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初級シスアド 平成9年度試験 正解例と解説(午前問01〜問20)
問1 ウ
ワークサンプリング法とは,サンプル別に作業状況を調査し,その結果を分析して問題解決を図る手法です。ここでのサンプルとは,個人やグループなど,作業を行う上での単位をさします。ワークサンプリング手法は,生産現場のように作業速度を測定しやすい業務ではなく,定量化(=数値化)しにくいオフィス業務の生産性を測定して,解析するのに適しています。
ア 定時観測がワークサンプリングの特徴で,それを満たしていません。
イ 調査せずに,経験値で調査票に記録してもらうところが異なります。
エ ワークサンプリング法とは別の手法です。(エの手法も,学生時代に統計法の授業で学んだのですが,名称が思い出せません。)
本問は初級シスアドの出題範囲から逸脱した問題であり,解けなくてもかまわないでしょう。
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問2 ウ
会計帳簿に記帳するのは取引です。取引とは金銭が動く事項です。ウは契約を取り交わしただけでは,金銭は動いていないので取引になりません。
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問3 ウ
8個の個々のデータを,要素と呼びます。
ア 平均(単純平均)は,全要素の合計値を要素数で割った値です。従って,
(45+55+55+55+65+65+70+70)/8=60です。
イ メジアン(median)とは要素を値の昇順に並べたときに,中央に位置する要素の値です。従って,4番目の55と5番目の65の中間値である60です。
ウ モード(mode)とは数値の集合で,最もよく出現する値です。従って,
45:1回,55:3回,65:2回,70:2回で,55です。
エ レンジ(range)とは,要素中の最大値と最小値の差です。従って,
(70−45)=25です。
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問4 ウ
表から以下の条件が読みとれます。
1.画面Aでは画面B,画面C,画面Dに進めます。
2.画面Bでは画面Aと画面Cにしか進めません。
3.画面Cでは画面Bと画面Aに進めます。
4.画面Dでは画面Aにしか進めません。
従ってこれを整理すると,
a.画面Aがすべての画面とつながっている。
b.画面Bと画面Cとは相互につながっている。
c.画面Dは,画面Aとしかつながっていない。
となります。
問5へ
問5 ウ
利用者とコンピュータとが,情報をやりとりしながらプログラムの作成や実行を進める状態を,インタラクティブ(interactive)といいます。
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問6 ア
要求分析では,その情報システムの直接の利用者(エンドユーザ)の要求を聞いて基本的な構想を決定します。それ以降は,情報システム部門が担当して開発します。
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問7 イ
ア キャッシュメモリは,主記憶装置よりも少量で高速なメモリを介在させて,繰り返し利用するデータや命令をそこからアクセスすることで,アクセス効率の改善をはかるためのものです。
イ ECC(Error Correcting Code)対応メモリの説明です。ECCについては,拙著「AT互換機性能向上ガイドブック」で,より詳しい解説を載せています。
ウ ディスクキャッシュは,ディスク装置に繰り返しアクセスするデータを主記憶メモリに記憶させることで,アクセス効率の改善をはかるためのものです。
エ 半導体ディスク装置は,安価な半導体をディスク装置の代わりに使った装置です。
問8へ
問8 イ
パレート図とは,数値の大きい順に左端から要素を並べた棒グラフと,その数値の累積値をとった折れ線グラフとを,重ねた図です。
問9へ
問9 ウ
平成6年度問題午前問9とほぼ同一の問題です。そのためその問題と正解例・解説を再掲します。
[問題]
問09 次に示すデータフローダイアグラムの中で,Dの記号は何を意味しているか。
ア データ吸収 イ データ源泉 ウ データフロー
エ ファイル オ プロセス
[正解例]エ
[解説]データフローダイアグラムは,データの流れを中心にして業務や処理の流れを表す図法です。2本の平行線で表記する記号はファイル(データの保管)で,一時的なデータの保存を表します。
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問10 エ
決定木(デシジョンツリー)から読みとれる条件と行動は,以下の通りです。
1.受注額が200万円未満(y)で,納期1週間未満(y)ならば,報奨金500円支給する(x)
2.受注額が200万円未満(y)で,納期1週間以上(y)ならば,報奨金1000円支給する(x)
3.受注額が200万円以上(y)で,納期1週間未満(y)ならば,報奨金1000円支給する(x)
4.受注額が200万円以上(y)で,納期1週間以上(y)ならば,報奨金3000円支給する(x)
問11へ
問11 エ
散布図では,データの分散を表現します。これに正の相関関係がある場合,y=ax+b(aは正の数)の直線付近に,データの分布が集中します。負の相関関係がある場合,=−ax+b(aは正の数)の直線付近に,データの分布が集中します。
問12へ
問12 イ
a 1個あたり500円の検査コストがかかりますから,50,000円の費用がかかります。
b 1個あたり150円の検査コストがかかりますから,15,000円の検査コストがかかります。それに5割の不良品を出荷後に交換しますから,20,000円の交換コストがかかり,合わせて35,000円の費用がかかります。
c 検査せずに出荷した場合,4個の交換費用として40,000円かかります。
問13へ
問13 エ
ア 情報化の方法を検討してから,それにふさわしいハードウェア構成を決定すべきです。
イ 第三者の客観的な視点も,利用者が気がつかない点を指摘できる面はあります。しかし基本的に,利用者の意見を重視すべきです。
ウ 何をやるか(What)とハウツウ(How to)の両方とも,重視すべきです。
エ 立案した情報化案を評価する場合,投資対効果とともにメリットとデメリットを比較する必要があります。つまり,改善効果と新たな問題点の発生を比較し,前者が後者を上回っているかを検討します。
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問14 ウ
ア 専門家では気づかない点を,指摘する者も加わるべきです。
イ 発言内容に批判を加えず,自由奔放に運営するのが基本です。違うアイディアを出すためとはいえ,議論の誘導(リード)をすべきではありません。
ウ テーマを変えるのは,議論の誘導には当たりません。
エ 無効と思われる意見にもヒントとなるものや,後で有効となる意見があります。それらを逃さないように記録すべきです。
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問15 エ
上方管理限界はUCL(Upper Control Limit),下方管理限界はLCL(Lower Control Limit)といいます。この間が許容範囲となります。
(1) 管理限界線の外側又は線上に現れる場合はありません。
(2) 3点中2点が管理限界線付近に現れる場合はありません。
(3) 下側に7点存在していますので,7点目以降のdが該当します。
(4) 7点以上,連続して上昇又は下降する場合はありません。
(5) 一定の周期は見られません。
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問16 ウ
10月2日は,平日で9:00〜21:00内の勤務ですから,1,000円*4=4,000円です。
10月3日は,平日で9:00〜21:00勤務が2時間,21:00〜24:00勤務が2時間です。
それに手当が加わりますから,(1,000*2)+(1,000*2)+800=4,800円です。
10月5日は,休日で9:00〜21:00勤務が5時間,21:00〜24:00勤務が2時間です。
それに手当が加わりますから,(1,200*5)+(1,200*2)+800=9,200円です。
3日間の合計は,4,000+4,800+9,200=18,000円です。
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問17 イ
ア 終了させずに再入力させるようにします。
ウ 入力の終了や中断に限らず,ファイルの削除でも確認動作を入れるのが,入力設計の定石です。
エ 選択項目をあまり多くすると,利用者が迷ったり心理的に負担を感じます。
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問18 ア
イ オペレータの判断は極力入れないようにします。また,誤りの再発防止のためにもユーザ部門に戻すべきです。
ウ 処理期日直前での一括確認は,作業が遅れやすくなります。機密性など特殊な事情が要求されるものでない限り,到着の都度確認するか,処理結果リストで確認するようにした方が効率的です。
エ 処理結果を確認するまでは保存すべきです。
問19へ
問19 ウ
ア 順に入力する場合は,全ての項目を入力した方が効率的です。特定の項目だけ入力を省略すると,かえって入力のリズムがおかしくなったり,入力内容がずれたりします。
イ プルダウンの時間が余分にかかり,入力効率の低下をきたします。入力のリズムを保つためにも,プルダウンはなくすべきです。
エ マウスでの選択による入力よりも,キーボードでの入力の方が効率的です。数字とEnterキーのみの入力であれば,不慣れな場合でも問題ありません。
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問20 ウ
aの中には,判断(データ項目の値によって処理を振り分ける)処理が入ります。従って,データ項目と値との比較が入ります。この場合,iの値が最後の数(N)の値となり,それに1を加えた値になった状態で加算ループを抜けます。
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Last Updated Sep 30,1998
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