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初級シスアド 平成16年度秋期試験 問題(午後問6)


 
問6 顧客データの分析に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。
 
 S社は,大手の旅行代理店である。S社の営業部では,収入が比較的高く,旅行に行く機会も多いと思われる中高年層を対象に,年齢別の旅行者数の動向を調査することになった。そこで,営業部のU氏は,部下のT君に,自社における過去数年分の旅行者数の推移を分析するように指示した。
 
 T君は,旅行者数の変化の傾向を分析するために,2年ごとの年齢別の旅行者数のデータ(以下,旅行者数データという)を用いることにした。表1に,T君が用意した旅行者数データを示す。
 
表1 旅行者数データ
年齢(歳) 1995年度(人) 1997年度(人) 1999年度(人) 2001年度(人) 2003年度(人)
45 115 119 123 126 130
46 150 127 125 131 135
47 160 150 130 133 138
48 155 172 140 135 140
49 129 180 155 137 142
50 120 174 195 142 150
51 115 145 205 160 155
52 118 135 190 210 162
53 119 133 170 221 190
54 118 132 160 213 230
55 122 130 150 170 240
56 120 131 145 156 235
57 118 125 140 150 165
58 120 130 139 143 155
59 130 155 160 165 170
60 148 170 188 198 210
61 140 165 170 175 180
62 120 145 150 165 170
63 110 130 140 145 150
64 105 115 123 127 130
65 102 105 110 113 120
合計 2,634 2,968 3,208 3,315 3,497
 

 
設問1 表1中の1995年度と2003年度の旅行者数データから読み取れる事項に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
T君 「用意した旅行者数データのうち,最も古い1995年度と,最も新しい2003年度の旅行者数データから分かることは,次のとおりです。」
 
(1)  1995年度に旅行者数が最も多かったのは,[  a  ]歳である。
(2)  2003年度に旅行者数が最も多かったのは,[  b  ]歳である。
(3)  上記(1),(2)から,旅行者数が最も多い年齢は,[  c  ]ことが分かる。
 
U氏 「単一年度ごとの旅行者数データから判断できることはT君の言うとおりだが,これだけでは,旅行者数の最も多い年齢が[  c  ]ことの要因が分かりにくい。旅行者数データを複数年度にわたって分析してみよう。」
 
a,bに関する解答群
ア 46    イ 47    ウ 48    エ 49    オ 50
カ 51    キ 52    ク 53    ケ 54    コ 55
 
cに関する解答群
 年度にかかわらず一定している
 年度によって変化している
 

設問1の正解へ
 
設問2 複数年度の旅行者数データから読み取れる事項に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
U氏 「旅行者数の増減には,様々な要因が影響していると考えられる。今回の分析では,それらの要因を,次の三つに分類して考えてみよう。」
(1)  年齢要因
 年齢の違いによるもの。特定の年齢に共通した特徴が表れる。
(2)  世代要因
 出生年代(世代)の違いによるもの。特定の出生年の世代に共通した特徴が表れる。
(3)  時代要因
 年齢や世代にかかわらず,ある期間(時代)に特徴的な出来事によるもの。
 
U氏 「表1を基に折れ線グラフを作成して,複数年度の旅行者数データから分かることと,そのことが三つの要因のどれに関連しているのかを整理してみてくれ。」
T君 「表1の旅行者数データから,図に示す旅行者数データの折れ線グラフを作成しました。図の折れ線グラフは,旅行者数が最も多い年齢を中心とした山型の部分(以下,旅行者数の第一のピークという)と,それとは別の山型の部分(以下,旅行者数の第二のピークという)に分かれています。」
 
図 旅行者数データの折れ線グラフ
 
T君 「旅行者数の第一,第二のピークについて,図から分かることは,次のとおりです。」
(1)  旅行者数の第一のピークについて,設問1で報告した内容が,より明確になっている。
(2)  上記(1)は,収入の増加なども影響しているが,主に[  d  ]によるものと考えられる。
(3)  上記(2)は,旅行者数データの第一のピークが,表1中を[  e  ]に移動していることからも把握できる。
(4)  旅行者数の第二のピークが現れる年齢は,[  f  ]。
(5)  上記(4)は,主に[  g  ]によるものと考えられる。
(6)  上記(5)は,旅行者数データの第二のピークが,表1中を[  h  ]に移動していることからも把握できる。
 
U氏 「二つの要因との関係がよく分析できたね。図のような折れ線グラフを利用して分析すると,旅行者数データの増減する要因が把握しやすい。次に,2005年度の旅行者数を試算してみよう。」
 
d,gに関する解答群
ア 時代要因   イ 世代要因   ウ 年齢要因
 
e,hに関する解答群
e,hに関する解答群
 
fに関する解答群
 年度にかかわらず一定である
 年度によってばらばらである
 年度が経過するとともに上がっている
 年度が経過するとともに下がっている
 

設問2の正解へ
 
設問3 2005年度の旅行者数の試算に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 2005年度の旅行者数の試算に当たって,次の増加率1と増加率2を考えることにする。
 
〔増加率1〕
 各年度の旅行者数データを,同一年齢で比較して求める増加率である。
 例えば,2003年度の53歳に対する2005年度の53歳での旅行者数の増加率1を求めるには,1995年度と1997年度の53歳,1997年度と1999年度の53歳,1999年度と2001年度の53歳,及び2001年度と2003年度の53歳での旅行者数の増加率を計算して,それらを平均する。
 
〔増加率2〕
 各年度の旅行者数データを,年度に応じて加齢した年齢で比較して求める増加率である。
 例えば,2003年度の53歳に対する2005年度の55歳での旅行者数の増加率2を求めるには,1995年度の45歳と1997年度の47歳,1997年度の47歳と1999年度の49歳,1999年度の49歳と2001年度の51歳,及び2001年度の51歳と2003年度の53歳での旅行者数の増加率を計算して,それらを平均する。
 表2に,求めた増加率1と増加率2を示す。ここで,表2中の年齢は,2003年度時点の年齢とする。
 
表2 増加率1と増加率2
年齢(歳) 増加率1(%) 増加率2(%)
53 13.9 13.9
54 18.5 11.3
55 19.1 10.7
56 19.5 11.0
57 8.8 6.7
58 6.6 7.0
59 7.2 10.4
60 9.2 16.8
61 6.7 11.0
 
 表2と表1中の2003年度の旅行者数データを用いて,2005年度の旅行者数を試算する。ここで,試算結果については,小数点以下を切り捨てることにする。
(1)  2005年度の旅行者数データにおける第一のピークの人数は,2003年度の第一のピークであった年齢の旅行者数を基に,[  i  ]を利用して試算すると,[  j  ]人である。
(2)  2005年度の旅行者数データにおける第二のピークの人数は,2003年度の第二のピークであった年齢の旅行者数を基に,[  k  ]を利用して試算すると,[  l  ]人である。
 
i,kに関する解答群
ア 増加率1    イ 増加率2
 
j,lに関する解答群
ア 176   イ 229   ウ 245   エ 265   オ 285
 

設問3の正解へ
 
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