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初級シスアド 平成14年度春期試験 問題(午後問 1 )
問 1 システム説明会の計画に関する次の記述を読んで,設問 1〜3 に答えよ。
ある会社の営業部が使用する新しい顧客管理システム(以下,新システムという)の稼働開始が近づいてきた。営業部には,新システムの使いやすさや,稼働開始時の手間について不安をもつ人もいる。そこで,新システムを開発した情報システム部と営業部が共同で説明会を行うことにした。営業部の Q 課長と R 君,情報システム部の S 課長と T 君で説明会の計画作成に関する打合せを行った。
Q 課長 「営業部の管理職は,売上増に関心が強いことが分かっている。したがって,新システムの顧客データを使って売上に結びつける活用方法を説明したい。説明会の第 1 のポイントは,管理職に活用方法をよく理解してもらうことにしよう。」 R 君 「一般の営業員は新システムの利用による日々の業務効率向上に関心が強い。」 Q 課長 「一般の営業員が業務効率向上のための活用を理解することが,積極的な利用につながる。これを第 2 のポイントにしよう。」 T 君 「新システムの操作に慣れることができるかどうか不安に思っている人もいます。」 S 課長 「新システムは,初めて使う人でも使いやすくできている。使いやすさを分かってもらい,不安を解消することを第 3 のポイントにしよう。」 T 君 「営業各課から顧客データを収集し,新システムヘのデータの登録を完了しました。顧客データの最終収集時点以降の更新分は各課で新システム稼働後にできるだけ早く登録,更新してもらうことが必要です。」 S 課長 「それなら,稼働後,早急に登録と更新を行ってもらうために,各課の作業を理解してもらうことを,第 4 のポイントとしよう。」 R 君 「以前,あるシステムの稼働時に,情報システム部に質問しても回答が遅かったり,たらい回しにされたりした,という苦情がありました。」 S 課長 「あのときはそのシステムの稼働開始時期と別システムの開発時期が重なって混乱を招いてしまった。今回は,稼働開始時に専任のサポート担当者を用意し,迅速に対応したい。サポート体制を分かってもらい,不安を解消することを,第 5 のポイントとしよう。」 T 君 「それでは,私が新システムの設計書やこれまでの説明会の事例を参考にして,以上の五つのポイントを説明項目に入れたシステム説明会素案を作成します。」
表 T 君が作成したシステム説明会素案 順序 項目名 時刻(時間) 1 案内 説明会の進行予定を紹介する。 13:00〜13:05
(5分)2 新システムの目的と効果 新システム開発の目的及び顧客データ活用による効果,日々の業務効率向上効果を説明する。 13:05〜13:25
(20分)3 運用フロー 顧客データの登録から利用までの作業とデータの流れを説明する。 13:25〜13:45
(20分)4 基本的な操作方法 使用頻度の高い主要機能の操作方法について,その使いやすさを新システムの画面をプロジェクタで見せながら説明する。 13:45〜14:15
(30分)5 機能構成 新システムの機能一覧と構成を設計書中のプログラム構成図を用いて説明する。 14:15〜14:25
(10分)6 各機能の詳細 顧客データ登録,検索などの機能の詳細をプログラム構成図に沿って説明する。 14:25〜14:45
(20分)7 休憩 14:45〜14:55
(10分)8 詳細な操作方法 使用頻度の高い主要機能について,画面をプロジェクタで見せながら,画面ごとの詳細な操作方法を説明する。 14:55〜15:55
(60分)9 主要機能の実現方式 主要機能の処理ロジック,データベース設計,機能間インタフェース設計を説明する。 15:55〜16:25
(30分)10 稼働後の各課での作業 最新顧客データヘの更新作業の方法を説明する。 16:25〜16:35
(10分)11 サポート体制 情報システム部のサポートの方針,体制などを説明する。 16:35〜16:45
(10分)12 質疑応答 16:45〜17:00
(15分)
設問 1 T 君が作成したシステム説明会素案(表)に関する次の記述中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
S 課長 「五つのポイントには入っていないが,[ a ],[ b ]は,新システムをうまく使いこなすために知っておいてほしいことだ。この二つは,利用者の立場からみた仕事の流れに沿った資料を用意して説明するようにしよう。それから,[ c ]は,システム開発側には重要な事項だが,営業部の人には理解してもらう必要がないので削除しよう。」 T 君 「はい,分かりました。」
解答群
ア 各機能の詳細 イ 機能構成 ウ サポート体制 エ 主要機能の実現方式 オ 新システムの目的と効果
設問1の正解例と解説へ
設問 2 システム説明会素案に関する次の記述中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
S 課長 「全体で半日かかるのはよいとして,休憩前の前半部を管理職と一般の営業員の両方を対象とした時間帯とし,後半部は一般の営業員向けとしよう。前半部だけ出席しても五つのポイントが分かるようにし,後半部はより詳細な説明にしよう。そうすると,前半部には,案内,新システムの目的と効果,基本的な操作方法,[ d ],[ e ]を配置することになるね。」 T 君 「はい,分かりました。」 Q 課長 「次に,それぞれの説明者を決めよう。まず,新システムの目的と効果については導入の意図を明確に表明してもらいたいので,[ f ]に説明してもらうことにしよう。私から頼んでおくよ。」
d,e に関する解答群
ア 各機能の詳細 イ 稼働後の各課での作業 ウ 機能構成 エ サポート体制 オ 主要機能の実現方式
f に関する解答群
ア 営業部長 イ 資材部長 ウ 情報システム部長 エ 総務部長
設問2の正解例と解説へ
設問 3 説明の仕方に関する次の記述中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
S 課長 「新システムを積極的に使おうとする人や,自分の仕事のやり方に保守的な人など,出席者の取組姿勢を考慮した説明の仕方が必要だ。今回は各出席者の取組姿勢の違いがほぼ分かっているので,より積極的になってもらえるように説明の仕方にメリハリをつけよう。各項目の説明の中で,積極的な人への[ g ]の説明や,保守的な人への[ h ]の説明をうまく組み合わせ,両方によく理解してもらい,動機付けをすることが必要だ。」 Q 課長 「では,今日の指摘を踏まえて T 君の素案を改良して,新しい説明会案を作成してください。」 R 君 「分かりました。」 T 君 「分かりました。」
解答群
ア 開発に要した期間や費用
イ 簡単な利用方法で得られる効果
ウ コンピュータ構成やネットワーク構成
エ より高度で効果的な利用方法
設問3の正解例と解説へ
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