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【番外編】L.L.Bean ローファー
購入の経緯
ストレートチップの革靴の美しさについて考察するサイトであるが,トゥのカーブや全体のラインが美しいため,ローファーであるが番外編として取り上げる。
ローファー
ビジネスの場ではストレートチップか,キャップトゥになっているモンクストラップを履いている。カジュアルな服を着ているときは,たいてい車の運転をするので,運転に適したスポーツシューズを履くことが多い。ローファーはカジュアル用であるが,このような理由から頻繁に履くことはない。
そのためローファーは,常に1足だけあるようにしていて,数年ごとに買い替えている。過去には某ブランドのビットローファーを履いたことがあるが,靴が自己主張しすぎるので,合わないと感じた。服も靴も統一感があるが,見た人の記憶に残らないというコーディネートが私の好みである。そのためローファーも,さらっと控えめな感じが合うと思っている。
また,マッケイ製法のレザーソールのローファーを履いたこともあるが,歩くときの床から受けるショックが,脳天まで響くような感触があった。これはその製品だけのことかもしれないが,グッドイヤーウエルト製法のコルクを敷き詰め何層にもレザーを重ねたソールに比べて,マッケイ製法のローファーはクッションが薄くなる。カジュアルでは軽い靴を履きたいが,その反省からラバーソールのものを選ぶようにしている。
ほかにもいろいろと履いてみたが,L.L.Beanのローファーを気に入ってからは,それを買い替えている。今回のは,同社の通販サイトで購入。在庫が無く海外から取り寄せているのか,注文してから到着まで半月かかった。もっとも,注文時に日数がかかることの説明があり,また途中で商品の発送まで日数がかかるというお詫びのはがきが届いている。
注文での仕様
ローファーに限らず,カジュアルな服はL.L.Beanのものが多い。私は身長が182cmあって,サイズ面で合う服が少ないが,同社だとXLサイズでぴったり合うからである。また,素材の品質やデザインも良い。
同社のローファーだが,デザインでは,1ペニー硬貨を甲のサドル部分に差し込めるペニーローファーと,革の房が甲の部分に2つ付いているタッセルローファーの2種類がある。ぶらぶらするものが付いているのは性に合わないので,ペニーローファーを選んだ。色だが,ブラック,コードバン,キャニオン(ブラウン)がある。色合わせの面から,コードバンを指定した。ソールだが,レザーソールとラバーソールが選べる。前記の理由から,ラバーソールを指定した。またウィズだが,DとEEの2種類があり,幅広の足なのでEEを指定した。製品名は,「クラシック・ローファー、ペニー」である。
フルグレインレザーとハンドソーン
色はコードバンを指定したが,製品の紹介文でフルグレインレザーと表記されている。コードバンはもともと馬の尻の革で,尻以外の部位の革を使うこともある。牛革に比べて,独特の光沢や質感があるが,水に弱く,濡れたまま手当てしないと膨れあがる性質がある。そのため,コードバン風の色合いや仕上げにした牛革の方が,実用性は高い。コードバンは,前記のデメリットが出にくい,財布の革に使われることが多い。なお,フルグレインレザーとは,銀面(皮革の表面)と繊維質を含んだ表層部分の牛革である。
製品の紹介文でも,製品に同封されていた英文のカードでも,ハンドソーン(手縫い)の表記がある。ローファーは縫い目が太く,ハンドソーンの特長が生きる。もちろん,縫い目は整っており,仕上げがきれいである。
ハンドソーンであることを表記しているカードでは英文で,履いたらすぐに革が伸びて,足の形に合うようになるとの記載がある。同社の製品に限らずローファーでは,多少タイトなサイズのものを買って,足の形に合わせる履き慣らし方法がある。
デザインと履き心地
アメリカの革靴は,たとえばオールデンのローファーのように,ずんぐりむっくりのデザインのものが多く,私の好みに合わない(これが好みだという人もいるから売れているが)。しかし同社のローファーは別で,トゥは美しい楕円のカーブを描いている。また横から見ると,動物の動作でいえばジャンプする前のかがんだ状態を連想させる,抑揚のあるラインとなっている。眺めていたくなるローファーなので,番外編として取り上げることにした。
フィッティングだが,ローファーを含めたスリッポンでは,踵が抜けないか,あるいは革が横に伸び過ぎて脱げそうにならないか,といった心配がある。この製品ならではの特徴として,ヒールの周りを覆う革が外側に付いており,ヒールを補強するとともに,デザイン上のアクセントになっている。その効果もあってか,ヒールが緩くなったり,変形する心配はほとんどない。デザインとともに,これが気に入っている。
また,スチール製の補強材が土踏まずの部分に入っており,土踏まずを心地よくはさむ感触がある。また,ラバーソールに加えて,内底の3/4を覆うパッド入りのソック・ライナーが歩行時のショックを吸収してくれるので,履き心地はとても良い。
結論
カジュアル用のシューズとして,ナイキのエアマックス,L.L.Beanのデッキシューズ,そしてこのローファーを履いている。ナイキは幅広であることと,エア入りのミッドソールが振動を吸収するため,車の運転用に履いている。デッキシューズは,夏用である。ところで,ハケットロンドン会長のジェレミーハケット氏は,カジュアルシューズとしてトップサイダーのデッキシューズと,L.L.Beanのブルーチャー・モック(カタログでの商品名は,ビーンズ・ハンドソーン・モカシンのブルーチャー)を勧めている。以前,この人のインタビュー記事を読んだときに,私と趣味が近いと感じた。
サイズだが,ストレートチップの場合,私に合うサイズは27.0cmでウィズがEEE,27.5cmでEEといったところである。幅広のナイキでは,28.0cm(10インチ)である。このローファーでは,サイズが28.0cm(10インチ)でウィズがEEが合う。
最初の購入では,試し履きして購入しようと思い,L.L.Beanの直営店に行った。そこでは私の買うモデルはなかったが,似たデザインの製品でサイズを確認した。L.L.Beanの製品は種類が多いため,店内に通販で申し込むための直通電話がある。店員がその直通電話でサイズの確認をとり,その後私が電話を変わって申し込んだ。靴はサイズ合わせが必要であり,直営店内の直通電話で申し込めば,店を通して買ったことになるので,遠慮せずに試し履きをすることをお勧めする。
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