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初級シスアド 平成19年度秋期試験 問題(午後問4)


 
問4 ネットワークのアクセス制御に関する次の記述を読んで,設問1,2に答えよ。
 
 A社のネットワークの構成は,図のとおりである。インターネットとA社内のネットワーク(以下,社内ネットワークという)は,1台のブロードバンドルータ(以下,ルータという)によって接続されている。A社では,インターネットサービスプロバイダ(以下,ISPという)が提供するSMTPサーバ,POPサーバ及びDNSサーバを利用している。
 また,A社では,Webを使って,顧客向けに自社製品の紹介や自社の案内を行っている。Webサーバには,ISPが提供するレンタルWebサーバ(以下,レンタルWebサーバという)を利用している。レンタルWebサーバ上のコンテンツの登録や編集を行うために.PC10を専用の管理端末(以下,コンテンツ管理端末という)としている。
 
図 A社のネットワークの構成
 
 A社で許可されているインターネットへの通信は,次のものに限られる。
(1)  PC1〜PC10とISPのSMTPサーバとのSMTP通信
(2)  PC1〜PC10とISPのPOPサーバとのPOP3通信
(3)  PC1〜PC10とISPのDNSサーバとのDNS通信
(4)  PC1〜PC10とインターネット上の外部のWebサーバとの,HTTP通信及びHTTPS通信
 
 また,PC1〜PC10では,ISPのSMTPサーバとPOPサーバを介して,社内及び社外との電子メールの送受信が可能である。
 

 
設問1 社内ネットワークの構成や通信経路に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 社内ネットワークでは,サブネットマスクに255.255.255.0を,デフォルトゲートウェイに192.168.100.1を設定している。社内ネットワークのネットワークアドレスは[  a  ],ネットワークアドレス部は[  b  ]ビットである。
 PC1からファイルサーバにアクセスする場合には,あて先から,[  c  ]ことが分かる,。この場合のIPパケットは,あて先に直接送られることになる。また,同様にPC1からインターネット上の外部のWebサーバにアクセスする場合には,あて先から,[  d  ]ことが分かる。この場合のIPパケットは,デフォルトゲートウェイに送られることになる。
 
aに関する解答群
ア 192.0.0.0 イ 192.168.0.0 ウ 192.168.100.0
エ 192.168.100.1 オ 192.168.100.255  
 
bに関する解答群
ア 8   イ 16   ウ 24   エ 32   オ 255
 
c,dに関する解答群
 あて先と発信元のネットワークアドレスが一致する
 あて先と発信元のネットワークアドレスが異なる
 あて先のIPアドレスがクラスBのアドレス体系である
 発信元のIPアドレスが192.168.100.101である
 発信元のIPアドレスがクラスCのアドレス体系である
 

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設問2 ファイアウォールの機能を使ったアクセス制御に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 A社のルータはファイアウォール機能をもち,ルータを通過するすべての通信に対して,発信元,あて先,利用プロトコル及び行きと戻りの区別を用いて,アクセス制御を行う。具体的には,アクセス制御の内容を記述した一覧(以下,アクセス制御リストという)の項目を上から順番に適用して,該当する項目があればその通信が通過することを許可する。
 ルータに設定されたアクセス制御リストは,表1のとおりである。
 
表1 ルータのアクセス制御リスト
番号 発信元 あて先 利用プロトコル 行き/戻り
1 192.168.100.101〜110 ISPのSMTPサーバ SMTP 行き
2 ISPのSMTPサーバ 192.168.100.101〜110 SMTP 戻り
3 192.168.100.101〜110 ISPのPOPサーバ POP3 行き
4 ISPのPOPサーバ 192.168.100.101〜110 POP3 戻り
5 192.168.100.101〜110 ISPのDNSサーバ DNS 行き
6 ISPのDNSサーバ 192.168.100.101〜110 DNS 戻り
7 192.168.100.101〜110 インターネット HTTP 行き
8 インターネット 192.168.100.101〜110 HTTP 戻り
9 192.168.100.101〜110 インターネット HTTPS 行き
10 インターネット 192.168.100.101〜110 HTTPS 戻り
11 1〜10以外はすべて通過禁止
 
 さらに,コンテンツ管理端末であるPC10には,パーソナルファイアウォールが導入されている。パーソナルファイアウォールを導入することで,発信元やあて先にPC10上で稼働する特定のアプリケーションを指定することができる。これによって,意図しないアプリケーションによる通信をあらかじめ禁止するなど,より細かな制限を課すことができる。PC10のパーソナルファイアウォールが有するアクセス制御リストは,表2のとおりであり,例えば,同じHTTP通信であっても,[  e  ]は許可されるが,[  f  ]は,禁止される。
 
表2 PC10のパーソナルファイアウォールのアクセス制御リスト
番号 発信元 あて先 利用プロトコル 行き/戻り
1 PC10の電子メールソフトA すべて SMTP 行き
2 すべて PC10の電子メールソフトA SMTP 戻り
3 PC10の電子メールソフトA すべて POP3 行き
4 すべて PC10の電子メールソフトA POP3 戻り
5 PC10の電子メールソフトA すべて DNS 行き
6 すべて PC10の電子メールソフトA DNS 戻り
7 PC10のWebブラウザB すべて HTTP 行き
8 すべて PC10のWebブラウザB HTTP 戻り
9 PC10のWebブラウザB すべて HTTPS 行き
10 すべて PC10のWebブラウザB HTTPS 戻り
11 PC10のWebブラウザB すべて DNS 行き
12 すべて PC10のWebブラウザB DNS 戻り
13 1〜12以外はすべて通過禁止
 
 また,PC10からインターネットへのアクセスを考えた場合,ルータのアクセス制御とパーソナルファイアウォールのアクセス制御との両方が課せられることになり,セキュリティはより厳しくなる。例えば,[  g  ]と[  h  ]はルータ上では許可されるが,パーソナルファイアウォール上では禁止される。
 
e,fに関する解答群
 PC10のWebブラウザBからの通信
 PC10の電子メールソフトAからの通信
 
g,hに関する解答群
 PC10のWebブラウザBからのHTTP通信
 PC10のWebブラウザBからのSSH通信
 PC10の業務ソフトCからのSMTP通信
 PC10の電子メールソフトAからのHTTPS通信
 PC10のファイル転送ソフトDからのFTP通信
 

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