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初級シスアド 平成17年度秋期試験 問題(午後問6)


 
問6 施設予約システムの設計に関する次の記述を読んで,設問1〜4に答えよ。
 
 T市では,市役所の総務課の窓口で行っていた市の施設にある会議室の利用に関する手続を,Webページから行えるようにするために,新たに施設予約システムを導入することになった。
 現在の手続及び施設予約システムの概要は,次のとおりである。
 
〔現在の手続〕
(1)  申込みには,“抽選申込み”と“予約申込み”がある。抽選申込みでは,会議室を利用する前月の所定の期間内に申込みを受け付け,その後,抽選が行われる。“予約申込み”は,抽選が終了した後も空きがある会議室について行うことができる。
(2)  抽選申込みの手順は,次のとおりである。
〔1〕  会議室の利用者が,申込書に,氏名,連絡先,利用する施設の名称,利用人数及び利用希望日を記入して,総務課に提出する。利用者は,複数の施設や複数の利用希望日の申込書を提出できるが,施設及び利用希望日が重複している申込書は提出できない。
〔2〕  総務課が,申込書を保管する。
〔3〕  申込みを受け付ける期間が終了した後,総務課が,申込書の抽選を行って当選と落選に振り分け,抽選申込みの内容を満たすように,適切に会議室を割り当てる。
〔4〕  総務課が,当選になった申込書に,割り当てられた会議室番号を記入する。申込書に記入されている内容を予約用台帳に記入した後,申込書の原紙を総務課に保管し,コピーを施設と利用者に送付する。
〔5〕  総務課が,落選になった申込書に,落選の旨を記入する。申込書の原紙を総務課に保管し,コピーを利用者に送付する。
(3)  予約申込みの手順は,次のとおりである。
〔1〕  利用者が,総務課に電話をして会議室の予約状況を確認し,空きがある場合には,氏名,連絡先,利用する施設の名称,会議室番号,利用人数及び利用日を連絡する。
〔2〕  総務課が,利用者から電話で連絡された内容を,予約用台帳に記入する。重複した予約申込みが行われることはない。
〔3〕  利用者が,電話で連絡した内容を申込書に記入して,総務課に提出する。
〔4〕  総務課が,申込書に記入されている内容と予約用台帳に記入されていた内容を確認する。申込書の原紙を総務課に保管し,コピーを施設と利用者に送付する。
(4)  利用者が,利用日に,申込書のコピーを施設に提出する。
 
〔施設予約システムの概要〕
(1)  施設予約システムには,抽選申込みを行う“抽選申込登録”,抽選を行う“抽選実施”,予約申込みを行う“予約申込登録”の機能がある。
(2)  施設予約システムのデータベースの構造は,図1のとおりである。ここで,利用者表には,氏名,電子メールアドレスがあらかじめ登録されている。
 
図1 施設予約システムのデータベースの構造
 
(3)  抽選申込登録の機能は,次のとおりである。
〔1〕  施設表を参照して,施設情報を表示する。
〔2〕  現在の手続と同様の所定の期間内に,利用者が入力した抽選に必要な情報(以下,抽選情報という)を抽選表に登録する。
(4)  抽選実施の機能は,次のとおりである。
〔1〕  抽選表と会議室表を参照して,抽選情報を当選と落選に振り分け,会議室を割り当てる。
〔2〕  抽選の結果を抽選表に登録し,当選になった抽選情報と施設予約システムが割り当てた会議室番号を,予約表に登録する。
〔3〕  抽選情報,抽選結果及び会議室番号を記載した電子メールを利用者に送付する。
(5)  予約申込登録の機能は,次のとおりである。
〔1〕  予約表,施設表及び会議室表を参照して,空室の情報を表示する。
〔2〕  利用者が入力した会議室番号及び予約に必要な情報(以下,予約情報という)を,予約表に登録する。
〔3〕  予約情報を記載した電子メールを利用者に送付する。
 

 
設問1 利用者及び総務課が行っていた現在の手続のうち,施設予約システムの機能を利用するように変更される手順に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
〔利用者が行っていた現在の手続の変更点〕
(1)  [  a  ]の手順は,抽選申込登録の機能を利用するように変更される。
(2)  [  a  ]と[  b  ]の手順は,予約申込登録の機能を利用するように変更される。
 
〔総務課が行っていた現在の手続の変更点〕
(1)  申込書のコピーを利用者へ送付する手順は,抽選実施,予約申込登録の[  c  ]機能に変更される。
(2)  申込書の内容を予約用台帳へ記入する手順は,抽選実施,予約申込登録の[  d  ]機能に変更される。
 
a,bに関する解答群
ア 電話による予約内容の連絡 イ 申込書の記入と総務課への提出
ウ 申込書の原紙の保管 エ 申込書のコピーの施設への持参
 
c,dに関する解答群
ア 会議室を割り当てる イ データベースに記録する
ウ 電子メールを送付する エ 利用者自身が照会画面を印刷する
 

設問1の正解例と解説へ
 
設問2 施設予約システムのデータベースの構造に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
(1)  抽選表は,[  e  ]で,データを一意に特定できる。
(2)  予約表は,[  f  ]で,データを一意に特定できる。
 
解答群
 会議室番号,利用日及び利用者番号
 施設番号,会議室番号及び利用日
 施設番号,会議室番号及び利用希望日
 施設番号,会議室番号及び利用者番号
 施設番号,利用希望日及び利用者番号
 

設問2の正解例と解説へ
 
設問3 施設予約システムに導入される機能を整理するために,図2に示す抽選申込登録,抽選実施及び予約申込登録の機能に関するDFDを作成した。図2中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
図2 抽選申込登録,抽選実施及び予約申込登録の機能に関するDFD
 
g,h,mに関する解答群
ア 抽選実施    イ 抽選申込登録    ウ 予約申込登録
 
i〜lに関する解答群
ア 施設表    イ 抽選表    ウ 予約表    エ 利用者表
 

設問3の正解例と解説へ
 
設問4 施設予約システムに導入される機能のうち,抽選実施の機能の処理の流れに関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 抽選表から抽出した抽選情報が0件でなければ,施設番号,利用希望日の昇順に並べ替えて,抽選処理用の中間ファイル(以下,中間ファイルという)に出力した後,表に示す施設番号,利用希望日ごとの抽選処理に関する決定表を処理する。ここで,表中の処理では,抽選情報を当選と落選に振り分けるために,一時的に保存しておくファイル(以下,一時ファイルという)を使用する。
 
表 施設番号,利用希望日ごとの抽選処理に関する決定表
 
 抽選表と予約表への書込処理では,一時ファイル中の抽選情報を1件ずつ読み込んで,抽選表と予約表に必要な情報を反映させる処理を,未処理の抽選情報がなくなるまで繰り返す。
 
nに関する解答群
 一時ファイル中の抽選情報を1件削除する
 一時ファイル中の抽選情報をすべて削除する
 中間ファイル中の抽選情報を1件削除する
 中間ファイル中の抽選情報をすべて削除する
 
oに関する解答群
oに関する解答群
 

設問4の正解例と解説へ
 
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