第18回J検準2級 コミュニケーション 問題5 問題5 次の問題解決技法に関する文章を読んで,問に答えよ。 現代の企業においては,さまざまな問題が山積している。その問題を,効率的,生産的に解決していくために編み出されたのが「問題解決技法」である。 その問題解決技法は,大きく「発散技法」と「収束技法」の二つに分けられる。 「発散技法」とは,発散思考を用いて事実やアイデアを出すための思考法であり,その中で最も有名なものはブレーンストーミング法(以下BS法と略す)と呼ばれているものである。これは,自由な発想で意見やアイデアを出し合い,数多くのデータやアイデアを引き出すことが特徴である。個人ごとのインタビューで意見が出にくいときや,新しいアイデアを出すときなどに使われる集団発想法の一つである。活発なやりとりが行われれば,1時間で100個程度のアイデアは出るものである。 BS法の改良技法の一つにブレーンライティング法(以下BW法と略す)がある。「沈黙のBS法」とも言われるBW法は以下の手順で行う。 【1】 具体的テーマを決める。 【2】 メンバーは6人程度とし,テーブルを囲むように着席する。 【3】 各メンバーにA4サイズのシート(図参照)を渡す。 【4】 各自,発言や相談をせずに,三つの欄にアイデアを記入する。 【5】 5分後,リーダーの指示で各自が記入したシートを左側の人に渡す。 【6】 受け取った人は,前の人のアイデアを参考に,次の行の三つの欄に自分のアイデアを記入する。 【7】 以下5分ごとに【5】,【6】を繰り返し,1周すると終了する。 「収束技法」とは,発散思考で出した事実やアイデアをまとめ上げる技法であり,よく使われるものにKJ法がある。多数の混沌としたデータ・情報を整理し,新しい発想やアイデアを生みだす方法ともいわれ,データの収集にあたっては,事実・現象を重視し,それを言語で捉えることが大切といわれている。 テーマ(新しいノートパソコンのキャッチフレーズ) 図 A B C 【1】 軽量パソ 近未来型ハンディPC デスク広がーる! 【2】 お手軽パソコン 21世紀型PC スペースができーる! 【3】 いつでも持ち運び可能 最新技術満載PC 省スペースタイプ! 【4】 【5】 【6】 (1) BS法を実施するための準備として,最も適切なものを解答群から選べ。 (1)の解答群 ア. 自由に話し合うために,具体的なテーマは決めない。 イ. 参加者から意見を引き出すことのうまい人をリーダーにする。 ウ. 参加人数は20人から30人程度とする。 エ. 自由な発言を促すために,発言内容を記録する紙は用意しない。 (1)の正解イ (2) BS法の会議中の発言に関して,最も不適切なものを解答群から選べ。 (2)の解答群 ア. 発言や発案に対して,良い悪いの批判をしてはならない。 イ. 単なる思い付きを話して構わない。 ウ. オリジナルなアイデアでなければならない。 エ. 言い回しが多少異なる程度の意見でも発言した方がよい。 (2)の正解ウ (3) BW法に関して,最も適切なものを解答群から選べ。 (3)の解答群 ア. 他人のアイデアを意識するため,個人が思考力を発揮しにくい。 イ. 参加者には,事前にテーマを伝えてはいけない。 ウ. 人前で発言することが苦手な人がいる場合には有効である。 エ. お互いによく知り合ったメンバーを選ぶことが重要である。 (3)の正解ウ (4) KJ法の手順についての説明の中で,不適切なものを解答群から選べ。 (4)の解答群 ア. 集められた情報をできるだけ出し,カードに記入する。 イ. 1枚のカードに複数の項目を記入する。 ウ. 机上でカードを関連するもの同士にグループ分けする。 エ. 出来たグループに表札を記入する。 オ. グループ間の共通点などを考え図解化し,文章化する。 (4)の正解イ (5) KJ法の利用に関して,最も適切なものを解答群から選べ。 (5)の解答群 ア. 参加者の考え方に統一性があるときに有効である。 イ. 問題の全体像がはっきりしていないときに,どこに重要な問題があるか見つけ出すときに有効である。 ウ. 問題の全体像ではなく,一部分を詳細に知るときに有効である。 エ. 全員の意見の関係を把握するにはふさわしくない方法である。 (5)の正解イ メニューに戻る Certain right called neighbouring on copyright kimura-kouichi