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第22回J検準2級 情報リテラシー応用 問題3


問題3 次のネットワークに関する会話を読んで[  ]に入れるべき,最も適切な字句を解答群から選べ。
 
 J社では人事異動があり,今まで使用していたノートパソコンを持ってO子がM氏のいる部署に転属してきた。以下はO子とM氏の会話である。
 
O子: 本日,転属してきました。よろしくお願いいたします。
M氏: まず,ノートパソコンをこの部署の使用環境に設定しなくてはいけないね。今日はその設定を行おう。これが無線LANカードだよ。
O子: この部署では,ノートパソコンは無線LANで使用しているんですか。箱にIEEE802.11何とかって書いてありますけど。
M氏: そうそう。a,b,gなどの規格があって通信速度や電波が飛ぶ距離,使われている周波数帯が違うんだ。この部署は,IEEE802.11bを使っているよ。また,無線LANは電波を使用しているから,いたる所に電波が飛ぶんだ。気を付けないと傍受されてしまうんだ。だから傍受されないように設定をしなくちゃいけないんだよ。
O子: 具体的にはどうすればいいんですか?
M氏: 無線LANカードの認識以外に,3つの設定をするよ。SSID(Service Set Identifier)とWEP(Wired Equivalent Privacy)とアクセスポイントにMACアドレスの登録をするよ。ただ,MACアドレスの登録は僕がやるからね。
O子: ところで,SSIDって何ですか?
M氏: 無線LANのネットワーク名のようなもので,この設定が同じものどうししか通信できないんだよ。
O子: じゃあ,WEPって何ですか?
M氏: それは,[ (1) ]。これも通信するものどうし,同じものを設定しなければいけないんだよ。
O子: MACアドレスですけど,私のOSはWindowsですが…。
M氏: えっ!?MACアドレスとは,ネットワーク機器の固有のアドレスで,48ビットで表されているんだ。君のだとカードの裏面(図1)に書いてある[ (2) ]の番号だね。このアドレスは,機器ごとに違っていて重複したものは存在しないから,これを登録するとその機器でしか通信できなくなるんだ。
じゃまず,これらの設定をする前に,無線LANカードを使えるようにしなくちゃね。
 
図1 無線LANカード裏面
 
O子: まず,このカードを入れて認識させればいいんですね。必要な[ (3) ]はどこにありますか。
M氏: このCD−ROMに入っている[ (3) ]をインストールして。
MACアドレスの登録はしておくから。
・・・
O子: 認識はしたみたいなのですが,ネットワークにつながらないんですけど。
M氏: SSIDとWEPの設定はしたかな?
O子: しました。
M氏: じゃあ次にIPアドレスを調べてみよう。IPアドレスは自動的に,[ (4) ]サーバより割り当てられるようにしているけど,IPアドレスは取得できているかな。
O子: 確認してみます…。
IPアドレスを自動取得するようにしたらつながりました。ブラウザでWebページは見られます。
M氏: ここにLANの配線の略図(図2)があるんだけど,君のノートパソコン(NPC01)からプリンタは認識できたかな?
O子: PR01は認識しているんですが,PR02は認識していません。
M氏: じゃあ一緒に配線の確認をしてくれるかい。
 
図2 LANの配線略図
 
O子: はい。
M氏: ノートパソコン(NPC01)から,PR02が認識できていないんだから,[ (5) ]のケーブルを確認してくれるかな。
O子: やはり抜けてました。今,認識できました。
M氏: これでひとまず完了かな。でも,僕のデスクトップ用のLANケーブルを挿すところがないな。LANケーブルは,会社の主線用が1本,デスクトップ用が10本,無線LANのアクセスポイント用が1本,部署サーバ用が2本,プリンタ用として2本,カスケード用が必要だから,8ポートのHUBは最低[ (6) ]台必要だったね。
O子: ところで,PR02は直接LANケーブルが接続されているのにPR01はコンピュータに接続されていますけど,どう違うんですか。
M氏: PR01には,IEEE1284インタフェースしかないから,[ (7) ]となるコンピュータを通して接続しているんだ。PR02は,[ (7) ]を内蔵しているからネットワークに直接接続できるんだよ。じゃそろそろ仕事を始めようか。
 
(1)の解答群
ア.インターネットへ接続するためのパスワードのことだよ
イ.ネットワークへ接続するためのユーザIDのことだよ
ウ.無線LANで暗号化するための機能のことだよ
エ.無線LANのアクセスポイントの名称のことだよ
 
(2)の解答群
ア.〔1〕    イ.〔2〕    ウ.〔3〕    エ.〔4〕
 
(3)の解答群
ア.シーケンスソフト イ.パターンファイル
ウ.デバイスドライバ エ.オンラインマニュアル
オ.ウイルス対策ソフト  
 
(4)の解答群
ア.DHCP   イ.DNS   ウ.FTP   エ.proxy   オ.WWW
 
(5)の解答群
ア.〔1〕と〔2〕   イ.〔2〕と〔3〕   ウ.〔3〕と〔4〕   エ.〔4〕と〔5〕
 
(6)の解答群
ア.2    イ.3    ウ.4    エ.5
 
(7)の解答群
ア.プリントサーバ イ.スプーラ ウ.キャッシュ
エ.プリンタバッファ オ.ファイアウォール  
 

解説
 
(1)  WEPは,共通かぎ暗号方式を採用した暗号化通信機能です。通信する機器に全て同じかぎを設定することで,それで暗号化して送信され,また受信したデータはそれで復号されます。WEPでは,かぎを含んだ64ビットのデータか,128ビットのデータのいずれかを設定します。
(2)  MACはMedia Access Controlの略で,ネットワーク機器に製造時に設定された48ビットのアドレスです。前半24ビットがメーカごとに割り当てられたアドレスで,後半24ビットが機器ごとに割り当てたアドレスです。
(3)  プリンタやイメージスキャナなどの周辺機器は,製品ごとに専用の制御ソフトが必要です。それがデバイスドライバであり,それをインストールすることでその機器を使えます。なおハードディスク用など共通して使われるデバイスドライバは,あらかじめOSに入っています。
(4)  DHCPはDynamic Host Configuration Protocolの略で,クライアントとなるコンピュータに,各種のネットワーク設定情報をDHCPサーバより送り,自動で設定するプロトコルです。クライアントのIPアドレスの他に,ゲートウェイサーバ(外部のネットワークに出るためのサーバ)やDNSサーバ(ドメイン名とIPアドレスとを相互に変換するためのサーバ)のIPアドレスやサブネットマスクなども設定されます。
(5)  NPC01とPR02との経路となるケーブルを確認します。NPC01とPR01間はPR01を認識していることから,AP(アクセスポイント)とHUB01間は問題ないことが分かります。NPC01とAP間は無線であることから,HUB01とHUB02間,そしてHUB02とPR02間のケーブルを確認します。
(6)  1番目のハブの8つのポートに,会社の主線で1ポート,無線LANのアクセスポイントで1ポート,部署サーバで2ポート,プリンタで2ポートを接続すると,空いているのは残り2ポートです。そのうち1ポートを2番目のハブとのカスケード接続用に使うので,デスクトップ用は10ポートのうち1ポートが接続できます。デスクトップ用の残り9ポートは2番目のハブに接続しますが,8つのポートのうち1ポートを1番目のハブとの接続に用います。残りは7ポートですが,全部は接続できませんので,3番目のハブとの接続に1ポート用い,残り6ポートにデスクトップ用を接続します。3番目のハブでは,2番目のハブとの接続で1ポート,デスクトップの残り3ポートを接続し,4ポートの空きを残して全て接続できます。
(7)  プリンタをネットワークに接続する機器を,プリントサーバといいます。プリンタを接続するコンピュータがプリントサーバの役割を果たす場合もあれば,専用のネットワーク機器もあります。PR02は後者を内蔵しており,PR01は前者の構成で接続します。
 

 
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