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初級シスアド 平成18年度春期試験 問題(午後問5)


 
問5 売上分析に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。
 
 A百貨店のカジュアルファッションのフロア(以下,フロアという)では,3年ごとに各ブランドの売場の配置換えが行われている。最近では,昨年3月末に,売場の配置換えが行われたが,このときは,新規に出店したブランドや閉店になったブランドはなかった。
 各ブランドは,エスカレータ前などの人通りが多い売場(以下,良い売場という)への配置換えを希望している。良い売場に配置換えになる条件は,売上が一定期間伸びていて,かつ,1年間の売上がフロアの平均売上を上回ることである。逆に,奥まった場所などの人通りが少ない売場(以下,悪い売場という)に配置換えになる条件は,売上が一定期間落ちていて,かつ,1年間の売上がフロアの平均売上を下回ることである。どちらの条件にも当てはまらない場合には,配置換えにならない。ただし,配置換えになる条件に当てはまる場合でも,実際には配置換えにならないときもある。
 A百貨店では,昨年3月末の配置換えの売上効果をみるため,各ブランドの売上の分析を行うことにした。図1に,各ブランドの配置換え前後1年間の売上の比較のグラフを示す。ここで,図1で使用している記号の意味は,表1のとおりとする。
 
表1 図1で使用している記号の意味
記号 前年の配置換えの条件の適否と,配置換えの有無
良い売場に配置換えになる条件に当てはまり,実際に配置換えになったブランド
良い売場に配置換えになる条件に当てはまったが,実際には配置換えにならなかったブランド
悪い売場に配置換えになる条件に当てはまり,実際に配置換えになったブランド
悪い売場に配置換えになる条件に当てはまったが,実際には配置換えにならなかったブランド
配置換えの条件に当てはまらなかったブランド
 
図1 各ブランドの配置換え前後1年間の売上の比較
 

 
設問1 図1に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 配置換え前1年間のフロア全体の売上と,配置換え後1年間のフロア全体の売上を比較すると,[  a  ]。また,配置換え前後1年間の売上が伸びたブランドの数と,売上が落ちたブランドの数を比較すると,[  b  ]。
 良い売場に配置換えになる条件に当てはまるブランドの中で,実際に配置換えになったブランドと,配置換えにならなかったブランドを比較すると,配置換え前後1年間の各ブランドの売上は,[  c  ]。良い売場に配置換えになったブランドの中でも,ブランドXは,[  d  ]。
 悪い売場に配置換えになる条件に当てはまるブランドの中で,配置換え前後1年間の売上において,売上が伸びたブランドの数は,[  e  ]であった。このようなブランドは,売上の落込みが止まったと推測できる。悪い売場に配置換えになったブランドの中でも,ブランドYは,[  f  ]。
 
aに関する解答群
 配置換え後1年間の売上の方が落ちていた
 配置換え後1年間の売上の方が伸びていた
 等しいことが分かった
 
bに関する解答群
 売上が落ちたブランドの方が多かった
 売上が伸びたブランドの方が多かった
 等しいことが分かった
 
cに関する解答群
 配置換えになったブランドの方が伸びた
 配置換えになってもならなくても変わらなかった
 配置換えにならなかったブランドの方が伸びた
 
dに関する解答群
 配置換え後の売上が最も伸びた
 配置換え前後1年間の売上が最も低かった
 配置換え前1年間の売上が最も高かった
 唯一,配置換え後のフロアの平均売上を下回った
 唯一,配置換え前よりも売上が落ちた
 
eに関する解答群
ア 0 イ 1 ウ 2 エ 3
オ 4 カ 5 キ 6 ク 7
 
fに関する解答群
 配置換え後1年間の売上が最も高かった
 配置換え後1年間の売上が最も低かった
 配置換え前よりも売上が伸び,配置換え後めフロアの平均売上を上回った
 ほかのブランドと同様,配置換え後の売上が落ちた
 唯一,配置換え前よりも売上が伸びた
 

設問1の正解へ
 
設問2 ブランドXにおける配置換え前後1年間の売上の変化に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 ブランドXの売上を詳細に調べるために,図2に示すブランドXの月別の売上と購入顧客数の推移のグラフを作成した。
 
図2 ブランドXの月別の売上と購入顧客数の推移
 
 図2の売上と購入顧客数から,配置換え前後1年間の月別の購入顧客1人当たりの平均購入金額(以下,客単価という)を比較して,表2のようにまとめた。
 
表2 配置換え前後1年間の月別客単価の比較
 
 1年間の売上が,配置換え前よりも配置換え後の方が低くなる原因としては,次の(1)〜(3)が考えられる。
(1)  客単価は配置換え前よりも高いが,購入顧客数が配置換え前よりも少ない。
(2)  購入顧客数は配置換え前よりも多いが,客単価が配置換え前よりも低い。
(3)  配置換え前よりも購入顧客数が少なく,かつ客単価が低い。
 
 ブランドXの配置換え前後1年間の売上の変化の原因としては,[  h  ]が考えられる。ただし,単月でみてみると,配置換え後の売上が配置換え前の売上を上回っている月もある。これらの月では,ほかの月に比べて配置換え後の購入顧客数が配置換え前の購入顧客数よりも大幅に増えている。
 配置換え後の売上が配置換え前の売上よりも少ない月の購入顧客数は,配置換え後の方が配置換え前よりも[  i  ]。したがって,これらの月の配置換え後の客単価が,配置換え前の客単価と等しければ,配置換え後の売上と配置換え前の売上は[  j  ]と考えられる。
 
gに関する解答群
ア [↑][↑]  イ [↑][↓]   ウ [↓][↑]   エ [↓][↓]
 
hに関する解答群
ア (1)    イ (2)    ウ (3)
 
iに関する解答群
ア 上回っている    イ 下回っている
 
jに関する解答群
 配置換え後の売上の方が落ちた
 配置換え後の売上の方が伸びた
 等しくなった
 

設問2の正解へ
 
設問3 悪い売場に配置換えになったブランドに関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。解答は,重複して選んでもよい。
 
 図1中のブランドYの売上と,悪い売場に配置換えになったブランドI〜IVの売上を比較するために,図3に示す各ブランドの配置換え前後1年間の客単価の比較のグラフを作成した。
 
図3 各ブランドの配置換え前後1年間の客単価の比較
 
 次に,表3に,図3で対象とした各ブランドの購入顧客1人当たりの平均購入商品数と1か月当たりの平均購入顧客数をまとめた。
 
表3 購入顧客1人当たりの平均購入商品数と1か月当たりの平均購入顧客数
    ブランドI ブランドII ブランドIII ブランドIV ブランドY
配置換え前
1年間
1人当たりの平均購入商品数
(着)
1.3 2.1 1.3 1.1 1.2
平均購入顧客数
(人/月)
841 522 701 820 700
配置換え後
1年間
1人当たりの平均購入商品数
(着)
1.3 1.8 1.4 1.2 1.8
平均購入顧客数
(人/月)
800 481 662 788 640
 
 表3中の各ブランドの1か月当たりの平均購入顧客数は落ち込んでいるが,I,II,III,Yの各ブランドでは[  k  ]が伸びている。これは,悪い売場に配置換えになったので,各ブランドが配置換え前に比べて購入顧客数を伸ばすよりも,顧客一人一人の購入金額を伸ばすような販売方法に変えた結果であると考えられる。
 図3及び表3から,ブランド[  l  ]では,顧客の購入商品数の伸びが,売上に貢献していることが分かる。
 ブランドYの配置換え後1年間の売上は,ブランド[  m  ]とほぼ同じであったが,購入顧客1人当たりの平均購入商品数は多かった。また,ブランド[  m  ]の配置換え後1年間の売上は,配置換え前に比べて[  n  ]。それに対して,ブランドYの配置換え後1年間の売上は,ブランド[  m  ]よりも売り上げた商品の単価は[  o  ]が,購入顧客1人当たりの平均購入商品数が配置換え前よりも大幅に上回っていたので,結果として伸びたと考えられる。
 
kに関する解答群
ア 売上    イ 売上数    ウ 客単価    エ 購入顧客数
 
l,mに関する解答群
ア I   イ II   ウ III   エ IV   オ Y
 
n,oに関する解答群
ア 上回っている    イ 変わらない    ウ 下回っている
 

設問3の正解へ
 
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