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初級シスアド 平成13年度春期試験 問題(午後問4)


 
問4 受付業務に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。
 
 X大学では,夜間の時間帯を利用した社会人講座として,毎学期幾つかの科目を開講している。これらの社会人講座科目を受講できるのは,受講者台帳にあらかじめ登録されている受講者に限られている。受講者台帳には,各受講者固有の受講者番号のほか,氏名,住所及び電話番号が登録されている。
 講座の受講者であればだれもが希望する科目を受講できるように,科目ごとの定員は設けていない。その代わり,各受講者が1学期に受講できる科目数の上限を4科目としている。受講料は科目によって異なっていて,各科目の受講料の合計を受講者に請求する。
 X大学では,科目の受講申告受付などの教務関連業務を,教務課が担当している。最近,社会人講座の受講希望者数が増えつつあり,教務課の作業量の増加が予想される。そこで,業務のシステム化を検討することになり,教務課のJ君が受講申告受付業務のシステム化案を作成することになった。
 
〔現行の受講申告受付業務〕
 学期開始の14日前から3日前までが受講申告期間となっていて,受講者は,この期間中に受講申告票(以下,申告票という)(図1)を一人1枚申告票受付ポストに提出することになっている。申告票には,その学期に開講される科目名があらかじめ印刷されているので,受講者は,自分の受講者番号,氏名,住所及び電話番号を記入し,希望する科目に“○”を付けて提出する。
 教務課では,受講申告期間終了後から学期が始まるまでの2日間を使って,ポストに提出された申告票を処理する。申告票を受講者台帳の登録内容と照らし合わせた上で,5科目以上申告した受講者がいるかどうかを検査する。該当する受講者がいた場合は,電話連絡をして,どの科目を取り消すかを確認したうえで,申告票を訂正し,超過した科目を取り消す。この場合以外は,一度提出された申告票を訂正することはない。記入漏れのある申告票は処理せず,受講者からの問合せのために記入漏れ申告票つづりに保管する。
 こうして各受講者の受講科目が決定すると,申告票をとじて受講申告台帳とする。この受講申告台帳を基に請求書(図2)を発行し,受講者あてに発送する。
 
平成13年度春期 午後問4 図1,図2
 
〔J君のシステム化案〕 J君の考えた受講申告受付業務のシステム化案は,次のとおりである。
(1)  申告票に代えて,受講申告受付システムを導入し,各受講者の受講申告に関する受付履歴を管理する。
(2)  受講申告期間は,学期開始の14日前から開始前日までとする。
(3)  受講申告は,各受講者が学内に設置された端末を使って行い,受付期間内であれば,随時受け付ける。科目の追加や取消しも可能である。
(4)  受講者が申告又はその後追加した科目数から,取り消した科目数を差し引いたものを,申告科目数と呼ぶ。この申告科目数が上限の4科目に達すると,それ以上の科目の追加はできない。
(5)  受講申告期間終了後,記録された履歴を基に,受講申告台帳を作成する。さらに,現行と同じ様式の請求書を発行し,受講者あてに発送する。
 

 
設問1 図3は,現行業務のうち,受講者が申告票を提出してから受講申告台帳が作成されるまでの流れをDFDで表現したものである。図中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
平成13年度春期 午後問4 図3
 
解答群
ア 科目数が超過している申告票 イ 記入漏れ申告票つづり
ウ 記入漏れのある申告票 エ 受講者台帳
オ 受講申告台帳 カ 処理済みの申告票
キ 問題のない申告票  
 

設問1の正解例と解説へ
 
設問2 J君は自分のシステム化案に基づき,受講申告受付から受講申告台帳作成までの業務の流れを表現したDFD(図4)と,ファイルの様式(図5)を作成してみた。  
平成13年度春期 午後問4 図4,図5
 
 別の教務担当者に図4と図5を示して自分の案について説明したところ,問題点を指摘された。そこでJ君は,図4のDFDに代えて,対策を施した改善DFD案(図6)を作成した。
 問題点とその対策に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
平成13年度春期 午後問4 図6
 
〔問題点〕
 受講申告受付を行うには,[ g ]が必要である。J君の当初案(図4)では,これを求めるのに,[ h ]の全内容を調べる必要がある。この処理は複雑であるだけでなく,[ i ]でも同様の処理を行うことになるので,冗長である。さらに,現時点では問題にならなくても,将来受講者数が増えると,処理に要する時間が問題となることが懸念される。
 
〔対策〕
 改善案(図6)では,[ j ]を参照,更新し,常に最新の[ g ]を把握できるようにする。これによって,冗長な処理がなくなる。
 
gに関する解答群
ア 開講科目数 イ 各科目の申告人数
ウ 受講者の申告科目数 エ 受講者の総数
 
h〜jに関する解答群
ア 科目マスタ イ 受講者マスタ ウ 受講申告受付
エ 受講申告受付履歴 オ 受講申告台帳 カ 台帳作成
 

設問2の正解例と解説へ
 
設問3 J君は,請求書発行以降の業務の流れについても別のDFD(図7)を作成してみた。このDFDと図6のDFDにデータフローを追加して,業務全体の流れを表す一つのDFDを完成させたい。
 このとき追加すべきデータフローの組合せとして適切なものを,解答群の中から選べ。なお,解答群中の“○”は,追加するデータフローを示している。
 
平成13年度春期 午後問4 図7
 
解答群
 
受講者マスタから請求書発行へのデータフロー        
受講者マスタから発送へのデータフロー        
科目マスタから請求書発行へのデータフロー        
科目マスタから発送へのデータフロー        
受講申告台帳から請求書発行へのデータフロー        
受講申告台帳から発送へのデータフロー        
 

設問3の正解例と解説へ
 
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