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初級シスアド 平成15年度春期試験 問題(午後問7)


 
問7 部品調達計画に関する次の記述を読んで,設問1,2に答えよ。
 
 組立品メーカK社の製造企画部では,製品ごとの部品構成図に基づく部品展開表と製品の月別製造計画から,部品の月別調達計画を表計算ソフトを用いて作成している。
 
〔部品構成図と部品展開表の説明〕
(1)  部品構成図は,製品及び製品を構成する部品を上位から下位に階層的に表し,下位の部品を使って上位の部品や製品を組み立てるという関係を表している。図1〜3中のボックスは部品や製品を表し,ボックス内に品名を記す。ボックスの左上には,上位の部品や製品を1個組み立てるために必要なその部品の個数を示している。図1の例では,製品Xを1個組み立てるために,部品Bu1が2個と部品Bu2が3個必要であり,部品Bu1を1個組み立てるために,部品Bu1-1が2個と部品Bu1-2が5個必要であることを表している。
(2)  部品展開表は,製品1個を製造するために必要な最下位の部品の個数(以下,部品展開数という)を示す。図1の部品構成図から作成される部品展開表(表1)は,製品Xを1個組み立てるために,部品Bu1-1が4個,部品Bu1-2が10個,そして部品Bu2が3個必要であることを示している。
 
平成15年度春期 午後問7 図1と表1
 
 製品G,Hの部品構成図を,それぞれ図2,3に示す。
 
〔製品G,Hの部品構成図の説明〕
(1)  製品G,Hは,標準部品(Hy)とオプション部品(Op)から構成される。
(2)  標準部品は,製品を製造するために必ず使用される部品である。
(3)  オプション部品は,製品購入時点で,購入者がそれぞれについて,購入するか否かを選択できる部品である。購入者が選択する確率(以下,予測確率という)をボックスの下に示す。
 
平成15年度春期 午後問7 図2と図3
 
 製品G,Hの月別製造計画を表2に示す。図2,3と表2を基に,各部品の月別調達計画を作成することにした。
 
表2 製品G,Hの月別製造計画
  4月 5月 6月 7月 8月 9月
製品G 85 60 75 90 130 70
製品H 125 110 130 120 90 150
 

 
設問1 表2の月別製造計画から毎月の各部品の必要数である部品別要求数量を求めるために,製品G,Hの部品展開表を含む図4のワークシートを作成した。このワークシートに関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
平成15年度春期 午後問7 図4
 
(作成したワークシートの説明)
1)  製品G,Hの部品展開表を作成し,[ a ]をセルB3〜C10に入力した。オプション部品については,部品の個数に[ b ]を乗じた数値を入力した。例えば,セルB9,C9に入力された数値は,それぞれ[ c ],[ d ]である。
2)  製品G,Hの月別製造計画(表2)の数値をセルB13〜G14に入力した。
3)  部品展開表と月別製造計画から部品別要求数量を求める計算式[ e ]をセルB17に入力し,セルB17〜G24に複写した。
4)  オプション部品Op1,Op2の部品別要求数量の算出結果は整数にならない場合もあるので,“切上げ”を行うことにした。しかし,“切上げ”を直接行う適切な関数がないので,関数[ f ]を使う次の計算式
 IF(B23−[ f ](B23)>0,[ f ](B23)+1,B23)
 をセルB27に入力し,セルB27〜G28に複写した。
 
a,bに関する解答群
ア 移動平均 イ 製品数 ウ 相関係数
エ 中央値 オ 標準部品数 カ 部品展開数
キ 部品別要求数量 ク 予測確率  
 
c,dに関する解答群
ア 0.25 イ 0.35 ウ 0.45 エ 0.75
オ 1.05 カ 1.25 キ 1.50 ク 2.25
 
eに関する解答群
ア B3*B13+C3*B14 イ B$3*B$13+C$3*B$14
ウ B$3*B$13+$C3*B$14 エ $B3*B$13+$C3*B$14
オ $B3*$B13+$C3*B$14 カ $B3*$B13+$C3*$B14
 
fに関する解答群
ア 合計    イ 剰余    ウ 整数部    エ 平均
 

設問1の正解例と解説へ
 
設問2 K社では販売促進キャンペーンを行うことになった。製造企画部ではキャンペーン結果を予測し,製品G,Hの製造計画を変更し,部品Op1,Op2の月別要求数量を表3のように修正した。今回の部品Op1,Op2の月別調達計画作成に当たり,欠品を防ぐための安全在庫を考慮することにした。さらに,輸送コスト削減のため,トラック1台当たりに積載可能な最大部品個数(以下,運搬サイズという)を考慮した調達計画を検討することにした。
 安全在庫数量を考慮し,運搬サイズを考慮しない場合と考慮する場合の部品Op1,Op2の月別調達計画を比較するため,図5のワークシートを作成した。
 月別調達計画作成方法及びワークシートに関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
表3 修正後の部品Op1,Op2の月別要求数量
部品 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
Op1 330 388 323 387 806 948 774 400
Op2 88 91 70 85 208 204 227 150
 
(安全在庫数量と運搬サイズに関する説明)
1)  安全在庫数量
 部品Op1の安全在庫数量:当該月の要求数量の10%(小数点以下切捨て)
 部品Op2の安全在庫数量:当該月の要求数量の20%(小数点以下切捨て)
2)  運搬サイズ
 部品Op1の運搬サイズ:200個
 部品Op2の運搬サイズ:100個
 
(月別調達計画の作成方法)
1)  安全在庫数量を考慮した計画調達数量
 当月の月初在庫数量に当月の計画調達数量を加え,当月の要求数量を減じた結果が翌月の安全在庫数量となるように当月の計画調達数量を算出する。調達は,月1回行われ,当月の要求に間に合うタイミングで納入される。
2)  調達数量
 運搬サイズを考慮しない場合,調達数量は当月の計画調達数量と同じとする。運搬サイズを考慮する場合,調達数量は当月の計画調達数量を満足する運搬サイズの最小の倍数とする。
3)  月初在庫数量
 当月の月初在庫数量は,前月の月初在庫数量に[ g ]を加え,[ h ]を減じることによって算出される。
5)  トラック台数
 調達数量に応じて手配するトラックの台数。調達数量が運搬サイズに満たない場合でも,1台手配する。
 
平成15年度春期 午後問7 図5
 
(作成したワークシートの説明)
1)  パラメタ
 部品ごとの安全在庫数量を算出するための比率(以下,安全在庫率という)と運搬サイズをセルB3〜C4に入力した。
2)  部品Op1の調達数量とトラック台数
(i)  運搬サイズを考慮しない場合
 部品Op1の要求数量をセルD8〜K8に入力した。部品Op1の安全在庫数量,計画調達数量,調達数量,月初在庫数量,トラック台数を求める計算式をセルE9〜E13に入力し,それぞれをF〜K列に複写した。
(ii)  運搬サイズを考慮する場合
 部品Op1の要求数量をセルD14〜K14に入力した。部品Op1の安全在庫数量を求める計算式をセルE15に,計画調達数量を求める計算式[ i ]をセルE16に,調達数量を求める計算式[ j ]をセルE17に,月初在庫数量を求める計算式をセルE18に,トラック台数を求める計算式をセルE19に入力し,それぞれをF〜K列に複写した。
3)  部品Op2の調達数量とトラック台数
 部品Op2について,部品Op1と同様の数値と計算式をセルD20〜K31に入力した。
 部品Op2の調達計画の中で,4〜9月に必要なトラック台数は,運搬サイズを考慮しない場合は,運搬サイズを考慮する場合[ k ],その差は[ l ]台である。
 
g,hに関する解答群
ア 前月の安全在庫数量 イ 前月の調達数量 ウ 前月の要求数量
エ 当月の安全在庫数量 オ 当月の調達数量 カ 当月の要求数量
 
iに関する解答群
ア D15+D17−D14 イ D18+D16−E14 ウ D18+D17−D14
エ D18+D17−E14 オ E14+F15−E15 カ E14+F15−E18
キ E14+F18−E18 ク F14+F15−E18  
 
jに関する解答群
 IF(剰余(E16,C3)=0,E16,(剰余(E16/C3)+1)*C3)
 IF(剰余(E16,C3)=0,E16,(整数部(E16/C3)+1)*C3)
 IF(剰余(E16,$C$3)=0,E16,(剰余(E16/$C$3)+1)*$C$3)
 IF(剰余(E16,$C$3)=0,E16,(整数部(E16/$C$3)+1)*$C$3)
 
kに関する解答群
ア より多く        イ より少なく
 
lに関する解答群
ア 1 イ 2 ウ 3 エ 4
オ 5 カ 6 キ 7 ク 8
 

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