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かけてもテレビにならないテレビ電話(PART1・PART2)

 
PART1
 
これまで数回,テレビ電話対応の携帯を持っている相手に,テレビ電話をかけたことがある。しかし,今のところ相手の顔を見て通話できたことがない。相手が音声だけの通話に切り替えて出たり,キャラ電(自分の顔の代わりに,アニメのキャラクターを表示させる機能)で応対するかのどちらかである。これは私の周りだけの現象なのかもしれないが,原因を考えてみると,
 
(1) 相手の顔を見ながら通話するスタイルに慣れていないので,つい音声のみの通話にしたりキャラ電にする。
 
ではないかと思っている。喫茶店で通りに面した屋外のテラスに座ると,道を歩く人からの視線で落ち着かないという方が結構おられる。私たちが話をするときには,普段から相手の顔を見て話すが,ディスプレイごしに相手を見たり見られたりというのは,テラスで座っているのと同じような違和感があるのかもしれない。
 
これについて,自分としての結論は出ていないが,案外,文化的・民族的な要素も関わっているのかもしれない。
 
PART2
 
NTTドコモではFOMAの利用客を対象に,2004年10月と11月の2か月間(新規利用客は申込月とその翌月,2005年3月の申込みまで),テレビ電話の利用料を500円まで無料にするキャンペーンを打ち出している。背景には,テレビ電話の利用が伸び悩んでいることが窺える。
 
テレビ電話の利用が伸び悩む原因として,PART1で書いたことを含めてまとめてみる。
 
(1) 顔を見ながら通話する習慣が根付いていない
(2) 文化的・民族的な要素として,顔を晒して話すのに抵抗がある
(3) 音声だけの通話料に比べて,テレビ電話の通話料は割高で,そこまで払ってテレビ電話を利用する気にならない(割安な音声だけの通話で十分と判断されることが多い)
 
(1)は,今回のキャンペーンで解消が少しでも促進されるだろう。
 
(2)は,PART1で書いた事情がからむので,難しい。ただし,カラオケの定着で人前で歌うことに恥ずかしさを感じなくなったように,文化的な要素も変わる可能性がある。
 
(3)は,根本的にはテレビ電話の通話料を値下げして,音声だけの通話より少し高くなるぐらいでテレビ電話が利用できるようにして,割高感を緩和することになる。料金を値下げするというのは,牙城を開け放つようなリスクがあるが,電気通信事業というのは割安感がでるところまで料金を下げることで利用が拡大するのがこれまでのパターンである。余談だが衛星携帯電話はこれで失敗したと思うし,またADSLなどのインターネット接続料は割安感が出るラインをすでに十分下回るところにあると思う。
 
テレビ電話の利用の本質的な促進は,画像を見て確認する必要のあるシーンに,テレビ電話を組み込むことにある。例えば外出時に来客が自宅のインターホンを押した場合,インターホンが電話回線に接続して出先のテレビ電話につながり,来客の顔を見ながら話し,その声がインターホンを通じて来客に伝わるようなシステムの導入である。
 
 

 
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