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初級シスアド 平成7年度試験 午後問題(問7〜問8)
問7 表計算ソフトを利用した駐車料金計算に関する次の記述を読んで,設問1〜9に答えよ。
T氏は駐車場の経営をしている。新たに料金体系の見直しをすることにした。現在は,分単位で計算した駐車時間を基に駐車料金の計算を行っている。この駐車料金は基本料金と延長料金の合計であり,基本料金は120分まで500円で延長料金は60分ごとに300円となっている。ただし,2日にまたがる駐車はないものとする。
基本料金や延長料金を値上げしたらどうなるか,延長料金を30分ごとに決めたらどうなるかなどを表計算ソフトを用いてシミュレーションすることにした。
表1は現在作成している日報である。毎日の駐車料金を手作業で計算し,その集計結果は表計算ソフトを使って入力してある。
表1 駐車場の売上日報 日付 利用台数 売上 10月1日 415台 364,400円 10月2日 407台 353,800円 10月3日 396台 342,600円 10月4日 368台 305,500円
この表1には利用台数という項目が含まれているので,基本料金を変更したら売上げがどう変わるかをすぐに計算することができる。例えば現在の基本料金500円を600円に値上げした場合の新しい売上げは,次のように計算できる。
[ 1 ]
なお,基本料金は変更せず,延長料金を300円から400円に値上げした場合のようなケースについては,[ 2 ]。
T氏はもっと詳しい調査をするため,ある日の実績を表2のように表計算ソフトを使って入力した。
表2において,セルH4の駐車時間は計算式[ 3 ]で定義しているので,分単位での表示になっている。延長料金はセルB2を絶対参照する計算式で定義している。例えばセルI4は次の計算式を入力している。
IF(H4<121,0,(1+整数部((H4−121)/[ 4 ]))*$B$2)
ここで,“整数部(引き数)”とは,引き数の小数点以下を切り捨てて整数部を取り出す関数である。また,駐車料金は基本料金と延長料金の和であるから,セルJ4には計算式[ 5 ]を入力している。
T氏は表2を利用して延長料金を30分ごとに200円に変更したらどうなるかを調べるため,[ 6 ]を200に変更し,列[ 7 ]の計算式を変更して駐車料金を計算した。
しばらくして,表2のデータは,延長料金が1時間単位であることから1時間ぎりぎりに出庫する車が多いのではないかと気付いた。そこで[ 8 ]を横軸にし,駐事台数の合計を集計したものを縦軸にした棒グラフを表計算ソフトを用いて作成してみたところ,予想どおりであることが分かった。
更に[ 9 ]を作成したところ,1分から5分といったわずかな時間で延長料金が増えてしまった車も少なくないことが発見された。このような事は,急いで帰ったが残念ながら間に合わなかったのであろうと考えて,次回の料金改訂の際には,5分程度の時間オーバーならば延長料金を加算しないようなサービスも検討することにした。
設問1 [ 1 ]に入れるべき適切な計算式を解答群の中から選ベ。
解答群
ア 売上−100円*利用台数 イ 売上+100円*利用台数
ウ 売上−500円*利用台数 エ 売上+500円*利用台数
オ 売上−600円*利用台数 カ 売上+600円*利用台数
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設問2 [ 2 ]に入れるべき適切な字句を解答群の中から選ベ。
解答群
ア 計算式は複雑になるが,表1から計算が可能である
イ 表1では延長した車の台数が分からないので,計算は不可能である
ウ 表1ではどの車が何時間延長したかが分からないので,計算は不可能である
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設問3 [ 3 ]に入れるべき適切な計算式を解答群の中から選ベ。
解答群
ア (D4−F4)*60+E4−G4
イ (D4−F4)*60+G4−E4
ウ (F4−D4)*60+E4−G4
エ (F4−D4)*60+G4−E4
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設問4 [ 4 ]に入れるべき適切な数値を解答群の中から選ベ。
解答群
ア 60 イ 100 ウ 120 エ 121 オ 300
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設問5 [ 5 ]に入れるべき適切な計算式を解答群の中から選ベ。
解答群
ア $A$1+$A$2 イ $B$1+$B$2 ウ I4+$B$1
エ I4+$B$2 オ I$4+$A$2 カ I$4+$B$2
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設問6 [ 6 ]に入れるべき適切な字句を解答群の中から選ベ。
解答群
ア A1の基本料金 イ B1の500 ウ A2の延長料金
エ B2の300 オ I3の延長料金
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設問7 [ 7 ]に入れるべき適切な字句を解答群の中から選ベ。
解答群
ア A イ B ウ H エ I オ J
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設問8 [ 8 ]に入れるべき適切な字句を解答群の中から選ベ。
解答群
ア 入庫分 イ 出庫分 ウ 駐車時間 エ 駐車料金
設問8の正解例と解説へ
設問9 [ 9 ]に入れるべき適切なグラフを解答群の中から選ベ。
解答群
ア 入庫分ごとの分布を集計した折れ線グラフ
イ 出庫分ごとの分布を集計した棒グラフ
ウ 駐車時間を60で割った余りで集計した円グラフ
エ 駐車料金を駐事時間で割った1時間当たりの平均駐車料金で集計した積み重ね棒グラフ
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問8 表計算ソフトを使った鉄道の運賃計算に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。解答は重複して選んでもよい。
T社では,東京−名古屋間の9駅の近辺に営業所を新設した。各営業所の業務が軌道に乗るまでの間は,社員が営業所間を鉄道を使って頻繁に行き来することが予想される。そこで,運賃計算を効率化するために,あらかじめ各区間の運賃の一覧表を用意しておくことになり,担当者は,表計算ソフトを使ってその一覧表を作成することにした。
東京から各駅までの距離は,表のとおりである。
消費税を含む税込み運賃は,次のように定められている。
なお,営業キロ数とは,利用する区間の距離とする。
税込み運貸の求め方
・消費税を含まない税別運賃を,次のようにして求める。
(1)営業キロ数が50km以下の場合は,一律500円である。
(2)営業キロ数が50kmを超え100km以下の場合は,一律1,000円である。
(3)営業キロ数が100kmを超える場合は,10kmごとに187円を100kmまでの運賃に加算する。この際,10kmに満たない分については,10kmに切り上げて考える。
・上で求めた税別運賃をもとに,消費税額を求める。消費税額は,上で求めた税別運賃に3/100を乗じ,1円未満を切り捨てた額である。
・税別運賃と消費税とを加え,その合計額の10円未満を切り捨てた金額を,税込み運賃とする。
例えば,東京−熱海間の税込み運賃は,次のようにして求める。
営業キロ数: 104.6km(104.6=100+4.6)
税別運賃: 1,187円(1,000+187=1,187)
消費税: 35円(1,187×3/100=35.61)
税込み運賃: 1,220円(1,187+35=1,222)
設問1 まず最初に,各駅間の営業キロ数を求める。次の記述中の[ ]に入れるべき字句として適切なものを,解答群の中から選ベ。
ワークシート上に,次のような範囲を設定した。
セルB1からセルJ9まで斜めに並んだ駅名の下側の三角形領域に,各駅間の営業キロ数を求めたい。B2〜B9の各セルには,東京から各駅までの営業キロ数を表から入力してある。
C3〜C9の各セルには,横浜から小田原−名古屋間の各駅までの距離が入ることになる。それには,セルC3に次の計算式を入力し,C4〜C9の各セルにそれを複写すればよい。
[ a ][ b ]−[ c ][ d ]
以下同様にして,すべての区間の営業キロ数を求めることができる。
a,cに関する解答群
ア A イ B ウ C エ D オ E
b,dに関する解答群
ア 1 イ 2 ウ 3 エ 4 オ 5
カ $1 キ $2 ク $3 ケ $4 コ $5
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設問2 次に,営業キロ数に応じた税込み運賃の一覧表を作成する。次の記述中の[ ]に入れるべき字句として適切なものを,解答群の中から選ベ。
設問1と同一のワークシート上に次のような範囲を設定した。
(1)C104〜C130の各セルには,該当する営業キロ数に対応する税別運賃が入る。セルC104に次の計算式を入力し,それをC105〜C130の各セルに複写すればよい。
1000+([ a ][ b ]−100)*[ c ]/10
(2)D102〜D130の各セルには,該当する税別運賃に対応する消費税額が入る。セルD102に次の計算式を入力し,それをD103〜D130の各セルに複写すればよい。
整数部(C102*3/100)
ここで,”整数部(引き数)”とは,引き数の小数点以下を切り捨てた整数値を求める関数である。
(3)E102〜E130の各セルには,税込み運賃として,税別運賃と消費税の和から10円未満を切り捨てた額が入る。セルE102に次の計算式を入力し,それをE103〜E130の各セルに複写すればよい。
C102+D102−剰余([ d ][ e ]+[ f ][ e ],[ g ])
ここで,”剰余(第1引き数,第2引き数)”とは,二つの正整数を引き数とし,第1引き数を第2引き数で割った余りを求める関数である。
a,d,fに関する解答群
ア A イ B ウ C エ D オ E
b,eに関する解答群
ア 101 イ 102 ウ 103 エ 104 オ 105
c,gに関する解答群
ア 0.03 イ 10 ウ 100 エ 187 オ 1000
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設問3 最後に,各区問の営業キロ数に応じた税込み運賃を求める。次の記述中の[ ]に入れるべき字句として適切なものを,解答群の中から選ベ。
設問1,2と同一のワークシート上に,次のような範囲を設定した。設問1の場合と同様に,斜めに並んだ駅名の下側に,各区間の税込み運賃を求めたい。
セルB202には,東京−横浜間の運賃が入る。東京−横浜間の距離(28.8km)をもとに,設問2で作成した一覧表から読み取った税込み運賃を,ここに記入する。これには,次の関数”垂直照合”を用いる。
垂直照合(照合値,照合範囲,列位置)
垂直照合は,”照合範囲”の最左端列を上から下に走査し,”照合値”と等しいか又はそれよりも大きな値を含むセルが初めて現れる行を探す。次に,その行に沿って最左端列から数えて”列位置”分,右に進んだ列のセルの値を関数値として返す。このとき,最左端列のセルを指定するには”列位置”として0を,そのすぐ右隣のセルを指定するには1を指定する(以下同様)。”照合範囲”はワークシート中の長方形領域とし,領域の左上と右下のセルを使って”左上〜右下”の形で指定する。
例:次のワークシートに対して垂直照合を適用した結果は,次のようになる。
この関数を利用すると,ワークシート中の左下三角形領域内の任意のセルにある計算式を入力し,残りのセルにそれを複写するだけで,すべての区間の料金を求めることができる。
仮に,セルB202に計算式を入力し,それを残りのセルに複写する場合,セルB202に入力すべき計算式は,次のとおりである。
垂直照合([ a ][ b ],[ c ][ d ]〜[ e ][ f ],[ g ])
a,c,eに関する解答群
ア A イ B ウ C エ D オ E
カ $A キ $B ク $C ケ $D コ $E
b,gに関する解答群
ア 0 イ 1 ウ 2 エ 3 オ 4
カ 5 キ 6 ク 7 ケ 8 コ 9
d,fに関する解答群
ア 102 イ 115 ウ 120 エ 125 オ 130
カ $102 キ $115 ク $120 ケ $125 コ $130
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