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初級シスアド 平成20年度春期試験 問題(午後問6)
問6 カタログギフトの注文受付管理システムの開発に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。
T社は,お中元やお歳暮用のカタログギフトを店頭販売及び通信販売で取り扱っている。カタログギフトとは,ギフトの贈り主がカタログを贈り,カタログを受け取った人は,カタログに掲載されている商品の中から気に入ったものを選ぶ形式のギフトである。
T社では,社内向けの現行の注文受付管理システム(以下,現行システムという)に変更を加えて,顧客向けの新しい注文受付管理システム(以下,新システムという)を開発することになった。
現行のカタログギフトに関する業務の概要,現行システムの概要及び新システムの要件は次のとおりである。
〔現行のカタログギフトに関する業務の概要〕
(1) カタログを注文する人(以下,カタログ注文者という)は,カタログ注文書にカタログ注文者の氏名と住所,注文するカタログの名称と数量,カタログを受け取る人(以下,カタログ受領者という)の氏名と住所を記入して,T社に送る。 (2) T社は,カタログ注文書の記載内容をカタログ注文受付機能を用いて現行システムに登録する。登録後,注文されたカタログに商品注文カードを同封して,カタログ受領者あてに送る。商品注文カードには,カタログを識別するためのカタログ番号,カタログの注文を識別するためのカタログ注文番号,カタログ注文連番及びカタログ注文者の氏名が印刷されている。 (3) カタログ受領者は,カタログ注文を受け付けた日から7か月以内に,商品注文カードにカタログに掲載されている商品番号及び商品名称を一つ記入して,T社に送る。 (4) T社は,商品注文カードの内容を商品注文受付機能を用いて現行システムに登録する。登録後,注文を受けた商品を手配して,カタログ受領者あてに配送する。 (5) カタログ受領者から商品の配送状況に関する問合せを受けた場合には,T社は,配送状況確認機能を用いて商品の配送状況を確認し,カタログ受領者に回答する。
〔現行システムの概要〕
(1) 現行システムのデータベース構造は,図1のとおりである。1回のカタログ注文でカタログが10冊注文された場合,カタログ注文明細表には10レコード作成され,各レコードのカタログ注文連番には1〜10の連番が登録される。
(2) 現行システムには,カタログ注文受付機能,商品注文受付機能及び配送状況確認機能の三つの機能がある。表1に,現行システムの三つの機能の処理内容を示す。
機能 処理内容 カタログ
注文受付
機能カタログ注文書の記載内容をシステムに登録する。登録時には次の処理を行う。
〔1〕 カタログ表を参照して,カタログ番号を確認 〔2〕 カタログ注文者表に,カタログ注文者の氏名及び住所を登録 〔3〕 カタログ注文表に,カタログ番号,カタログ注文者番号及びカタログ注文数量を登録 〔4〕 カタログ注文明細表に,カタログ受領者の氏名及び住所を登録 商品注文
受付機能商品注文カードの記載内容をシステムに登録する。登録時には次の処理を行う。
〔1〕 カタログ表,カタログ注文者表,カタログ注文表及びカタログ注文明細表を参照して,商品注文カードの内容を確認 〔2〕 カタログ掲載表及び商品表を参照して,注文商品番号を確認 〔3〕 カタログ注文明細表に,注文商品番号を登録 配送状況
確認機能商品注文カードに記載されているカタログ注文番号及びカタログ注文連番を基に,カタログ注文明細表の商品配送状況の照会を行う。
(3) 商品配送状況には,“商品手配中”,“商品配送中”,“商品配送完了”のいずれかが現行システムによって登録されている。
〔新システムの要件〕
(1) 現行システムは,カタログ受領者自身が商品を注文することを前提に設計されている。新システムでは,カタログ受領者からカタログを譲渡された人が商品を注文する場合を考慮して,商品を注文する人(以下,商品注文者という)の情報とカタログ受領者の情報を区別して管理できるようにする。 (2) カタログ注文者が現行システムのカタログ注文受付機能を,商品注文者が現行システムの商品注文受付機能及び配送状況確認機能をインターネット経由で利用できるようにする。商品注文受付機能及び配送状況確認機能では,新たに設けるログインコードで商品注文者を確認して,新システムにログインさせる。ログインコードは事前に所定の方法で付与し,商品注文カードに記載しておく。 (3) 現在のお中元やお歳暮だけでなく,結婚式の引き出物などにもカタログギフトを利用できるようにする。
設問1 T社では,新システムの設計の開始に当たり,まず,データベース構造の変更内容を整理することにした。データベース構造の変更内容に関する次の記述中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。解答は重複して選んでもよい。
データベース構造の変更内容は,次のとおりである。
(1) 現行システムのカタログ注文明細表から,商品の注文内容及び商品の配送先を管理するための項目を分離して,商品注文表とする。商品注文表のレコードは,カタログ注文受付機能で作成する。商品注文表の商品注文者の住所と氏名は,商品注文受付機能で登録する。 (2) 商品注文者を確認するためのログインコードを,商品注文表に追加する。商品注文表のログインコードは,商品注文表のレコード作成時に所定の方法で付与される。 (3) カタログ注文表に,結婚式やお中元などのカタログギフトの贈答目的を管理するためのイベント内容を追加する。
データベース構造の変更内容を基に作成した新システムのE-R図を図2に,新システムの開発に当たって追加又は変更する表の構造を図3に示す。
a,b,e,fに関する解答群
ア カタログ掲載 イ カタログ注文者 ウ カタログ注文明細 エ 商品注文
c,dに関する解答群
ア − イ → ウ ← エ ←→
g,hに関する解答群
ア イベント内容 イ イベント内容 ウ カタログ注文番号 エ カタログ注文番号 オ カタログ注文連番 カ カタログ注文連番
設問1の正解へ
設問2 図4に新システムのDFDを示す。図4中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
i,m,nに関する解答群
ア カタログ注文受付 イ 商品注文受付 ウ 配送状況確認
j〜lに関する解答群
ア カタログ掲載 イ カタログ注文 ウ カタログ注文明細 エ 商品 オ 商品注文
設問2の正解へ
設問3 カタログ注文者に商品の注文状況を連絡するための準備として必要な二つの追加要件について,新システムで対応することになった。追加要件と新システムでの対応内容に関する次の表2中の[ ]に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
追加要件 新システムでの対応内容 指定したカタログ注文番号につい
て,カタログ注文連番,カタログ受領
者氏名,商品注文者氏名及び商品注文
の有無を表示した一覧を作成したい。[ o ]で結合して,追加要件に指定された項目の一覧を作成する。 カタログ注文日から7か月以上経過
しても商品注文が行われていないカタ
ログについて,カタログ注文番号,カ
タログ注文連番の一覧を作成したい。[ p ]を結合して,追加要件に指定された条件に該当するデータの一覧を作成する。
解答群
ア カタログ注文者表とカタログ注文明細表 イ カタログ注文者表と商品注文表 ウ カタログ注文表とカタログ注文者表 エ カタログ注文表とカタログ注文明細表 オ カタログ注文表と商品注文表 カ カタログ注文明細表と商品注文表
設問3の正解へ
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