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初級シスアド 平成12年度春期試験 問題(午前問01〜問20)


 
問1  X社では次の算定方式で,在庫補充量を決定している。第n週の週末時点での在庫量をB[n],第n週の販売量をC[n]としたとき,第n週の週末に発注する在庫補充量の算出式はどれか。ここで,nは3以上とする。
 
〔在庫補充量の算定方式〕
(1)  各週末ごとに在庫補充量を算出し,発注を行う。在庫は翌週の月曜日に補充される。
(2)  在庫補充量は,翌週の販売予測量から現在の在庫量を引き,安全在庫量を加えて算出する。
(3)  翌週の販売予測量は,先週の販売量と今週の販売量の平均値とする。
(4)  安全在庫量は,翌週の販売予測量の10%とする。
 
 (C[n−1]+C[n])/2×1.1−B[n]
 (C[n−1]+C[n])/2×1.1−B[n−1]
 (C[n−1]+C[n])/2+C[n]×0.1−B[n]
 (C[n−2]+C[n−1])/2+C[n−1]×0.1−B[n−1]
 

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問2  夜間に各店舗からPOSデータを収集し,翌朝には店舗の責任者が前日の販売状況を入手して,汎用のデータ加工ツールで,自由にデータを分析できるシステムを稼働させた。しかし,ほとんど利用されず,目立った効果を上げていない。そこで,店舗の責任者が利用しない理由を調査した結果,システムやデータの問題ではなく,ユーザ側のデータ分析能力に問題があることが分かった。そのための対策に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 
 各店舗の責任者を対象に不足情報についてアンケート調査を行い,提供情報の内容を強化する。
 データ加工ツールのバージョンをアップし,機能の充実と処理の高速化を図る。
 データを加工するためのひな型を用意し,現実の場面を想定して,実践的に教育する。
 ハードウェアやネットワークの強化などを行い,より一層の情報収集の迅速化を促進し,最新情報の取得に努める。
 

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問3  A社の営業部では,事務処理の効率化を検討している。そこで,まず,現状の問題点を認識し,それらの原因の洗い出しと整理をすることになった。そのために作成する分析図として,適切なものはどれか。
 
ア 特性要因図 イ パレート図
ウ ヒストグラム エ レーダチャート
 

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問4  ある商品の前月繰越と受払いが,表のとおりであるとき,先入先出法によって算出した売上原価は何円か。
 
10月 1日 前月繰越 100個 取得原価 200円/個
10月 5日 仕入 50個 取得原価 215円/個
10月15日 売上 70個    
10月20日 仕入 100個 取得原価 223円/個
10月25日 売上 60個    
 
ア 26,450 イ 27,250 ウ 27,586 エ 28,130
 

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問5  携帯型情報端末(PDA)同士でデータ交換を行ったり,PDAとノート型パソコンとの間でデータ交換を行ったりする場合に使われる,赤外線を用いたデータ転送の規格はどれか。
 
ア IEEE1394 イ IrDA ウ PIAFS エ RS-232C
 

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問6  パソコンのインタフェースとして使われているUSBの,最大接続機器台数は何台か。
 
ア 4 イ 7 ウ 15 エ 127
 

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問7  メインフレームのデータをパソコンで利用する際の注意点に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 
 外字コード以外の文字コードは,コンピュータの種類を問わず統一されているので,変換は外字コードに限って行う。
 漢字コードの変換は不可能なので,相互に利用できるデータは英数字と片仮名だけに限られる。
 メインフレームは日本語(漢字,片坂名など)を扱えないので,利用できるのは英数字だけである。
 文字コードが異なるので,利用に当たってはコード変換を行うことになる。
 

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問8  表は消費財商品A,B,C,Dの市場での認知度と購入リピート率の調査結果である。商品の認知度とは,その商品のことをどのくらいの消費者が知っているかの度合いを示すものである。一方,購入リピート率は一度購入した消費者が再度その商品を購入した度合いを示すものであり,商品力との相関が高い。これらのデータから読み取れる分析結果に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 
単位 %
商品 A B C D
認知度 90 30 70 30
購入リピート率 80 80 30 30
 
 商品Aは,顧客に受け入れられるだけの商品力に乏しい。
 商品Bは,広告戦略の強化によって,販売量が増える可能性がある。
 商品Cは,商品力よりもその広告戦略に課題がある。
 商品Dは,市場で長期間大きなシェアを有している商品である。
 

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問9  A高校,B高校の生徒各200名を対象に,ある試験の得点の統計をとったところ表のようになり,正規分布で近似できることが分かった。この結果の分析に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 
  A高校 B高校
平均 60 60
標準偏差 5 10
 
 50点から70点までの得点者は,A高校,B高校とも同数である。
 55点から65点までの得点者は,A高校の方が多い。
 65点以上の得点者は,B高校よりA高校の方が多い。
 B高校では,70点以上の得点者はいない。
 

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問10  毎年1,000,000個の製品を生産している工場がある。不良率は5%であり,不良品1個当たりの損失額は10円である。不良率を低減させ,製品1個当たりのコストを削減させるために,表に示す機器A,Bの導入を検討している。生産量,不良品1個当たりの損失額は変わらないものとするとき,機器の導入に関する記述のうち,適切なものはどれか。ここで,機器の償却期間はそれぞれ5年とする。
 
  導入後の期待不良率 導入金額
機器A 3.5% 80万円
機器B 1.5% 160万円
 
 機器Aはコスト削減が期待できるが,機器Bではコスト増加になると考えられる。
 機器Bはコスト削減が期待できるが,機器Aではコスト増加になると考えられる。
 どちらの機器を導入しても,コスト削減が期待できる。
 どちらの機器を導入しても,コスト増加になると考えられる。
 

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問11  表計算ソフトを用い,前年度の各支店における売上高と営業要員数から営業要員ごとの平均売上高を求め,さらに全支店の合計値と全営業要員の平均売上高を求めて,上司に報告した。すると,上司から,“セルD7の計算結果11303が,セルD2〜D6までの平均値11721と異なるのはなぜか”と質問された。上司に対する回答のうち,適切なものはどれか。
 
〔手順〕
(1)  セルB7に計算式“合計(B2〜B6)”,セルC7に計算式“合計(C2〜C6)”を入力した。
(2)  セルD2に計算式“B2/C2”を入力した。
(3)  セルD2の計算式を,セルD3〜D7に複写した。
 
  A B C D
1 支店名 売上高 営業要員数 営業要員ごとの平均売上高
2 47903 5 9581
3 58925 6 9821
4 48999 4 12250
5 45911 3 15304
6 58239 5 11648
7 全支店 259977 23 11303
 
 計算式を複写する手順に誤りがあり,誤った計算式が生成されていたので,値が食い違ってしまった。
 セルD2〜D6の値は計算式で求めた値を四捨五入したものであり,その誤差を含んだ値を用いて計算することによって誤差が更に拡大したので,値が食い違ってしまった。
 セルD2〜D6までの平均値11721は各支店の営業要員ごとの平均売上高の平均値であり,セルD7で求めているのは全営業要員の平均売上高なので,値が異なっている。
 当社で使用している表計算ソフトは,10進数を2進数に変換してから計算しているので,誤差が生じている。
 

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問12  データの相関関係を見るために作成した散布図の中で,“負の相関”を示すものはどれか。
 

 

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問13  待ち行列モデルの適用事例として,適切なものはどれか。
 
 1回当たりの発注コストや1個当たりの在庫維持コストなどを基に,在庫商品の発注量を決定する。
 過去の売上データを基に,次年度の売上を予測する。
 画像情報の密度,大きさ,平均圧縮率,通信速度などを基に,必要な通信時間を計算する。
 平均対応時間や電話の平均受付回数などを基に,問合せに対応するサービスデスクの要員数を決定する。
 

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問14  A社では製造工程で部品の寸法を測定し,管理図でその品質を管理している。管理図では,上方管理限界と下方管理限界を破線で表し,これら一対の線を管理限界線と呼んでいる。さらに,管理図の中央にある太い実線を中心線と呼んでいる。次の社内標準によって,管理図中の点を異常と判定する場合,図に示した管理図で異常と判定すべき点は何個あるか。ここで,管理限界線近くとは,中心線から管理限界線までの距離の2/3以上離れた場所をいう。図に示した管理図では,中心線から管理限界線までの距離の2/3だけ離れた位置を点線で表している。
 
〔社内標準〕異常と判定する基準
(1)  管理限界線の外側又は線上に現れる点
(2)  連続する3点中の2点以上が管理限界線近くに現れる場合の,管理限界線近くの点
(3)  6点以上の点が,連続して中心線の上側又は下側に現れる場合の,6点目以降の点
(4)  3点以上の点が,連続して上昇又は下降する場合の,3点目以降の点
 

 
ア 2 イ 3 ウ 4 エ 5
 

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問15  ある製品の製造において,100個当たり4個の不良品が含まれることが分かっている。製品出荷後に不良品を交換するには,費用として1個当たり10,000円かかる。不良品への対処手段のうち,費用が最も少なくすむものはどれか。
 
 1種類の検査を実施する。これによって,出荷前に不良品の50%が発見できると予想される。検査にかかる費用は,1個当たり150円である。
 2種類の検査を実施する。これによって,出荷前に不良品の75%が発見できると予想される。検査にかかる費用は,1個当たり350円である。
 3種類の検査を実施する。これによって,出荷前にすべての不良品が発見できると予想される。検査にかかる費用は,1個当たり500円である。
 一切の検査を行わない。
 

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問16  昨年度の入社試験問題と今年度の入社試験問題を比較するために,大勢の社員に両年度の問題を解答させた。昨年度の問題の得点をx軸に,今年度の問題の得点をy軸にとって,社員全体の相関係数と回帰直線を求めた。結果に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 
〔結果〕
   相関係数は,0.8であった。
   回帰直線の傾きは,1.1であった。
   回帰直線のy切片の値は,10であった。
 
 回帰直線のy切片の値から,今年度の問題の得点が0点の人でも,昨年度の問題では10点程度とれることが分かる。
  回帰直線の傾きから,今年度の問題の平均点は,昨年度の問題の平均点の1.1倍であることが分かる。
 回帰直線の傾きとy切片の値から,今年度の問題は昨年度の問題に比べて得点しやすい傾向にあることが分かる。
 相関係数が1に近い値を示していることから,今年度の問題は,内容の出来が良いことが分かる。
 

問16の正解例と解説へ
 
問17  ユーザ部門が起票した入力原票を,運用部門が集中してデータ入力する場合,運用部門の処理に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 
 入力原票1件ごとの入力結果の確認は,処理結果リストをユーザ部門に送付し,ユーザ部門が行うことにしている。
 入力原票の記入内容に誤りがある場合は,誤り内容が明らかなときに限りオペレータの判断で入力原票を修正し,入力処理している。
 入力原票は処理期日まで運用部門の受付者がそれぞれ保管し,到着の有無,受領枚数の点検などの授受確認は,処理期日直前に一括して行うことにしている。
 入力済みの入力原票は,不正使用や機密情報の漏えいなどを防止するために,入力後直ちに廃棄することにしている。
 

問17の正解例と解説へ
 
問18  システム開発技法の一つであるプロトタイピングの特徴に関する記述として,適切なものはどれか。
 
 開発の各段階を逐次進めていくので,開発管理が容易である。
 システムの一部(サブシステム)の開発プロセスを繰り返していくので,工程の後戻りが起こりにくい。
 設計上の誤りの発見が遅れがちである。
 利用者と開発者の間の,システム要求についての解釈の違いが早い段階で確認できる。
 

問18の正解例と解説へ
 
問19  作成したWWWページヘのアクセス件数を調べる目的でアクセスカウンタを作成した。図に示すとおり,二人の閲覧者が同時にアクセスしたところ,サーバ内の処理は(1)〜(4)の順序で実行された。二人がアクセスする前のアクセスカウンタの値が100であったとすると,処理(4)が終了した時点のアクセスカウンタの値は幾つになるか。
 

 
ア 100 イ 101 ウ 102 エ 104
 

問19の正解例と解説へ
 
問20  A社では,サービスセンタでユーザから保守依頼の電話を受け,サービス車でユーザを訪問し,製品保守を行っている。今度,サービスセンタにGPSを利用した情報システムを導入し,業務改善を行うことになった。そのために,ユーザから電話を受けたとき,作業中でないサービス車のうち,そのユーザに最も近いサービス車を割り当てるシステムを設計した。この情報システムの導入効果を判定するために,導入前後で測定すべき指標として,適切なものはどれか。
 
 サービス車がサービスセンタを出発してから戻ってくるまでの平均所要時間
 ユーザから電話を受けて,サービス車がユーザに到着するまでの平均所要時間
 ユーザからの1日当たりの平均依頼電話件数
 ユーザの所でサービスを開始してから完了するまでの平均所要時間
 

問20の正解例と解説へ
 
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