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初級シスアド 平成13年度春期試験 問題(午後問7)


 
問7 ホームページのアクセスログに関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。
 
 S社では,2年前からインターネットのホームページを開設し,有機食品を販売している。現在,S社のホームページは図1のような構成になっている。
 
平成13年度春期 午後問7 図1
 
 ホームページ開設後2年経過したので,現在のホームページ作成にかかわった主任のN氏と,最近,担当になったM君がホームページの構成を見直すことになった。
 二人はまず,アクセス状況の分析を行うことにした。S社のホームページに立ち寄ってから立ち去るまでの,連続したアクセスとしてみなせるログを抽出し,同一セッションとしてアクセスログの統計をとり,現在のページ構成を改善するための判断材料とすることにした。その結果が図2のアクセスログ統計(抜粋)である。
 
平成13年度春期 午後問7 図2
 
〔アクセスログ統計(抜粋)の説明〕
(1)  同一セッションとは,S社のホームページに立ち寄ってから立ち去るまでの連続した接続とする。
平成13年度春期 午後問7 セッションの説明
(2)  統計2のアクセス数は,同一セッション内でそのページが最初に閲覧された回数を表す。
(3)  統計3のアクセス数は,同一セッション内でそのページが最後に閲覧された回数を表す。
(4)  統計4の閲覧経路別アクセス数は,同一セッション内での経路単位のアクセス数の合計を表す。
 “トップページ→有機食品”の経路は,最初にトップページにアクセスし,次に有機食品にアクセスした後,立ち去ったことを表し,経路別アクセス数は1とカウントする。
(5)  統計5〜8のページペアは,任意の二つのページの組を表す。また,必要なクリック数はページペアの片方から他方へ遷移するのに必要な最少のクリック数を表す。
(6)  統計5〜8のアクセス率は,閲覧経路別アクセス統計から得られる各ページペアの出現回数を閲覧経路別アクセス数の総合計(単独ページだけの経路は除く)で割った値を表す。
 閲覧経路別アクセス統計上のあるページペアの出現回数が100回で,閲覧経路別アクセス数の総合計が2,000回の場合,アクセス率は100/2000=0.05となる。
 

 
設問1 トップページのアクセス分析に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。解答は重複して選んでもよい。
 
N氏 「まず,トップページがホームページの入口としての役割を果たしているかどうかを見てみよう。それには,アクセスの分類基準を作ると分かりやすい。ここでは,トップページに対するアクセスを次の四つのタイプに分類してみることにしよう。
 
表1 トップページに対するアクセス分類
タイプ アクセス内容
タイプ1 入口として,トップページから入り,以降のページを閲覧した。
タイプ2 トップページだけを見て,立ち去った。
タイプ3 ホームページの閲覧途中にトップページに立ち寄った。
タイプ4 ホームページの閲覧後にトップページから立ち去った。
 
 ここで,タイプ1はトップページが入口の役割を果たしたアクセス数を示していて,その数は[ a ]と[ b ]から,[ c ]だということが分かる。
 タイプ2はトップページだけを見て,立ち去っているので,コンテンツなどの改善の必要性を示唆する数値と考えることができる。タイプ2のアクセス数は,[ d ]から[ e ]だということが分かるね。このアクセスの状況から見て,タイプ2は無視できないね。タイプ2の削減を見直しテーマの一つにしよう。」
 
a,b,dに関する解答群
ア 統計1   イ 統計2    ウ 統計3    エ 統計4
 
c,eに関する解答群
ア 727   イ 957   ウ 1,414   エ 2,141   オ 2,868
 

設問1の正解例と解説へ
 
設問2 アクセスログ統計結果から,ページ間の必要なクリック数とページペアのアクセス傾向に着目した分析を行った。表2中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
平成13年度春期 午後問7 図3
 
N氏 「図3のグラフは任意のページペアについて,一方のページからもう一方のページまで行くのに必要なクリック数を縦軸にとり,任意のページペアが同一の閲覧経路内(同一セッション内)でアクセスされる率を横軸にとったものなんだ。
 横軸の同一セッション内アクセス率は,データが右側に行けば行くほど,そのページペアは同一のセッションの中でアクセスされている傾向が強いということを示す。
 一方,縦軸のページ間の必要なクリック数は,データが上に行けば行くほど,ページペアのリンクが離れているということを示している。図3のように分布状態を点線でT〜Wの四つの領域に分けて特徴をまとめると,表2になる。」
 
表2 領域の特徴
領域 特 徴
T [ f ]
U [ g ]
V [ h ]
W [ i ]
 
M君 「そうすると,統計7にあるページペアは,同時に見る傾向が強く,ページ間の必要なクリック数が多いので,ユーザに負荷を与えているということですね。」
 
解答群
ア ページ間の必要なクリック数が多く,同時に見る傾向が強い。
イ ページ間の必要なクリック数が多く,同時に見る傾向が弱い。
ウ ページ間の必要なクリック数が少なく,同時に見る傾向が強い。
エ ページ間の必要なクリック数が少なく,同時に見る傾向が弱い。
 

設問2の正解例と解説へ
 
設問3 ページ構成の改善に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
N氏 「今回のアクセスログの分析をまとめ,考えられる改善案を検討してみよう。」
M君 「トップページだけを見て立ち去らない工夫を考える必要があります。統計2を見ると,最初から直接,有機食品にアクセスする数が多いので,トップページに関しては,何か工夫はないでしょうか。」
N氏 「トップページと有機食品のページ間で必要なクリック数は1だね。必要なクリック数が1で同一セッション内アクセス率が高いページペアは,両ページを1ページに統合するページ統合の候補とすることができる。この考えに従い,統計5から,図1のリンク[ j ]で結ばれる四つのページを統合できれば,クリック数の削減になるし,リンク(13)で結ばれる[ k ]のページ統合,リンク[ l ]で結ばれる[ m ]のページ統合も考えられるね。」
M君 「図3の分析から考えられる改善案は何でしょうか。」
N氏 「この場合は,ページ間のリンクに着目すればいいんじゃないかな。統計7から[ n ]のページとトップページ,[ o ]のページと商品群A,[ o ]のページと商品群B,[ o ]のページとギフト群C,[ o ]のページとギフト群Dのそれぞれのページにリンクをはることで,クリック数を削減することができるね。」
M君 「次は各ページのコンテンツ,デザインの検討を行い,今回のアクセスログ分析結果と合わせて,最終的に全体の構成を検討することになりますね。」
N氏 「そうだね,単にページ統合をすると,スクロールが必要になったりするので,コンテンツやデザインなどと合わせて検討する必要があるね。」
 
jに関する解答群
ア 〔1〕,〔2〕,〔3〕   イ 〔1〕,〔3〕,〔4〕   ウ 〔3〕,〔4〕,〔5〕   エ 〔3〕,〔4〕,〔6〕
 
k,mに関する解答群
ア ギフト群Cとギフト群D イ ギフトとギフト群C
ウ ギフトとギフト群D エ 商品群Aと商品群B
オ ショッピングと商品群A カ ショッピングと商品群B
 
lに関する解答群
ア 〔9〕   イ 〔10〕   ウ 〔11〕   エ 〔12〕   オ 〔13〕   カ 〔14〕
 
n,oに関する解答群
ア 買い物かご確認 イ ギフト ウ ギフト群C
エ ギフト群D オ 商品群A カ 商品群B
キ ショッピング ク レシピ  
 

設問3の正解例と解説へ
 
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