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初級シスアド 平成8年度試験 正解例と解説(午前問21〜40)


 
問21 イ
 ディスプレイに表示する画像データは,操作や処理の進展がない限り同じものを表示し続けるため,いったんビデオカード用メモリに記憶して,そこからディスプレイに送ります。ビデオカード用メモリの容量を増やせば,表示する情報量(解像度と色数)も増やせます。ちなみに512kバイトの容量の場合,以下の解像度と色数の組み合わせまで,表示が可能です。
 640*480ドット 256色
 800*600ドット 256色
 1024*768ドット 16色
1ドットあたり16色(=4ビットのメモリが必要)を256色(=8ビット)の表示ができるようにするには,ビデオカード用メモリの容量を倍にします。

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問22 イ
ア 雑誌の記事ばかりでなく,メーカの動作確認も鵜呑みにせずに,自社の業務で不具合がでないかどうかを確認すべきです。
イ 問題文の通りです。
ウ OSで新しいバージョンのものが発売された場合,従来利用していたアプリケーションソフトが利用できるかどうかを確認してから,導入します。
エ いつまでも古いバージョンのOSを使っていると,対応ソフトの点で時代の流れから取り残されてしまいます。ただし問題文が,”新しいOSをいますぐ導入する必要はない”であれば,これも正解になるでしょう。
オ 初期メニューばかりでなく,実行状況も確認すべきです。

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問23 オ
 同じデータを二人の利用者が同時に更新しようとした場合,一方が書き換えている最中に他方の書き換えが加わると,データがおかしくなって不整合が生じます。これを防ぐために,更新中のデータはそれが済むまで他の操作による更新ができないようにする,排他制御機能が搭載されています。

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問24 ウ
 SELECT (抽出する列名) FROM (表名)
   WHERE (検索条件)
で,抽出する列名:従業員名,表名:人事,検索条件:給与>=300000を入れます。

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問25 エ
 例えば1月1日に開始して同じ年の1月2日に終了した場合,作業日数は2日となります。単純に終了日数から開始日数を引いた場合,1日不足してしまいますので,+1して補正する必要があります。

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問26 ア
 式からA3には,A1とA2を足した値が入ります。A4にはA2+A3が,A5にはA3+A4というように,A3の式で行の指定は,相対参照にする必要があります。したがって該当する式はA1+A2,もしくは列だけを絶対参照として$A1+$A2のいずれかになります。

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問27 イ
 平均点の算出式ですから,総点数/総人数となります。総点数は,各校の人数*平均点で再現したもの(精度は落ちますが)の合計で求められます。これを3校の総人数で割ります。
従って総点数の計算式である(B2*C2+B3*C3+B4*C4)を,総人数の計算式である合計(B2〜B4)で割ったものとなります。

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問28 エ
 各商品の構成比を算出しなおすと,以下のようになります。
商品P 0.375879...
商品Q 0.105227...
商品R 0.172883...
商品S 0.240446...
商品T 0.105562...
問題の表と見比べると,小数点以下第三位を四捨五入しているのがわかり,そのため構成比の合計が1.00になっていないということが分かります。
ア セルC2に”=B2/B$7”と入れても”=B2/B7”と入力しても,この場合表示は変わりません。
イ 本質的な解決法ではありませんし,数値の操作を行うと,この表を複写して使う場合に不都合がでてきます。
ウ セルC7で”1.00”と表示されない場合が生じ,おかしくなります。
エ 問題文の通りです。
オ 構成比の数値が小数点以下第三位以下にわたるのを四捨五入している以上,矛盾のない計算式に変更することは無理です。

問29へ
 
問29 エ
 各セルの計算式で参照するセルは,以下のようになります。
セルB2  A2*B1
セルB3  A3*B1
 :    :
セルB10 A10*B1
セルC2  A2*C1
セルC3  A3*C1
 :    :
セルJ10 A10*J1
複写によってこのようにセルを参照するには,前のセルを列A固定に,後ろのセルを行1固定にする必要があります。つまり固定にする列・行のみを絶対参照にすればよいわけです。したがって計算式は,”=$A2*B$1”となります。

問30へ
 
問30 エ
 セルI3は2月動員数管理の,第1回動員の年間累積の値が入ります。これは前回の累積動員数に,今回の動員数を加えて求めます。前回の累積動員数は1月の第10回の年間累積数(D12)であり,今回の動員数は当月第1回の動員数(G3)です。3月以降は相対参照により,前月の第10回の年間累積数に当月第1回の動員数が加算される式となって複写されます。

問31へ
 
問31 エ
ア ”%”にaaが,”_”に何も入らないことになり,”_”が任意の1文字を表すという条件を満たしません。
イ ”%”にaが,”_”にaaが入ることになり,”_”が任意の1文字を表すという条件を満たしません。
ウ ”%”には何も入らず,”_”にも何も入らないことになり,”_”が任意の1文字を表すという条件を満たしません。
エ ”%”には何も入らず,”_”にaが入ることになり,両方のワイルドカードの条件を満たします。
オ ”%”に何も入らず”_”にabが入る場合と,”%”にbaが”_”に何も入らない場合の2通りが読みとれます。どちらも,”_”が任意の1文字を表すという条件を満たしません。

問32へ
 
問32 イ
 CSVとは,Comma Separated Value formatの略称で,データベースソフトに限らず,表計算ソフトでも利用されるデータの保存形式の一つです。ASCIIテキストファイル形式で,データ間をカンマで区切って,1レコードのデータを1行に並べる形式をとります。従って各項目間の区切りはカンマ,各レコード間の区切りは改行コードになります。
数値データはそのままで,文字データはダブルクォーテーション(”)で囲みます。データベースと表計算ソフトの間などで,データをコピーする場合に利用されます。

問33へ
 
問33 イ
 データベースの正規化とは,各表でのデータの重複を排除する設計作業です。この作業により重複による無駄が省かれるとともに,データの追加・更新・削除による影響を少なくすることができます。また第4・第5正規化については,初級シスアドの出題範囲を考慮して,第3正規化までを取り上げています。

問34へ
 
問34 ウ
ア 一つの講座を複数の会員が申し込んでいる場合,スキーマAでは担当講師を含む行が複数存在することになり,1行の修正だけでは済まなくなります。
イ スキーマCでは申込日を含む行と,講座の情報(講座名・担当講師・受講料金)を含む行は別であり,失われてしまう可能性はありません。
ウ スキーマA・Bのいずれも,申込日を含む行に会員の情報(会員名・会員住所・電話番号)も含んでおり,正しいです。
エ 一人の会員が複数の講座を申し込んでいる場合,スキーマBで申込日を含む行が複数存在します。そのため住所変更も,それらの全ての行に対して行う必要があるため,1行の修正だけでは済まなくなります。
オ スキーマCでは会員住所を含む行以外に,申込日・会員名・講座名からなる行があり,この行も消去する必要があります。

問35へ
 
問35 エ
ア 社員の情報(社員コード・社員名からなる行)に資格コードが含まれないため,資格の情報(資格コード・資格名・取得年・報奨金)と関連づけられません。また取得年は社員別のデータであり,資格の情報から独立させる必要があります。
イ アでの社員の情報に資格コードを追加したものといえますが,アでの取得年の問題が残っています。
ウ 報奨金は資格ごとに一定であるため,資格の情報で含むべきです。
エ これが第3正規形であるといえます。
オ 報奨金は資格ごとに一定であるため,資格の情報(資格コード・資格名)で含むべきです。

問36へ
 
問36 ア
FTP File Transfer Protocolの略称で,ファイルを転送するための通信手順です。このホームページも,FTPを利用して更新しています。
TELNET インターネットを介して他のコンピュータにログインして利用する通信サービスです。ユーザIDやパスワードの登録で,利用できます。
WWW World Wide Webの略称で,世界中のホームページがリンク機能により,蜘蛛の巣(Web)のようにつながりうる通信サービスです。
 ハイパーテキストとは,文中の特定の語句を指定すると,それに関連した文書にとぶ機能をもった文書を指します。テッド・ネルソンが提唱しました。

問37へ
 
問37 イ
 この問題で対象としているISDNには,NTTの場合INSネット64と,INSネット1500があります。どちらでも正解例が変わらないように配慮されて作問されていますが,ここではINSネット64をもとに解説します。
ア 従来のアナログ電話回線が転用できます。
イ Bチャネルを使えば2つの接続先と同時に通信できます。しかも制御用のDチャネルも使ってパケット通信を行えば,最大三ケ所と通信できます。
ウ FAXもTA(TerminalAdaptor)のポートに接続して利用できます。なおディジタル回線専用のG4ファクシミリも利用できます。
エ ディジタル通信の定義にもよりますが,A/D(Analog/Digital)もしくはD/A変換を行わない通信という意味にとると,それが必要なアナログ回線ではディジタル通信はできないものとなります。
オ モデムの代わりに,DSU(DigitalServiceUnit)とウで述べたTAを使います。モデムはアナログ回線専用の変換機器で,アナログ回線で伝送できるようにデータを変調(Modulation)もしくは復調(Demodulation)するため,両者のイニシャルをとってMODEMといいます。

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問38 エ
ア FTPには文字コードの変換機能を備えていません。
イ 2バイトコードには,JISコード・シフトJISコード・EUCがあり,それらの間で変換が必要です。
ウ 1バイトの文字コードでもEBCDIC(IBM社)・ASCII(情報交換用米国標準符号)・JISがあり,それらの間で変換が必要です。ただし,実際には文字コードを自動的に識別・変換する機能が,多くのソフトに搭載されています。
エ 文字コードと,改行コードなど限られた制御コードだけからなるファイルをテキストファイルといいます。問題文の”テキストデータ”が文字コードだけを指すのか,制御コードも含めるのかは不明ですが,いずれにしてもそれを扱える機種やソフトの間で幅広い互換性を持っています。また文字コードでは,2バイトで1漢字などの全角文字を表現する,2バイトコードも利用できます。
オ イ・ウでの解説が,これにも当てはまります。

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問39 エ
 256色は8ビットあれば表現できますので,1ドットあたり8ビットを割り当てます。それが1画面あたり320*240ドットあり,それが15枚で1秒の映像となり,それが20秒分記録されています。それらを掛け合わせたものが記憶容量ですが,ビット単位であるため8で割ってバイト単位に,それをさらに1000で割ってkバイト単位に変換します。これを計算式にすると,
 8×320×240×15×20÷8÷1000
となり,それを並べ替えた式が正解です。

問40へ
 
問40 ウ
 bは,複数の人によって意志決定を行うことから,電子会議機能となります。それが含まれるLAN用のソフトウェアというと,グループウェアになります。また,グループウェアで書類や伝票の流れをシステム化し,稟議や決裁,あるいは他部署へのデータ送付など,業務の流れ(ワークフロー)を支援する機能というと,ワークフロー支援機能となります。問75でもグループウェアについて出題しており,その解説も参考にして下さい。

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Last Updated Nov 12,1996
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