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初級シスアド 平成17年度秋期試験 問題(午後問3)


 
問3 認定試験の合格者の管理に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。
 
 D社では,社外に向けて,自社の製品を取り扱う技術に関する認定試験を行っている。認定試験及び認定試験に合格して認定を受けた人(以下,被認定者という)の管理の概要は,次のとおりである。
 
〔認定試験及び被認定者の管理の概要〕
(1)  認定試験は,D社の製品を取り扱う技術のレベルに応じて,3級,2級,1級が設定されており,最初に最下位の3級の認定を受けてから,2級,1級の順に昇級していかなければならない。
(2)  被認定者には,合格した級に応じて,認定証が発行される。
(3)  認定試験は,毎月初旬に実施され,その月の中旬までに合否が発表される。被認定者の登録及び認定証の発行は,試験が実施された月の末日までに行われる。
(4)  認定試験の合格者が認定を受ける日(以下,認定日という)は認定の登録日とし,認定の有効期間は認定日から2年間とする。
(5)  認定の有効期間が満了する日を,認定満了日とする。認定の有効期間の満了に伴って更新を行う場合には,認定満了日の5か月前から認定満了日までの間に,再度,認定試験に合格する必要がある。更新されたときの新たな認定の有効期間は,更新前の認定満了日の翌日から2年間とする。
(6)  被認定者は,認定の有効期間を更新するための認定試験と,昇級のための認定試験を,同じ月に受けることはできない。
(7)  認定試験の不合格者の管理は行っていない。
 
 このたび,被認定者の管理を行っていた担当者が異動になったので,同じ部署のEさんが管理を引き継ぐことになった。前担当者は,図1に示す表計算ソフトのワークシートを,被認定者の管理に使っていた。
 
図1 被認定者の管理に使っていたワークシート
 
〔図1の説明〕
(1)  認定された級にかかわらず,被認定者のデータは,1人1行で,一つのワークシートに記録される。
(2)  認定番号は,6けたの数値で構成されており,最初の1けた目が級を表す数値で,残りの5けたがそれぞれの級の登録順を示す数値である。例えば,3級に登録された1人目の被認定者の認定番号は,“300001”である。
 

 
設問1 図1のワークシートを使う際に生じる問題に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 これまで,D社では,被認定者が上位の級の認定を受けた場合の登録と,同じ級での認定の有効期間の更新について,ワークシート上で次のように処理を行っていた。
 
登録: 登録済の行の認定番号を,新たに発行する認定番号で入れ替え,認定日及び認定満了日を変更する。
更新: 登録済の行の認定日及び認定満了日を,新しい日付に更新する。
 
 このような方法で登録の処理を行うと,[  a  ]また,更新の処理を行うと,[  b  ]。その結果,[  c  ]という問題が生じる。
 
a,bに関する解答群
 下位の級の認定番号が分からなくなってしまう
 現在認定されている級が分からなくなってしまう
 現在認定されている級の最初の認定日が分からなくなってしまう
 同一人の氏名,住所などの基本情報が複数回登録されてしまう
 
cに関する解答群
 1人の被認定者に同じ郵送物が複数届くことがある
 一度,被認定者となり,その後更新していない人の数が集計できない
 上位の級に合格するまでの期間の平均を求めることができない
 被認定者と連絡をとるときに,誤って別の人に郵送物が届いたり,電話がかかったりすることがある
 

設問1の正解例と解説へ
 
設問2 図1のワークシートのデータをデータベースに移行するための,主キーの検討に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 Eさんは,被認定者の管理をデータベースソフトで行うとともに,図1のワークシートを使った登録及び更新の際に生じる不都合を解消するために,認定の履歴を残すことにした。図2,3に,Eさんが考えたE-R図とデータベースの構造を示す。ここで,図2は,エンティティ被認定者情報と,エンティティ認定情報が,1対多に関連付けられていることを示している。
 
図2 E-R図 図3 データベースの構造
 
 図3中の被認定者番号は,被認定者ごとに固有の番号が割り当てられる。認定番号は,これまで付与した番号の継続性を維持するために,これまでと同じ方法で付与される。有効フラグは,現在有効な認定情報かどうかを識別するために使用される。新しく認定情報レコードが作成されるときには,有効フラグに“1”が設定される。更新又は昇級の場合には,更にそれまで有効であった認定情報レコードの有効フラグに“0”が設定される。認定の有効期間が満了した認定情報レコードの有効フラグには,“0”が設定される。
 Eさんは,被認定者情報表の主キーを[  d  ]とした。また,認定情報表の候補キーには,“[  d  ]と[  e  ]”,“[  d  ]と認定満了日”,“[  f  ]と[  e  ]”,“[  f  ]と認定満了日”の4通りの組合せがあると考え,これらのうちから,主キーを“[  d  ]と[  e  ]”の組合せとした。
 
解答群
ア 級 イ 氏名 ウ 認定番号
エ 認定日 オ 認定満了日 カ 被認定者番号
キ 有効フラグ ク 郵便番号  
 

設問2の正解例と解説へ
 
設問3 データベースに作成されるレコードに関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 ある被認定者が,表に示す例のように認定を受けていたとすると,2010年4月1日時点では,この被認定者の被認定者情報レコードは[  g  ]個存在することになる。また,認定情報レコードは[  h  ]個存在し,認定日が[  i  ]であるレコードの有効フラグだけに“1”が設定されることになる。
 
表 認定の例
認定日 認定内容
2005-01-20 3級合格
2005-03-16 2級合格
2007-03-16 2級合格(更新)
2009-03-16 2級合格(更新)
 
g,hに関する解答群
ア 0   イ 1   ウ 2   エ 3   オ 4   カ 5
 
iに関する解答群
ア 2005-01-20   イ 2005-03-16   ウ 2007-03-16   エ 2009-03-16
 

設問3の正解例と解説へ
 
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