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初級シスアド 平成15年度秋期試験 問題(午後問7)
問7 スキー場における施設運営に必要な人員配置計画に関する次の記述を読んで,設問1〜4に答えよ。
Fスキー場は,昨シーズンにICカードを利用したリフト券(以下,リフト券という)を導入した。リフト券は有効期限が設定され,回収漏れを防ぐために,発行時に保証金を預かり,回収時に返金する。
昨シーズンのリフト搭乗に関するデータは,サーバに蓄積してある。このデータを基に,今シーズンは昨シーズンと同様の入場者数を見込んで,週末(土曜日,日曜日)の施設運営に必要な人員配置計画を検討することにした。
Fスキー場は,図1のように八つのゲレンデから構成されていて,中速リフト,高速リフト,ゴンドラリフトの3種類のリフトが合計9基(表1)と,I,II,IIIの三つのレストハウスがある。中速リフト2-1,2-2,高速リフト1-1,1-2,高速リフト2-1,2-2は,それぞれ隣り合って併設されている(以下,併設されたリフトnのうち,n-1を1基目,n-2を2基目という)。
昨シーズンの週末における,時間帯別のリフト券保持者数とリフトの搭乗人数(以下,搭乗人数という),リフト券保持者のリフト搭乗頻度(以下,保持者搭乗頻度という)の平均値とそのグラフを,図2に示す。
今シーズンは,混雑時でもリフト待ちを少なくするために,昨シーズンの搭乗人数に2割の余裕をもたせたリフトの運搬能力を確保することにし,昨シーズンの搭乗人数×1.2を計画搭乗人数として図2に加えた。
今シーズンのリフト運行について,次の方針を定めた。
〔リフト運行方針〕
(1) 稼働リフト数の目標
時間帯別の計画搭乗人数を運搬するために,最低限必要なリフトだけを稼働させる。(2) リフト稼働優先順位
【1】 ゴンドラリフトを,最優先で稼働させる。 【2】 カバーするゲレンデの多いリフトから順に稼働させる。それが同じ場合は,架設している位置がより低いリフトから稼働させる。さらに同じ高さの場合は,図1のゲレンデに向かって左側のリフトから順に稼働させる。 【3】 併設されたリフトの2基目の稼働は,併設されていないリフト及び併設されたリフトの1基目をすべて稼働させてから行う。 (3) リフト停止条件と優先順位
【1】 稼働リフト数の目標を満たし,かつ稼働優先順位の低いリフトから停止する。 【2】 昼食時の一時的な搭乗人数の減少によって停止対象となっても,その後に搭乗人数が増加することで再稼働させる必要がある場合は,併設されたリフトの2基目だけ停止する。
設問1 図2の情報から判断できる内容として,不適切なものを解答群の中から選べ。
解答群
ア 10:30〜11:30の時間帯は,直前の時間帯に比較して保持者搭乗頻度は減少しているが,搭乗人数は増加している。 イ 13:30〜14:30の時間帯は,直前の時間帯に比較してリフト券保持者数は減少しているが,搭乗人数は増加している。 ウ 搭乗人数は,14:30〜15:30の時間帯が最も多く,15:30〜16:30の時間帯が最も少ない。 エ リフト券保持者数の最も多い時間帯と,保持者搭乗頻度の最も低い時間帯は同じである。 オ リフト券保持者数は8:30〜9:30の時間帯が最も少なく,保持者搭乗頻度は12:30〜13:30の時間帯が最も低い。
設問1の正解例へ
設問2 表1,図2の情報とリフト運行方針から,週末の時間帯別リフト人員配置計画(表2)を作成した。表2中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
設問2の正解例と解説へ
設問3 I,II,IIIのレストハウスは,表3のルールに従って人員配置を行う。図2の情報を用いて,レストハウスの運営に必要な人員配置について検討した。この配置に関する次の記述中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
表3に示す各レストハウスの人員配置は,収容可能人数に対する利用者の人数(以下,利用人数という)の割合である稼働率によって決めることにした。同一時間帯において営業しているレストハウスは,いずれも稼働率が同じであるとして計画を立案した。11:30〜14:30はすべてのレストハウスを営業する。
ゲレンデでスキーをしている人の平均的なリフト搭乗頻度(以下,滑走者搭乗頻度という)を4.5回/時間とし,スキーをしていないリフト券保持者はすべて,レストハウスを利用していると想定する。この想定から,式[ c ]によって利用人数を推測できる。この式を使って,図2の情報から時間帯別の利用人数を予測し,レストハウスの人員配置を表4のように決定した。
表3 レストハウス運営に必要な人員配置ルール 単位 人
レストハウス
収容可能
人数稼働率に対応する人員配置 20%未満 20%以上,
50%未満50%以上,
80%未満80%以上 I 400 4 5 6 7 II 1,000 8 10 12 14 III 400 4 5 6 7
注 −が記入されている時間帯は,該当するレストハウスは営業しないことを示す。
表4 時間帯別の予測利用人数と各レストハウスの人員配置 単位 人 時間帯 8:30
〜9:309:30
〜10:3010:30
〜11:3011:30
〜12:3012:30
〜13:3013:30
〜14:3014:30
〜15:3015:30
〜16:30利用人数 66 55 260 855 1,494 1,066 72 361 レストハウスI 4 4 6 5 [ d ] 4 7 レストハウスII − − − 10 [ e ] − − レストハウスIII − − − 5 − −
網掛けの部分は表示していない。
cに関する解答群
ア 搭乗人数−リフト券保持者数×4.5 イ 搭乗人数/4.5−リフト券保持者数 ウ リフト券保持者数−搭乗人数/4.5 エ リフト券保持者数×4.5−搭乗人数
d,eに関する解答群
ア 4 イ 5 ウ 6 エ 7 オ 8 カ 10 キ 12 ク 14
設問3の正解例へ
設問4 搭乗人数の統計情報を更に詳しく調べ,天候の影響を考慮した施設運営の人員配置計画も検討した。この計画に関する次の記述中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
当日の天気が晴れの場合は,各時間帯のリフト券保持者数が平均より1割増加し,保持者搭乗頻度は平均より0.5回増加していた。このことから,晴れの場合の計画搭乗人数は,式[ f ]で計算できる。
悪天候の場合は,各時間帯のリフト券保持者数は平均より2割減少し,保持者搭乗頻度は平均より1回減少していたので搭乗人数は,式[ g ]で計算できる。また,悪天候のときは滑走者搭乗頻度が4回/時間だったので,各時間帯の レストハウスの利用人数は式[ h ]で計算できる。
fに関する解答群
ア 搭乗人数×1.1×(保持者搭乗頻度+0.5) イ 搭乗人数×1.1×(保持者搭乗頻度+0.5)×1.2 ウ リフト券保持者数×1.1×(保持者搭乗頻度+0.5) エ リフト券保持者数×1.1×(保持者搭乗頻度+0.5)×1.2 オ リフト券保持者数×1.1×(保持者搭乗頻度×1.5)×1.2
gに関する解答群
ア 搭乗人数×0.8×(保持者搭乗頻度−1) イ 搭乗人数×0.8×(保持者搭乗頻度−1)×1.2 ウ リフト券保持者数×0.8×(保持者搭乗頻度−1) エ リフト券保持者数×0.8×(保持者搭乗頻度−1)×1.2 オ リフト券保持者数×0.8×(保持者搭乗頻度×0.9)×1.2
hに関する解答群
ア 搭乗人数/4−リフト券保持者数×0.8 イ 搭乗人数/4−リフト券保持者数×(保持者搭乗頻度−1) ウ リフト券保持者数×0.8−搭乗人数/4 エ リフト券保持者数×0.8×(1−(保持者搭乗頻度−1)/4) オ リフト券保持者数×0.8×(1−(保持者搭乗頻度−1)/4)×1.2
設問4の正解例へ
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