| 仕事柄,様々なアプリケーションソフトを利用するが,いつも気になるのがソフトのアンインストールです。通常のアンインストールでは,Windows95の場合,”アプリケーションの追加と削除”でそのソフトを指定することにより,アンインストールできます。しかし,そのアプリケーションソフトで作成したデータは残すため,当然そのファイルは残ります。またそれ以外にも共有ファイルなどがあちこちに残り,これが増えると不要にディスク領域を占有したり,全体の動作速度を低下させる原因となります。 アプリケーションソフトをインストールすると,そのソフトが入るファイルが作られますが,ものによってアイコンが登録され,OSが参照するファイルに設定情報が記録されます。この設定情報ではiniファイルとレジストリがあり,Windows3.1ではiniファイルが,Windows95/98ではどちらかが用いられます。iniファイルはテキストだけで作成されたシンプルなファイルで,厄介なのはレジストリに設定情報が残ることです。レジストリについての詳しい説明は,私の著書の「AT互換機性能向上ガイドブック」で取り上げていますが,レジストリは動作速度を高めるため特殊なデータベースとなっています。そのためiniファイルに比べて操作がわかりにくいものとなっています。これに残っている不要な設定情報(オーファンエントリ)が動作を不安定にして,フリーズ(動作停止)を発生させたり動作速度を低下させる原因となります。オーファンエントリを削除することで動作の不安定化はほぼ防げるものの,レジストリをインストール前の状態に完全に戻すには,レジストリの再編成や再構成が必要です。再編成とはデータベースのデータを並び替える作業で,いわば内部の整理といえます。これに対し再構成とは一からデータベースを作り直すことで,根本的な解決となるものの,作業が大がかりなものとなります。 ![]() オーファンエントリを検出して削除するツールの一つとして,”Norton Utilities Ver.2”のレジストリエディタがあります。ただし,このバージョンのレジストリエディタによるオーファン検出機能は完全ではないようで,削除した後で他のアプリケーションソフトを起動すると,“レジストリの読み込みに失敗しました。”等のエラー表示が出ることがあります。例えばNetscape Navigatorに関するオーファンエントリを削除したときは,日本語IMEと一太郎Ver.8までが起動しなくなりました。Netscape Navigatorを上書きインストールすることで解決できましたが,Windows95に関係したキーを削除して起動しなくなったら,と思うと操作が慎重になります。 レジストリ再構成は,Windows95とアプリケーションソフトの再インストールで一から作り直す方法が基本ですが,再編成/再構成機能を持つ市販のアンインストールソフトを利用する手もあります。私は数ヶ月ごとに前者の作業を行っていますが,アンインストールソフトの再編成/再構成機能も一度試してみたいと思います。それのWindows98対応バージョンの発売が気になるところですが,Windows98のレジストリはWindows95と少し異なるようなので,その点も合わせて研究してみたいところです。(1998.8) |
