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初級シスアド 平成8年度試験 午後問題(問1)


 
問1 業務改善に関する次の記述を読んで,設問1,2に答えよ。
 
 企業活動では,様々な商品を購入する際に手続が必要である。初級システムアドミニストレータのC君が勤めるK社では,商品購入手続は”紙の伝票”のやりとりで行われている。業務改善の観点からC君に商品購入処理のコンピュータ化を検討する指示がなされた。
 C君は社内外での伝票の流れの現状分析をすることにした。購入に際しては,次の二つの手続がある。
(1) 購入要求,購買及び経理の社内関係部門間の手続
(2) 購入先及び支払に関連する銀行など社外関係各所との手続
 C君は,商品購入の手続を関係者に聞いてまわり,業務の流れをデータフローダイアグラム(図)で表現した。C君は”手作業の簡略化”及び”情報の共有化/共通化”の二つの着眼点でデータフローダイアグラムをチェックすることによって,購入処理のどの業務をコンピュータを利用して改善できるかを検討することにした。


 
設問1 次の文章中の[ ]に入れるべき適切な字句を,解答群の中から選べ。
 まず,C君の目にとまったのが購買部門の作業である。”手作業の簡略化”という視点から図の購買部門の作業を見た場合,[a]では参照する[b]と作成する[c]は内容がほぼ同じである。そこで,[d]の担当者が帳票に記入する作業をパソコンからの入力に置き換え,入力した内容をそれぞれの帳票の形式で[e]のプリンタに出力することによって発注伝票起票の手作業を簡略化することができると考えた。
 また”情報の共有化/共用化”の視点から,入力した内容をコンピュータのファイルとして保管しておけば,後工程の[f]でファイル内の情報を呼び出すことによって手作業が簡略化できるし,請求書が届いてからの[g]でも同じように手作業を簡略化することができると考えた。
 発注物件に関する諸情報を格納するファイルであることから,このファイルに”発注ファイル”という名前をつけることにした。この”発注ファイル”があれば,経理部門の支払伝票起票も簡略化できるということも思いついた。
 
a,f,gに関する解答群
ア 買掛金処理   イ 支払伝票起票  ウ 出金処理
エ 突合せ処理   オ 発注伝票起票  カ 部門長の承認
 
b,cに関する解答群
ア 購入依頼票   イ 支払伝票    ウ 請求書
エ 発注伝票
 
d,eに関する解答群
ア 銀行      イ 経理部門    ウ 購入先
エ 購入要求部門  オ 購買部門

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設問2 次の文章中の[ ]に入れるべき適切な字句を,解答群の中から選べ。
 次にC君の目にとまったのは購買と経理両部門に関連する作業である。”情報の共有化/共用化”という視点から図を見た場合,購買部門と経理部門が[h]を共用していることが分かる。すなわち,購買部門では[i]で,経理部門では[j]で使用している。
 購買部門と経理部門は同じフロアで隣接しているので,共用するファイルは,互いに便利な場所に設置したキャビネットに格納し,相互利用している。しかし,”紙をとじたファイル”はキャビネットまで足を運ばないと見られないし,自分の机で見ようとしても,持ち出されていると所在を探しまわることにもなり,探す時間と手間が業務効率を下げる原因になっている。
 そこで,C君はパソコンのデータベースソフトを使用してこのファイルをコンピュータのファイルとし,両部門のパソコンからアクセスできるようにすることで業務効率の向上を図ることにした。更に,”手作業の簡略化”という視点から見ると,[j]で記入している[k]についても,[h]とほぼ同じデータ(購入先,金額など)を記入しているので,[j]で同時に両方のファイルの記入ができるよう,こちらのファイルもコンピュータのファイルとすることにした。
 
h,kに関する解答群
ア 買掛金勘定ファイル     イ 購入依頼票ファイル
ウ 当座預金勘定ファイル    エ 発注伝票ファイル
 
i,jに関する解答群
ア 買掛金処理   イ 支払伝票起票   ウ 出金処理
エ 突合せ処理   オ 発注伝票起票   カ 部門長の承認

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問2 窓口システムの開発に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。
 
 ある会員制スポーツクラプでは,基幹システムの一部として,会員との接点になる窓口システムの開発に着手している。次の会話は,窓口システムの開発を担当するシステム部門のS氏と,窓口業務責任者のK氏のミーティングの様子である。
S氏 「前回のお話から窓口業務で行われる処理を図式化してみました(図1)。これで誤りがないか確認していただきたいと思います。この図は窓口で行われる処理の画面の呼出し関係を示しています。図中の横線はメニュー又は処理画面を示しています。また,矢印は矢印の先の画面を呼び出すことができることを示しています。受付カウンタの端末には,通常,窓口メニューが表示されます。」

K氏 「例えば,窓口メニューから利用手続を呼び出したり(図1中の(1)),また利用手続から窓口メニューに戻れる(図1中の(2))ということですね。」
S氏 「そうです。」
K氏 「すると,[a]からすべての処理が呼び出せるんですね。[a]から[b]を呼び出して処理を行った後には,[a]へ戻ることもできるし,[c]へ行くこともできるんですよね。」
S氏 「そのとおりです。」
K氏 「私たちは[c]をするとき,[b]をする場合もありますから,この方法はとてもよいと思います。しかし,この図では[d]を行ったお客様が必ず[e]をするという前提のようですが,必ずしもそうとは限りませんので,[d]の後,[a]ヘも戻れるように作り直してください。」
S氏 「分かりました。では,[d]の画面を作り替えましょう。
 

 
設問1 上記の記述中の[ ]に入れるべき適切な字句を,解答群の中から選ベ。
 
解答群
ア 会員照会     イ 脱会手続      ウ 入会手続
エ 入金処理     オ 窓口メニュー    カ 利用手続

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設問2 図1は状態遷移図を使って記述することができる。次の文章中の[ ]に入れるべき適切な字句を,解答群の中から選ベ。
(1) 図1と等価な状態遷移図は[f]である。
(2) K氏の指摘によって,会話中の下線部のように画面が作り替えられた後の状態遷移図は[g]である。
(3) K氏の指摘によって,会話中の下線部のように画面が作り替えられた後,次の順番で来客がある場合,処理を行う際の画面の切替えは最低[h]回発生する。ただし,来客の処理では,”窓口メニュー”が最初に表示されていて,最後には”窓口メニュー”に戻るものとする。また,脱会手続は会員照会で確認するものとする。
 (1)入会手続をするが,そのときは利用しない。
 (2)脱会手続をする。
 (3)入会手続をして,すぐ利用する。
 
f,gに関する解答群

hに関する解答群
ア 3   イ 4   ウ 5   エ 6   オ 7
カ 8   キ 9   ク 10  ケ 11   コ 12

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設問3 入金処理画面に関する次の会話中の[ ]に入れるべき適切な字句を,解答群の中から選ベ。
S氏 「この画面では,入金される会員の会員番号を入力してください。すると,その会員への請求金額が明細と一緒に表示されます。印刷ボタンを押すと,画面に表示されている内容と同じ内容の領収書が発行されます。お客様に確認していただいて,誤りがあれば明細を修正することもできます。ただし,請求項目名,単価は別のファイルを参照して表示していますし,金額,請求金額は自動的に計算されますから,これらの各項目の修正はできません。」

K氏 「私たちが最低限入力しなければならない項目は会員番号で,お客様に確認していただいて,誤りを指摘された場合に修正できる項目は,日付,請求項目コード,数量ですね。」
S氏 「そのとおりです。修正できる項目は明細行の左側にまとめてあり,入力しやすいように配慮しています。」
K氏 「この画面では使いづらい点が出てきそうです。まず,[i]が正しく入力されたかどうかチェックする手だてがありませんから,間違えたことに気づかない可能性があります。[i]の入力を間違えれば,この画面全体の表示内容も正しくないことになります。担当者がすぐに確認できるように,関連する情報を同時に表示してほしいと思います。」
S氏 「分かりました。」
K氏 「次に,[j]も他のファイルを参照して,[k]が表示されるのはよいのですが,この二つの項目が離れているので,対応関係が確認しづらいと思います。残った[l]と[m]は,お客様に確認していただくようにします。[l]は請求金額には影響しない項目ですが,[m]とともに,この請求項目全体が間違っている可能性がありますから,お客様の指摘があれば調査して訂正することにします。」
 
解答群
ア 会員番号     イ 数量      ウ 請求金額
エ 請求項目コード  オ 請求項目名   カ 単価
キ 日付

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