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初級シスアド 平成19年度秋期試験 問題(午後問5)


 
問5 出張手配システムの開発に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。
 
 T社は,旅行代理店である。現在T社では,個人の旅行者向けに,旅行情報の検索を行える旅行情報システムと,交通機関と宿泊の手配を行える旅行手配システムを提供している。
 このたびT社では,個人の旅行者向けの旅行手配システム(以下,現行システムという)と同様の機能をもち,企業の出張者を対象にした出張手配システム(以下,新システムという)を開発することになった。新システムは,現行システムに変更を加えて,現行システムとは別のシステムとして開発することにした。現行システムの概要及び新システムの要件は,次のとおりである。
 
〔現行システムの概要〕
(1)  個人の旅行者が現行システムを利用する場合には,あらかじめ旅行者の情報として,氏名,連絡先,電子メールアドレスの登録を行う必要がある。
(2)  現行システムには,手配依頼受付,手配結果登録及び請求書発行の三つの処理がある。表に,現行システムの三つの処理の内容を示す。
 
表 現行システムの三つの処理の内容
処理 内容
手配依頼受付  旅行者が,旅行の日程,同行者の情報,交通機関の切符の手配や宿泊の手配に関する情報を登録する。登録した内容は,旅行者に電子メールで送付される。
 なお,同行者については,旅行者と同じ内容で手配が行われる。
手配結果登録  T社の担当者が,手配依頼受付で登録された情報に基づいて手配した交通機関の切符の手配と宿泊先の手配の結果を,現行システムに登録する。登録した内容は,旅行者に電子メールで送付される。
請求書発行  T社の担当者が,手配案件ごとに請求書を発行する。T社が手配した交通機関の切符及び宿泊のクーポン券は,旅行代金の入金を確認した後に,旅行者に引き渡すことになっている。
 
(3)  現行システムのデータベース構造は,図1のとおりである。
 
旅行者表
旅行者番号 氏名 連絡先 電子メールアドレス
 
手配案件表
案件番号 旅行者番号 申込日 日程 旅行代金 手配結果
 
同行者表
案件番号 同行者連番 同行者氏名
 
交通機関手配明細表
交通機関手配番号 案件番号 利用日 列車名,便名 区間 座席指定 枚数
 
宿泊手配明細表
宿泊手配番号 案件番号 宿泊日 宿泊施設 料金 部屋タイプ 食事希望
 
請求表
請求書番号 案件番号 請求日 支払日
注 下線は,主キーを表す。
 
図1 現行システムのデータベース構造
 
〔新システムの要件〕
(1)  複数の企業の国内出張を対象に開発する。
(2)  企業及び従業員の情報は,新システムを利用する企業からあらかじめ入手した情報を登録しておく。
(3)  手配案件を企業ごとに取りまとめた請求書を発行し,企業の担当部署に送付する。
(4)  出張手配の依頼は,出張者自身が行う。
 

 
設問1 T社では,新システムの設計に当たり,まず,現行システムのデータベース構造の変更内容を検討することにした。データベース構造の変更内容に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 現行システムからのデータベース構造の変更内容は,次のとおりである。
(1)  企業の情報を管理するための“企業表”を追加する。企業表は,企業ごとに付与した企業番号を主キーとする。
(2)  既存の“旅行者表”を,企業に所属する従業員の情報を管理するための“従業員表”に変更する。従業員表には,新システムを利用する企業が既に使用している社員番号などの従業員を識別するためのコードを,従業員番号として登録する。
 
 データベース構造の変更内容を基に,図2に新システムのE-R図を,図3に新システムの開発に当たって追加及び変更する表の構造を示す。
 
図2 新システムのE-R図
 
企業表
企業番号 企業名 担当部署 送付先
 
従業員表
[ e ] [ f ] 氏名 連絡先 電子メールアドレス
 
手配案件表
案件番号 企業番号 [ g ] 申込日 日程 旅行代金 手配結果 請求書番号
 
請求表
請求書番号 請求日 支払日
注 下線は,主キーを表す。
 
図3 新システムの開発に当たって追加及び変更する表の構造
 
a,c,dに関する解答群
ア 企業 イ 交通機関手配明細 ウ 宿泊手配明細
エ 従業員 オ 請求 カ 手配案件
キ 同行者    
 
bに関する解答群
ア −   イ →   ウ ←   エ ←→
 
e〜gに関する解答群
ア 案件番号 イ 案件番号 ウ 企業番号
エ 企業番号 オ 従業員番号 カ 従業員番号
 

設問1の正解と解説へ
 
設問2 図4に新システムのDFDを示す。図4中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
図4 新システムのDFD
 
h,k,lに関する解答群
ア 請求書発行 イ 手配依頼受付 ウ 手配結果登録
 
i,jに関する解答群
ア 企業 イ 従業員 ウ 請求
エ 手配案件 オ 同行者  
 

設問2の正解と解説へ
 
設問3 企業では,出張者自身が出張の手配を行えない場合がある。このような出張者に対する利便性を高めるために,出張の手配を出張者以外の従業員が代行できる機能を新システムに追加することになった。機能追加に関する次の記述中の[  ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 代行できる機能の追加に関する要件は,次のとおりである。
(1)  すべての従業員は出張の手配を代行することができる。
(2)  新システムから出張者に送付している情報を代行者にも送付する。
 
 この要件を満たすために必要な変更内容を次のように整理した。
(1)  [  m  ]表に,代行者の従業員番号を登録する属性を追加する。
(2)  [  n  ]で出張者に送付している電子メールを,代行者にも送付するように処理を変更する。
 
mに関する解答群
ア 企業 イ 交通機関手配明細 ウ 宿泊手配明細
エ 従業員 オ 請求 カ 手配案件
キ 同行者    
 
nに関する解答群
 手配依頼受付
 手配依頼受付及び手配結果登録
 手配依頼受付,手配結果登録及び請求書発行
 手配結果登録
 手配結果登録及び請求書発行
 請求書発行
 

設問3の正解と解説へ
 
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