メインメニュー > 第13回メニュー > 問題と解説 第13回J検準2級 コミュニケーション技法 問題3 問題3 次の職場内コミュニケーションに関する説明文を読んで,各問に答えよ。 1920年代後半,ハーバード大学のメイヨーらによって行われた「ホーソン工場」における実験研究で,工場内には,会社という組織上の職制と権限の配分による集団(公式集団),すなわち,フォーマルな組織の中に,同僚間の感情や情緒を母胎にしたインフォーマルな組織の存在が確認された。 同僚間の行動を心理的に支配する規範や申し合わせが,フォーマルな組織の効率に大きな影響を与えていたのである。ここに,従来からの「働く人間を,機械の部品のように単なる労働力という機能的存在と考え,勤労意欲は基準作業量の達成度による金銭的利益により誘導できるという経済合理性に支配された存在」という側面だけでなく,「働く動機は,満足感や安定感という人間的欲求の充足であり,働く人間は,感情的・心理的要因を持っているという考え方」が見いだされたのである。 ビジネスに関わる場面では,人とのコミュニケーションに費やす時間が多くを占めている。職場内では,公式集団によるコミュニケーションがあると同時に,「ホーソン工場」における実験研究で明らかになったように,職場内での非公式集団(仲間的組織)によるコミュニケーションも存在している。これは,先輩や同僚とのチームワークを必要とする職場内で自然発生的に生ずるものである。前者をフォーマルコミュニケーションといい,後者をインフォーマルコミュニケーションという。 「人間は感情の動物である」とよく言われているように,先輩や同僚とのチームワークを必要とする小集団の職場では,感情が人間の行動を支配することが多い。一体感や感情の共有が必要とされる状況は数多くあり,業務の成果を左右する。困難な業務を命ぜられたときなど,平素の人間関係やインフォーマルコミュニケーションがものをいうことが多い。 (1) 「フォーマルコミュニケーション」の一つの例に,「ほうれんそう」と呼ばれているものがある。この「ほうれんそう」に該当しないものは,次のうちどれか。 ア .係長へ本日の行動予定メモの提出 イ .発生したクレームについて,課長への報告書提出 ウ .得意先へのアポイントメントの申し込み エ .出張先から上司へ契約件数と金額についての電子メール送信 オ .納入するプログラム仕様について所長と相談 カ .契約上のトラブルについて,部長の指示を受けるための電話 (1)の正解 (2) 次の「ホーソン工場」の実験についての説明文で,正しくないものはどれか。 ア .この実験では,非公式集団では,いろいろの暗黙のルールが成立していることがわかった。 イ .この実験成果から,「人間関係論」が芽生え,成立してきた。 ウ .この実験では,職場の構成員の感情の論理が明らかになった。 エ .この実験では,従業員は賃金や報酬の多寡によって,勤労意欲が左右されることが実証された。 オ .この実験では,「働く人間は,市民であったり,子どもの親であったりする」という人間性を重視することが大切であることが明らかになった。 (2)の正解 (3) 次のうち,インフォーマルコミュニケーションに該当するものはどれか。 ア .定例営業会議への出席 イ .得意先の新社屋完成披露パーティへの出席 ウ .得意先への暑中見舞い葉書の作成 エ .新規取引先との納入価格の交渉 オ .故障した機械の修理について督促の電話 カ .既往のクライアントへの新製品のプレゼンテーション キ 同僚のホームページの掲示板への書き込み ク アプリケーションについてのインストラクション (3)の正解 (4) 次のうち,職場の公式集団に該当しないものはどれか。 ア.総務部 イ.庶務二課 ウ.網走営業所 エ.広報部 オ.囲碁部 カ.営業支援課 キ.特殊業務隊 ク.自衛消防隊 (4)の正解 (5) 職場内でのコミュニケーションについて,心がけるべきこととして,適切でないものはどれか。 ア .上司と部下の関係は公式集団なので,上司への敬語は欠かせない。 イ .仕事仲間としての同僚は非公式集団と考え,敬語を使うことは避ける。 ウ .映画「釣りバカ日誌」の「スーさん」と「ハマちゃん」との関係のように,インフォーマルコミュニケーションにも,敬語が必要な場合がある。 エ .職場内のゴルフ同好会の定例コンペには,努めて参加するようにしている。 オ .終業後に同僚から「相談に乗ってほしい。」といわれたので,職場外で出会うことにした。 (5)の正解 メニューに戻る Certain right called neighbouring on copyright kimura-kouichi