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リテラシー日記
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教材に適したデータ形式
このサイト内で公開している教材は,無償/有償を問わずHTMLで作成しています。ホームページの一部分であってりンク機能があり,WWWブラウザでそのまま閲覧できるためですが,他の文書フォーマットでの作成/公開も検討しています。これは初級シスアドやJ検の問題は,受験者のみならず高校の先生など教育側の方が教材として活用しているためで,その利用性も考慮したいからです。そして,できれば本試験問題と同じレイアウトで表示したいという気持ちもあります。このように文書フォーマットに関する要求を考えると,再現性(元の文書と同じように表示されること),そして利用性(その文書から容易に他の文書が作成できること)が挙げられます。これらを突き詰めていくと,教材として適した文書フォーマットの条件は,下記の4点になると思います。
(1) OSの種類を問わず,少なくとも表示はできること。
(2) OSやアプリケーションソフトを問わず,統一したレイアウトで表示されること。
(3) 文書中の語句に関する検索が容易であること。
(4) 文書中の文字をコピーできること。
(3)は文書内の検索ではなく,同じ文書が複数あるディレクトリを対象に,キーワードでファイルを一斉検索するケースをさします。例えば,過去問題で「クロス集計表」を扱った問題のファイルはどれだろうか,というような検索ができるかということです。一般とは違う教材としての適性の観点から,この4点についていくつかの文書フォーマットを見ていきます。

HTML
Internet ExplorerやNetscape Navigatorが無償利用でき,OSを問わずそれらが標準でインストールされているため,(1)は最高です。しかし(2)は,WWWブラウザにより表示が異なるため,低くはないが高くもないというところです。(3)は,HTML文書自体が文字コードにタグを入れた文書形式であるため,問題なしです。(4)は,古いバージョンのNetscape Navigatorが対応していませんでしたが,最近のものはコピーできるようになっています。
PDF
作成・編集ソフトのAcrobatは有償ですが,ビューワとしてAcrobat Readerが無償配布されていることから,(1)を満たしています。またプラットフォームを問わず,同じレイアウトで表示/印刷できるように開発された形式であるため,(2)の条件を最高に満たしています。ところがPDF文書は文字コードをそのまま保存していないため,PDFファイルばかり集めたディレクトリの中を,キーワードで一斉検索することができません。これを行えるユーティリティソフトはありますが,一万円ほどするため,(3)の検索性は低い方にあるといわざるをえません。ところで私は目の不自由な方ともメールでやりとりしていますが,文書を読み上げるソフトにPDFは対応していないそうです。おそらく文書を読み上げるソフトは,文字コードを変換して音声にしているため,対応していないものと思われます。(4)のコピーは,PDF文書には改ざんを防ぐ機能があり,作成時に文書中の文字列や画像をコピーできないようにも設定できます。コピー可能の設定で作成されている場合,「テキスト選択ツールボタン」で切り替えることで実行できます。
Word
ワープロ文書としてデファクトスタンダードであること,WindowsではWord文書が表示できるWordPadが標準搭載されていることから,(1)は高い方であるといえます。(2)は意見の分かれるところですが,私としてはプラットフォームに関係なく十分に再現されていることから,高い方と思います。しかし,PDF同様(3)が問題で,Officeの検索機能を色々と試してみましたが,文字列による検索が基本的にできません。(4)は問題なくコピーできます。
以上の比較から,今のところ教材はHTMLで作成しています。しかしPDFファイル独自のメリットがあるため,部分的に作成しています。またXMLへの対応も,これから本格的に検討する必要があります。文書フォーマットについて,今後も調べていく必要があると感じています。(2000.7)
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