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テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)平成19年度試験問題(午前問31〜問40)


 
問31 ウ
分散データベースシステムにおける透過性とは,アクセスするデータがどのデータベースにあるかを意識せずに利用できる性質です。同様に分割に対する透過性は,表が分割されて複数のデータベースに記憶されていても,それを意識せずに利用できる性質になります。
 

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問32 イ
2相コミットメント方式とは,複数のデータベースで同期をとってデータを更新する方式の一つで,調停者(更新処理を送る側)から送った更新処理を,複数の参加者(データベース)で実行します。その後その結果をすぐにコミットせずに,コミットもロールバックもできる中間状態(セキュア状態)にします。そして調停者が,すべての参加者から処理が正常終了したことの応答を確認してから,すべての参加者にコミット実行を指示します。この,すべての参加者で処理が正常終了してからコミットを実行するまでの間が,原子性を保証できない範囲です。
 

問33へ
 
問33 ウ
DBMS(データベース管理システム)に実装すべき性質として,原子性,一貫性,隔離性,耐久性,の4つがあります。その一つの原子性(Atomicity)とは,処理がコミットするかロールバックするかのどちらの状態だけをとるようにする,いわばオールオアナッシングの性質です。
 

問34へ
 
問34 ウ
トランザクション管理の直列化可能スケジュールとは,トランザクションの実行を直列化(順に実行すること)した場合と結果が同じになる実行スケジュールです。順に実行したのと同じ結果が得られる,並列での同時実行スケジュールになります。
 

問35へ
 
問35 ア
B木の一種として,B+木があります。B+木とは,B木の節にレコードのキーとポインタだけを格納した構造です。つまりB+木とは,一定の順序で並んだレコードとは別に,どのレコードかが特定できるキーと,そのレコードがある場所を示すポインタが節にある,いわば木構造の索引です。そのためB+木で検索して,一致したキーのポインタでそのレコードにアクセスします。レコードの更新が生じた場合でも,レコードのキーとポインタだけを更新すればよいため,木構造を変えたりレコードを移動する必要がありません。そのため,多量のデータの更新がある大規模データベースの索引に適しているデータ構造といえます。
 

問36へ
 
問36 イ
公開鍵暗号方式は,暗号化鍵と復号鍵のどちらか一方を公開し,もう一方を秘密鍵とする暗号化方式です。そのため,公開する公開鍵から秘密鍵が割り出されにくいように,公開鍵と秘密鍵を生成します。この割り出されにくさ(安全性の根拠)として,大きな数の素因数分解が難しいことを利用したのがRSAであり,楕円曲線上の離散対数問題を利用したのが楕円曲線暗号です。
 

問37へ
 
問37 イ
各受信者は,一つの暗号化鍵を公開し,それに対応する復号鍵を保管します。したがって,受信者ごとに2個のかぎが必要となるため,全体で2n個の鍵が必要となります。
 

問38へ
 
問38 ア
XMLディジタル署名は,XML文書に付ける署名です。署名アルゴリズムや,証明書や署名のタグを定め,任意のデータに署名を付けられるだけでなく,XML文書の指定したエレメントやコンテントに対して署名を付けることも可能です。
 

問39へ
 
問39 イ
ディジタル証明書は,それを含んだ通信データを受信した側で,送信者を認証するのに用います。
 

問40へ
 
問40 ア
元のメッセージ全体からハッシュ値を求め,それを秘密鍵で暗号化してディジタル署名を作成します。それを受信側で,送信者の公開鍵で復号したハッシュ値と,メッセージ全体から求めたハッシュ値とを照合して,改ざんされていないことを確認します。したがって,アが適切です。
 

 
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