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初級シスアド 平成12年度秋期試験 問題(午後問5)
問5 システムの改善要望に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。
W君は,中堅商社F社の経理部に所属し,経理関連のシステムを担当している。これらのシステムには,経理部内だけでなく社内各部からも改善要望が出されている。そこで,“人数の多い社内各部での負担軽減効果の大きい改善を優先する”,“経理部の負担軽減効果の大きい改善も優先する”という考え方で,改善要望のとりまとめを行うように指示された。
W君は,システム改善を行うために必要な保守工数(単位:人日)が,改善効果(単位:人日/週)に対して何週分に相当するかという効果指数を基に改善要望の優先順位を決める,優先順位表(表1)を作成した。
〔効果指数の算出方法〕
(1) 効果指数は,次のように計算する。
(2) 社内各部での効果(各部効果)は,効果指数(αとする)が4週以下の場合は効果大,12週以下の場合は効果中,それ以外は効果小とする。 (3) 社内各部に比べ経理部は人数が少ないので,経理部での効果(経理部効果)は,効果指数(βとする)が12週以下の場合は効果大,24週以下の場合は効果中,それ以外は効果小とする。 (4) ここでは,1日の勤務時間は8時間とし,1週間を5日間として計算する。
設問1 W君は,手始めに会計システムヘの伝票入力に対する営業部からの改善要望について,業務の状況に対応した改善効果を計算することにした。次の記述中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
(業務の状況)
営業部員は,顧客との打合せなどで外出が多く,ほとんどの経費伝票の費目は交通費や会食時の会議費で占められている。交通費と会議費は各営業部員が直接会計システムに入力し,そのほかは経理担当者が入力している。
営業部員は入力時に前回どこまで入力したかを忘れてしまうことが多く,思い出せないと経理部に問合せを行うので,経理部では対応に時間がとられている。
前回までの入力内容を忘れてしまうのは入力件数の1割程度であり,そのうちの1/5は経理部に問合せが入る。各営業部員は前回までの入力内容を思い出すために,メモを見たり,経理部に聞いたりなどして平均5分かかっている。
経理部では問合せが入ると,経理部用照会機能を用いて検索するのに平均10分かかっている。
なお,営業部での入力データを平均すると,1週間の交通費データは1,000件,会議費データは200件である。
(改善要望)
前回までの入力内容を知るために,営業部員が自分で入力したデータを照会する機能が欲しい。
(改善効果)
この改善要望の場合,改善効果は営業部で[ a ]人日/週,経理部で[ b ]人日/週である。
解答群
ア 0.25 イ 0.5 ウ 0.75 エ 1 オ 1.25 カ 1.5 キ 1.75 ク 2
設問1の正解例と解説へ
設問2 W君は,経理関連のすべてのシステムについて改善要望をとりまとめ,情報システム部に保守工数の見積りをしてもらった。
表2の改善要望一覧(一部抜粋)中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
解答群
ア 第1位 イ 第2位 ウ 第3位 エ 第4位 オ 第5位 カ 対応しない
設問2の正解例と解説へ
設問3 W君は,効果指数を使ってすべての改善要望に優先順位を付けた。さらに,同じ優先順位に複数の要望があるのでその内容を判断し,より早く稼働させたいものから順に保守作業に着手してもらうことにした。そのために,各改善要望に着手順位を付け,表3のように整理した。
次の記述中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
すべての改善要望に対応するとして,1名の保守要員が担当した場合,工期は[ g ]週間である。
その間に,優先順位の高い別の改善要望が出ることもあり得るので,まず優先順位第3位までの改善要望に対応することにした。保守要員として,情報システム部で2名を手当した場合,単純に計算すると[ h ]週間であるが,各改善要望に1名の保守要員で対応し優先順位と着手順位に従って処理するとして,[ i ](図 改善要望対応スケジュール(未完成な状態))を描いてみると,その工期では完了しないことが分かった。
そこで,同一優先順位内の改善要望のうち,[ j ]と[ k ]の着手順位を入れ替えると,[ h ]週間で完了することが分かる。
g,hに関する解答群
ア 6 イ 9 ウ 12 エ 13 オ 15 カ 18 キ 24 ク 26 ケ 30 コ 48
iに関する解答群
ア SDチャート イ ガントチャート ウ 関連図 エ 決定表
j,kに関する解答群
ア 要望1 イ 要望2 ウ 要望3 エ 要望4 オ 要望5 カ 要望6 キ 要望7
設問3の正解例と解説へ
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