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第17回J検準2級 コミュニケーション 問題5


問題5 聞き手を説得し,その態度を変化させるためのプレゼンテーションの場などでは,わかりやすく,印象に残るグラフの使用が望ましい。次のグラフ作成に関する説明を読んで,問に答えよ。
 
 収集したデータや分析した結果が数値だけで示されていると,なじみにくかったり,見にくかったりする。それらをより見やすく,わかりやすくする手法として,グラフ表現がある。グラフは数値を視覚的に表現でき,相手に数値の持つ意味を直感的に理解させることができる。
 グラフには,さまざまな種類があるが,数値データの意味する内容をグラフ化し,それによって何を表現しようとするのかによって,グラフの種類を選ぶべきである。
 一般のビジネスでの利用を考えれば,グラフを使用する主な目的は「数量の比較」,「数量の推移」,「構成要素の比率」の三つである。この三つの目的に応じたグラフとしては,「数量の比較」には[ (a) ],「数量の推移」には[ (b) ],「構成要素の比率」には[ (c) ]が適している。あまり複雑なグラフはわかりにくく,よく知られたこれらのグラフで表現したほうが理解しやすい。
 わかりやすいグラフ表現のポイントは,集めた数値を,どういう観点から読み取り,どう視覚化するか,ということにある。たとえば,(d)2年間の商品別の年間売上高を比較し,「ある商品だけ,売上が下がった」ことを伝えたい場合,作成するグラフで重要なのは,売上高の「値」ではなく,売上高の「変化」の表示である。したがって,売上高を示した[ (e) ]よりも,2年間の売上高の差を[ (f) ]にしたほうがわかりやすい。そのためには,グラフを作成する前に,目的に合わせてデータを[ (g) ]しなければならない。
 目的に合わせてグラフを選択すると,次に「相手に何を理解してもらいたいのか」を考えて,グラフのタイトルを決める。タイトルは,一般的な表題ではなく,具体的な表現にするほうがわかりやすい。
 グラフ作成ソフトの進歩とともに,作成できるグラフの種類は増え,目立ったグラフも簡単な操作でできるようになった。しかし,目立つ表現は,相手の目を引くという点では効果があるが,一方で弊害もある。見た目が優先されすぎて,グラフがわかりにくく,目的をあいまいにすることがある。
 グラフは,目盛りの取り方によって見た目の印象が変わる。そのため,グラフを作るときには,伝えたい内容と与える印象を一致させる必要があり,もしも一致していなければ,目盛りを調整してグラフの形を修正し,伝えたい内容に合わせることが大切である。
 
(1) 文中の(a),(b),(c)に入れるべき字句の組み合わせとして,最も適切なものを解答群から選べ。
 
(1)の解答群
ア.(a)円グラフ,(b)折れ線グラフ,(c)棒グラフ
イ.(a)円グラフ,(b)棒グラフ,(c)折れ線グラフ
ウ.(a)棒グラフ,(b)円グラフ,(c)折れ線グラフ
エ.(a)棒グラフ,(b)折れ線グラフ,(c)円グラフ
オ.(a)折れ線グラフ,(b)棒グラフ,(c)円グラフ
 
(2) 文中の(e),(f)に入れるべき字句の組み合わせとして,最も適切なものを解答群から選べ。
 
(2)の解答群
ア.(e)複合棒グラフ,(f)折れ線グラフ
イ.(e)複合棒グラフ,(f)棒グラフ
ウ.(e)折れ線グラフ,(f)棒グラフ
エ.(e)棒グラフ,(f)折れ線グラフ
オ.(e)棒グラフ,(f)複合棒グラフ
 
(3) 文中の[ (g) ]に入れるべき字句として,最も適切なものを解答群から選べ。
 
(3)の解答群
ア.修正   イ.訂正   ウ.加工   エ.改定
 
(4) 下線部(d)のような場合のタイトルとして,最も適切なものを解答群から選べ。
 
(4)の解答群
ア.2年間の商品別売上高比較
イ.2年間の商品別売上高
ウ.商品別の売上高変化
エ.商品Aだけが伸び悩む
 
(5) 相手に印象づけるために,次のようにグラフを表現した。効果的な表現として,最も適切なものを解答群から選べ。
 
(5)の解答群
ア. 三次元グラフを多用し,グラフを立体的に浮き出させた。
イ. グラフに赤,黄,緑,青といった鮮やかな原色を順に使った。
ウ. 重要な部分だけに網掛けや色を使い,残りの部分はグレーや無地にした。
エ. いろいろな要素を比較させるために,それぞれに網掛けをした。
 
(6) 伝えたい内容を鮮明にするために,グラフに吹き出しをつけることがある。吹き出しの使用と関連して,最も不適切なものを解答群から選べ。
 
(6)の解答群
ア. 吹き出しには目立つように,影をつけ,枠線を太くした。
イ. 吹き出しは図形描画機能や画像素材集のものを使い,大きさや形を修正した。
ウ. 数値が読めなくなるのを避けて,吹き出しをグラフに描いた。
エ. グラフを立体化して,吹き出しよりも目立たせた。
 
(7) グラフでは,縦横の目盛りの取り方によって,見た人の受け取り方が大きく異なる。大きな変化を印象づけることを目的として,折れ線グラフを作成するとき,目盛りの取り方として,最も適切なものを解答群から選べ。
 
(7)の解答群
ア. 横軸の目盛り幅を小さく,縦軸の目盛り幅を大きくとる。
イ. 横軸の目盛り幅を大きく,縦軸の目盛り幅を小さくとる。
ウ. 横軸をそのままで,縦軸の目盛り幅を大きくとる。
エ. 横軸をそのままで,縦軸の目盛り幅を小さくとる。
オ. 横軸と縦軸の目盛り幅を同程度に大きくとる。
 
(8) 円とドルの為替変動を示すグラフとして,折れ線グラフがよく使われる。2000年初めから2001年末までの2年間で,円が一番高かったのは2000年1月初めの103円/ドルで,一番安かったのは2001年12月末の132円/ドルであった。「2001年の為替の変動」を示す場合,縦軸の目盛りの取り方として,最も適切なものを解答群から選べ。
 
(8)の解答群
ア. 目盛りを,0円から360円までにした。
イ. 目盛りを,0円から150円までにした。
ウ. 目盛りを,100円から150円までにした。
エ. 目盛りを,100円から360円までにした。
 

 
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