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NTTDoCoMo FOMA SO903iTVレビュー PART2
SO903iTVならではの特徴
カレンダーソフトとして,「ライフタイムカレンダー」を搭載している。これは受信したメール,送信したメール,撮影した画像などがカレンダーで表示される特徴がある。例えば6月22日を開くと,その日に送受信したメール,その日に撮影した画像が表示される。時間軸で,過去の状況をたどっていくことができる便利さがある。
ワンセグの機能の説明でも触れたが,SO903iTVの液晶ディスプレイは半透過型を採用している。そのため,屋外でも表示内容が読み取りやすい。またディスプレイ表面には,映り込みを防ぐARコーティングが採用されている。
ワンセグの機能として,録画中の番組を再生できる「追っかけ再生」,テレビ視聴を中断している間の放送を録画する「タイムシフト」機能,また録画した番組を1.3倍のスピードで再生する「1.3倍速再生」機能がある。追っかけ再生は,私はケータイで長時間テレビを視聴しないので実際には使わない機能になるだろうが,DVDレコーダーでは必須の機能であり,それがケータイにも搭載されたことは驚きである。タイムシフトも使わないだろうが,1.3倍速再生は手短に視聴したいときに便利である。
スピーカから出る音質は良く,広がりもある。ただし他のケータイも,臨場感あふれる再生を実現しており,この点は同じであろう。なお,背面と横の4方向から音が出るのがこの機種のすごいところである。
卓上ホルダは,テレビ視聴もできるよう横置きとなっている。SO903iTVの下側を透明なアクリルで包む,フローティングデザインを採用している。 BRAVIAシリーズのラインナップで最も高級なXシリーズが,ディスプレイの周りを透明感のあるアクリルで囲むフローティングデザインを採用しており,それを継承している。

絶妙にチューニングされたカメラ機能
SO903iTVのカメラ機能だが,有効画素数が約200万画素のCMOSを搭載している。オートフォーカス機構もあり,近接撮影にも対応している。掲載している画像は,サイズはVGA(640×480),画質補正なしで撮影したものである。夏の夕方の空,中央の信号柱での太陽光の反射具合,右側の工事中の網,が主なチェックポイントになる。他にもいろいろと撮影してみたが,解像感,コントラスト,色調,など絶妙にチューニングされたあとがうかがえる。
ディジタルカメラの受光素子として,CCDとCMOSがある。CCDは感度が良くて,暗いところでの撮影にも対応している。CMOSは消費電力が少なく, CPUやメモリと同じ半導体生産ラインで生産できるため安価,という特徴(棲み分け)が以前はあった。また,CCDではスミア(光を写した場合に発生する,垂直方向の光の筋)が,CMOSでは縦筋ノイズと動体ひずみ(動いている物体の撮影で,先に読み出した画像上部と最後に読み出した画像下部での歪み)が生じ,CMOSではシャープな感じの画像になりにくい印象があった。しかしCMOSの改良が進み,消費電力の低さと安価さもあって,現在のケータイ用受光素子はCMOSが主流になっている。またキャノンでは,高級一眼レフでもCMOSを採用している。SO903iTVのCMOSも,これは良いと思わせる画質を実現している。

まとめ
ケータイに限らず,自分の体の一部のように使うモノでは,そのモノから影響を受けることがある。例えば自動車では,スポーツカーやスポーツセダンに乗って,官能的なエンジンサウンドを味わっていると,気分が高揚してくる。また仕立ての良いスーツや,いわゆる勝負服を着ると,仕事などに取り組む気分が高まる。SO903iTVを所有して,官能的ですらあるボディデザインを眺め,速さと格好良さが貫かれた操作性を味わっていると,車や服ほどではないが,同じような気分の高揚感を味わう。こんなケータイは初めてである。
SO903iTVでは,当然ながら904iシリーズで新たに採用された機能(うた・ホーダイ,直感ゲーム,2in1)は搭載していない。また903iシリーズでも,ワンセグ機には搭載されていないGPSは,これにも搭載していない。それらの機能が必要であれば,904iシリーズの中から選ぶことになる。
しかし,それらの機能は使わなくて,以下の特徴に魅力を感じるなら,SO903iTVを購入する価値がある。
・官能的なイタリアンデザインと相通じるボディデザイン
・屋外でも見やすい液晶と,高画質で充実したワンセグ機能
・もたつかずレスポンスの良い動作と,操作性重視の画面設計
・大きめの字と,すっきりした表示と,感触の良いボタン
・美しい画質で,近接撮影も可能なカメラ機能
PART1(NTTDoCoMo FOMA SO903iTVレビュー PART1)へ
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