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初級シスアド 平成10年度試験 正解例と解説(午前問41〜問60)


 
問41 ア
解答群のエとオが入れ違っているだけで,平成8年度問題の午前問26と同一の問題です。そのため,その問題を再掲します。
 
 表計算ソフトを使って,次の式で表現される数列を第10項まで求めたい。セルA3に入れる式はどれか。A4〜A10については,A3の式を複写することとする。

ア =A1+A2  イ =A$1+A$2  ウ =A$1+A3
エ =A2+A3  オ =合計(A$1〜A2)
 
 この問題の正解例はアで,解説は以下の通りです。これが本問の解説にもなります。
「式からA3には,A1とA2を足した値が入ります。A4にはA2+A3が,A5にはA3+A4というように,A3の式で行の指定は,相対参照にする必要があります。したがって該当する式はA1+A2,もしくは列だけを絶対参照として$A1+$A2のいずれかになります。」

問42へ
 
問42 イ
平成8年度問題の午前問27の類題です。そのため,その解説を書き直す形で記述します。
「平均小遣い金額の算出式ですから,総小遣い金額/総人数となります。総小遣い金額は,各校の人数*平均小遣いで再現したもの(精度は落ちますが)の合計で求められます。これを3校の総人数で割ります。従って総小遣い金額の計算式である(B2*C2+B3*C3+B4*C4)を,総人数の計算式である合計(B2〜B4)で割ったものとなります。」

問43へ
 
問43 ウ
平成8年度問題の午前問30の類題です。そのため,その問題を再掲します。
 
 ある会社では,月に10回のイベントを実施して集客を行っている。M君は,表計算ソフトを使って1月の動員数を管理するためにセルA1〜D12に示すような表を作成した。次に2月の動員数の管理を行うために,セルA1〜D12をセルF1から始まるセルに複写した。複写されたセル中で,セルI3の式を修正する必要がある。そのセルをどのような式に直せばよいか。3月の管理は同様に2月の表を1列おいて複写して使用するものとし,このときにはセル中の式は変更しないものとする。

ア =C12+D3  イ =C12+D12   ウ =C12+H3
エ =D12+G3  オ =D12+G12+H3
 この問題の正解例はエで,解説は以下の通りです。
「セルI3は2月動員数管理の,第1回動員の年間累積の値が入ります。これは前回の累積動員数に,今回の動員数を加えて求めます。前回の累積動員数は1月の第10回の年間累積数(D12)であり,今回の動員数は当月第1回の動員数(G3)です。3月以降は相対参照により,前月の第10回の年間累積数に当月第1回の動員数が加算される式となって複写されます。」
 
この解説を本問向けに書き直すと,以下のようになります。
「セルI3は2月動員数管理の,第1回動員の年間累積の値が入ります。これは前回の累積動員数に,今回の動員数を加えて求めます。前回の累積動員数は1月の第6回の年間累積数(D8)であり,今回の動員数は当月第1回の動員数(G3)です。3月以降は相対参照により,前月の第10回の年間累積数に当月第1回の動員数が加算される式となって複写されます。」

問44へ
 
問44 イ
解答群のオがないだけで,平成8年度問題の午前33と同一の問題です。そのため,その問題を再掲します。
 
 次のデータに関する説明として適切なものはどれか。

ア 正規化は行われていない。
イ 第1正規化だけ行われている。
ウ 第2正規化まで行われている。
エ 第3正規化まで行われている。
オ 第4正規化まで行われている。
 
これの正解例はイで,本問の正解例も同じものとなります。

問45へ
 
問45 イ
第2種ですが,平成8年度春期午前問45の類題です。そのため,その問題を掲載します。
 
 データベースシステムを導入することによって期待できる効果を二つ選べ
ア コード設計作業の軽減   イ 重複データの削減
ウ データ転送の高速化    エ 動的アクセスの実現
オ プログラムとデータの独立性向上
 
この問題の正解例はイとオです。
 
データベースシステムのメリットは,データとアプリケーションプログラムとの独立性を高めることにより,データやプログラム修正時の影響を少なくすることがあげられます。またデータの一元化により,重複するデータを削減できる効果もあります。

問46へ
 
問46 イ
問71と解き方は同じで,稼働率は信頼度に置き換えられます。ルータ2とルータ3とが直列につながっているので,ルータ2とルータ3による経路の稼働率は0.9*0.9=0.81です。これとルータ1の経路とが並列につながっているため,全体の稼働率は1−(0.1)*(1−0.81)=1−0.019=0.981となります。

問47へ
 
問47 ウ
DNSサーバの登録内容を変更することで,例えばkimura-kouichi.comに対応したIPアドレスを変更して,別のサーバにアクセスするように変えることもできます。

問48へ
 
問48 ウ
2台目との接続に1ポート使いますので,1台目のハブは11台のコンピュータが接続できます。2台目のハブは1台目のカスケード接続で1ポート,3台目とのカスケード接続用に1ポート使いますので,10台まで接続できます。残り2台のコンピュータは3台目のハブに接続します。リンクケーブルの数は,コンピュータ1台あたり1本で23本,それに第1ハブと第2ハブ,及び第2ハブを第3ハブをつなぐ分が必要ですので,計25本必要です。

問49へ
 
問49 ア
表示までの時間が最大10秒ですが,サーバでの処理時間等の2秒を除いて8秒以内に,画像データを転送できる必要があります。従って,
画像データ容量*圧縮率/実効伝送速度<=8
を満たす圧縮率を求めます。圧縮率をxとおいて数値を入れると,
(16bit*400*300)x/50k<=8
1920,000x<=409600
x<=0.213
1k=1024で計算しましたが,ちなみに1k=1000で計算してもx<=0.208となり,約20%以下に圧縮する必要があります。

問50へ
 
問50 イ
モデムにより,アナログ公衆回線で通信する際の通信速度です。

問51へ
 
問51 イ
問47,問53とともに「改訂カリキュラム・直前対策ゼミ」で取り上げた内容です。
ア パソコンのメーカごとではなく,ブラウザごとに仕様が異なります。
ウ HTMLの仕様はWWWコンソーシアムという団体が勧告しており,現在は4.0が公開されています。各メーカはそれに準拠した製品を開発していますが,ブラウザではメーカが独自のタグを開発して使えるようにしたりして,互換性を一部欠いています。
エ 文字の表示でも,ブラウザによって記述差異があります。例えばNetscape Navigatorでは,文字を点滅表示させるBLINKタグを使えるようにしていますが,InternetExplorerではそれに対応していません。

問52へ
 
問52 ア
営業所のLANから本社のLANにダイヤルして接続し,ISDNで通信する機能を持った機器ですから,ダイヤルアップルータになります。これ以外に,TAとIPルータの組み合わせでも実現できます。

問53へ
 
問53 ウ
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)は電子メールを送受信する際のプロトコルで,いつでも受信できるように常時受信可能な状態で利用します。受信した電子メールはデリバリプログラム(デリバリエージェント)によって,メールアカウント別に割り当てられた領域(いわゆるメールボックス)に記憶されます。そこにメールソフト(メーラ)が接続して,受信した電子メールを取り込むプロトコルがPOP(Post Office Protocol)です。

問54へ
 
問54 イ
目次:同じディレクトリにあるファイルなので,目次.PAGEになります。
第一部:同じディレクトリにある下位ディレクトリなので,SAD/第一部.PAGEになります。
第二部:第一部と同じなので,SAD/第二部.PAGEになります。

問55へ
 
問55 イ
送信する画像データは,256色(8ビット)で256×256ドットですから,
8*256*256=524,288ビットです。これがGIF形式で10%に圧縮されますから,約52,429ビットです。これを実効通信速度14,400ビット/秒で送りますから,
52,428/14,400=約3.64秒で,約4秒となります。

問56へ
 
問56 ウ
”Host unknown”は,メールアドレスの@の後ろのドメイン名が間違っているか存在していないというメッセージです。送信側のメールサーバが作成して,送信者に送ります。これに対し”User unknown”の場合,@の前のメールアカウントが間違っているか存在していないというメッセージで,送信先のメールサーバが作成して返信します。

問57へ
 
問57 エ
私の著書「AT互換機性能向上ガイドブック」も参照して下さい。
ア サウンドボード内で,ディジタルとアナログとの変換を行います。
イ ディジタイザを使う処理をディジタイズといいます。
ウ ビデオキャプチャボードを用います。

問58へ
 
問58 エ
PHSでのデータ通信プロトコルは,PIAFSを採用しています。そのため,通信相手側ではそれに対応したTAが必要です。ただしDDIポケットでは,α-DATA32というプロトコルを採用しており,これとは異なります。

問59へ
 
問59 エ
ダイヤルアップに関連した項目(電話番号,回線の種類など)が,変更の必要があります。

問60へ
 
問60 エ
フリーソフト(フリーウェア)は著作者が著作権を留保したまま,無償使用を認めている形態のソフトウェアです。利用実績があるソフトも多いですが,新規利用の際は事前にウイルスチェックをすべきです。またサポートはなく,障害が発生しても保障や対応はないものと思うべきです。そのため社内での利用では,重要な処理ではサポートのあるソフトを利用すべきで,そのような観点から制限を加えるべきです。

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Last Updated Oct 29,1998
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