第11回J検2級 コンピュータシステム問題1


問題1 次のデータ表現に関する記述中の[  ]に入れるべき適切な字句または数値を解答群から選べ。
 
 コンピュータで使用される文字データや数字データは情報交換用符号と呼び,1文字を8ビット(漢字の場合は16ビット)で表し,ASCII,JIS,JIS漢字,シフトJIS,EUC,EBCDICなどがある。
 整数は8ビット,16ビット,32ビットをひとつの単位とした固定小数点形式で扱われる。8ビットの2進数で表せる値は符号なしの場合,10進数の0〜255,符号付きの場合,2の補数表現を用いて10進数の−128〜127である。整数の10進数123を2進数で表したとき,[ (1) ]となり,−24を2進数で表すと[ (2) ]となる。
 ここで最下位ビットを見ると,最下位ビットが0のとき[ (3) ],1のとき[ (4) ]を表していることがわかる。
 実数は,浮動小数点形式で扱われることが多い。浮動小数点の表現にはいくつかの形式があるが,ここではIEEE(米国電気電子技術者協会)754規格の32ビット2進浮動小数点形式に従う(図1参照)。
 

 
 この形式で数値は,(−1)S×(2E-127)×(1.F)と表される。いま,この形式で10進数−62.5を,次の(1)〜(6)の手順で考える。
(1) 負数なのでS(符号部)の値は1
(2) 数値を2進数で表すと111110.1
(3) 111110.1を2E-127×1.Fの形になるように,仮数部と指数部を調整し,[ (5) ]を行うと25×1.111101となる。
(4) (3)で得られたF(小数点以下)の部分[ (6) ]を仮数部に登録する。下位の余った桁には0を入れる。
(5) (3)で得られた指数は5なので,E(指数にバイアス値127を加えた値)は132である。この値を2進化すると,10000100となる。これを指数部に登録する。
(6) 以上より−62.5は,図2のように表現できる。
 

 
 しかし,10進実数を2進数に変換すると,2進無限小数になり仮数部に収まらない場合や,正規化を行っても小数部が仮数部(上記では23ビット幅)の大きさを超えることがある。このとき実数は,仮数部の最下位桁ま でしか表現できないので,数学的に正確な値にはならず近似値(正確な値に近い値)となる。数学的に正確な値と近似値との差を一般に[ (7) ]という。また,前述のように,仮数部の大きさに収まらないことによる[ (7) ]を[ (8) ]という。
 
(1),(2)の解答群
ア.01111011  イ.10000101 ウ.11101000  エ.11100111
 
 
(3),(4)の解答群
ア.奇数  イ.偶数  ウ.虚数  エ.自然数
 
 
(5),(7),(8)の解答群
ア.精度  イ.単精度  ウ.倍精度
エ.誤差  オ.正規化  カ.丸め誤差
キ.桁落ち ク.オーバーフロー  ケ.アンダーフロー
 
 
 
(6)の解答群
ア.111000  イ.111001  ウ.111100  エ.111101
オ.111111
 

 
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