり[ (1) ]の場合は不正な複製となる。
*1 しきい値とは,ある状態を決める,境界値のことである。
 
(1)の解答群
ア.企業で10本のパケージを購入し,1本のみ開封し10台にインストールした。
<作者注:原文が「パッケージ」ではなく「パケージ」と記載>
イ.ライセンス契約で10本のソフトを購入し,10台にインストールした。
ウ.バックアップ用に複製したものを使用していたが,複製したものが破損したので,再度,複製して使用した。
 
 ソフトウェアは,知的財産権または無体財産権と呼ばれる知的所有権として保護され,大きく分けて,2つに分類される(図参照)。ひとつは,発明や考案(アイデア)を保護する[ (2) ]であり,[ (3) ]に登録しなければ権利が発生しない。もうひとつは,登録せずとも,創作した時点で権利が発生する[ (4) ]である。[ (4) ]はもともと,文学書や学術書などの自然言語による創作物を保護する目的で作られたものであるが,コンピュータプログラムも[ (5) ]などを除き保護される。

(2),(4)の解答群
ア.氏名表示権    イ.出版権      ウ.著作権
エ.公表権      オ.工業所有権
 
 
(3)の解答群
ア.法務省    イ.文部省  ウ.通商産業省  エ.特許庁
オ.科学技術庁  カ.従業員  キ.法人
 
(5)の解答群
ア.データベースソフト   イ.プログラム言語
ウ.ワープロソフト     エ.オーサリングソフト
オ.コンパイラソフト
 
 また,特許権の保護期限は,出願公告の日から15年であるが,著作財産権の保護期限は,著作者の死後[ (6) ]である。
 
(6)の解答群
ア.10年  イ.15年  ウ.20年
エ.30年  オ.40年  カ.50年
 
 法人でコンピュータプログラムの開発業務に従事していた従業員が退職するとき,自分が作成したプログラムを故意に消去してしまった。業務上作成したコンピュータプログラムの権利に関して,金銭的利益を含まない著作者人格権は[ (7) ]のものであるが,コンピュータプログラムを販売するため複製したりする金銭的利益,財産的利益を含む著作者財産権は[ (8) ]のものであり,自分で作成したプログラムであるからといって消去してしまうのは違法である。
 
(7),(8)の解答群
ア.法務省    イ.文部省  ウ.通商産業省  エ.特許庁
オ.科学技術庁  カ.従業員  キ.法人
 
 

 
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