第10回J検2級 コンピュータシステム 問題5


問題5 次の関係データベースに関する記述中の[   ]に入れるべき適切な字句を解答群から選べ。
 
 データの正規化の目的は,データの冗長性を排除して,データの一貫性と整合性を図ったデータモデルを作ることである。システムを構築するとき,業務/機能に関する要件の分析結果をもとにして,これをERモデルに展開し,データベースの論理設計を行う。
 ERモデルは,1976年にPeter Chen*1が発表したデータモデルである。ERモデルでは,実世界の領域で,管理対象となるものを[ (1) ]としてとらえる。
 
(1)の解答群
ア.インスタンス イ.アトリビュート(属性)
ウ.エンティティ(実体) エ.リレーションシップ(関係)
オ.オカレンス  
 
[ (1) ]が持っている特性を[ (2) ]という。
 
(2)の解答群
ア.インスタンス      イ.アトリビュート(属性)
ウ.エンティティ(実体)   エ.リレーションシップ(関係)
オ.オカレンス
 
また,[ (3) ]とは,ある[ (1) ]と他の[ (1) ]との関連をいう。このERモデル(図1参照)をER図で表現することになる。
 

 
(3)の解答群
ア.インスタンス      イ.アトリビュート(属性)
ウ.エンティティ(実体)   エ.リレーションシップ(関係)
オ.オカレンス
 
*1Chen,P.P.(1976),The Entity-Relationship Model;Towards a United View of Data,ACM TODS,Vo1.1.1,No.1,March
 
 データモデルを考える場合には,データの正規化が重要になってくる。データの正規化は五段階まであるが,実務的には第三正規化まででよいといわれている。
 第一正規化では,データを固定部分と反復する部分に分割する。第二正規化では,[ (4) ]の一部にのみ従属するデータ項目を分割する。
 
(4)の解答群
ア.代替キー イ.外部(参照)キー
ウ.連結(複合)キー エ.主キー
 
[ (4) ]は,いくつかのデータ項目の組合せからなるキー項目である。第三正規化では,キー項目以外のデータ項目に関数従属している項目を分割する。
 ここで,受注伝票(図2参照)をもとに第三正規化まで行い,4つのテーブル(図3参照)を作成した。顧客は,1回の発注で複数の商品を注文でき,顧客の1回の注文に対して1枚の受注伝票が作られるものとする。
 

 
受注テーブル
受注番号 受注年月日 [ (5) ]
 
(5)の解答群
ア.受注番号 イ.商品番号 ウ.商品名
エ.単位 オ.単価 カ.数量
キ.金額 ク.顧客番号 ケ.顧客名
コ.合計    
 
受注明細テーブル
[ (6) ] 商品番号 数量 金額
 
(6)の解答群
ア.受注番号 イ.商品番号 ウ.商品名
エ.単位 オ.単価 カ.数量
キ.金額 ク.顧客番号 ケ.顧客名
コ.合計    
 
顧客テーブル
顧客番号 顧客名 住所
 
商品テーブル
商品番号 商品名 [ (7) ] 単価
 
(7)の解答群
ア.受注番号 イ.商品番号 ウ.商品名
エ.単位 オ.単価 カ.数量
キ.金額 ク.顧客番号 ケ.顧客名
コ.合計    
 
 受注テーブルの項目である[ (5) ]は,[ (8) ]でもある。[ (8) ]は,関連する相手のテーブルのキー項目と同じ値を自分のレコードの一部に持ち,互いに一致しているとき,データの整合性があるという。
 
(8)の解答群
ア.代替キー イ.外部(参照)キー
ウ.連結(複合)キー エ.主キー
 
 受注明細テーブルの項目である[ (6) ]は,商品番号とともに[ (4) ]を構成する。商品テーブルの項目である[ (7) ]は,キー項目である商品番号に関数従属している。
 

 
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